良雪アリスと別れた次の日、下校しようとしていた私達の前に黒塗りのセンチュリーがまいちゃんと私の目の前に止まった。
センチュリーの前後には、シークレットサービスなのかランドクルーザーが止まっている。
実は『明日一緒にガンプラを買いに行かないか』と誘われて、二つ返事で快諾してしまった。
だが、ここまでとは聞いてない。論外論外!!
センチュリーの助手席のドアが開き、中から白髪のタキシードを着た老人が出てくる。
それは、映画や漫画で見る執事にそっくりだった。
後部座席が開き、中から身長がものすごく低いご令嬢...アリスが出てきた。
私達を見つけると目を輝かせ、萌え袖になったステマの制服で必死に手を振る。
「さ、行こう!」
そう言ってセンチュリーの後部座席を指さした。
私達は注目を一気に集めてしまう。
「あれ...ステマのお金持ちじゃない...?」だの「うちの中学でこんな金持ちなやつは...」だの「これはセンチュリーの良雪家特注モデルじゃないか!」だのヒソヒソと話している。...うん最後のは何?
「ちょっと..!早く乗りなさいな!」
そうアリスに急かされ、断るすべもなくセンチュリーに乗り込む。
高級車というだけあり、木目調が目立つ。
まいちゃんはこの乗り込む間までずっと口が開きっぱなしだった。
「その...さ、何処へ行くのよ?ガンプラなんてこの街でも買えるよ?」
「ガンプラの中でも私が求めるのは
「ま、マスターグレード?!でも僕お金持ってないし第一FAZZなんて売ってないよ」
「お金は私達
「「職権乱用!!」」
私達はちっこいアリスのドヤ顔を見て思わずツッコんだ。
よほどのお嬢様じゃないと言えないセリフに青ざめるしかない。
「は、話を戻すけど...本当にどこへ行くの?」
「東京。」
「「とうきょうッ?!」」
真顔で答えるアリスに私達はもう一度ツッコんでしまった。
東京なんて数時間かかるし家に帰れるかすらわからない。
「今日はやめにしない...?時間だって掛かるでしょ?」
すると助手席に座っていた執事のような人がこちらを向き、静かに答える。
「良雪家特注の超音速旅客機をチャーターしております。マッハ1.7で飛び、20分程度で到着いたします。」
そう言って助手席と運転席の裏に付いているモニターに細長いシルエットの旅客機が映し出される。
えナニソレすご....。
ちょっと前ニュースでやってた超音速旅客機にもう乗れるとか、奇跡以外の何物ではないのでは......?
「だから時間なんて心配しなくてもいいんだ〜」
「ええ...ねえうさぎちゃん、私飛行機乗るの初めてだけどこれでいいの...?」
「さぁ....。私も飛行機乗るの初めてだけどこれは...」
流石にね、と言おうとしたその時、アリスは無い胸を張り、
「コレデイイノダ!」
と、腹巻きを巻いたバカな父親みたいなセリフを高らかに宣言した。
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私達が乗ったセンチュリーは空港に到着し、超音速旅客機に乗って談笑しているうちにあっという間に羽田空港へと着陸した。
そして
東京の景色は車から見ても綺麗で、色とりどりの花が咲き誇ったようだった。
初夏なため、まだそこまで日は傾いていない。
まいちゃんはずっと窓の方向を向いて寝ている。会話はない。
アリスはすぅすぅと寝息を立てていて、車内が静寂に包まれる。
「松原様、起きてらっしゃいましたか。」
その静寂を執事が遮った。
「は、はい。起きてます」
「これから秋葉原へ向かいます。高速道路へ乗りますから、シートベルトの着用をお願いします。」
「わかりました。」
そう言って、もう一度静寂が包む。
あ、勿論言われた後シートベルトは着用しました!
すると、執事は話を続ける。
「.....お嬢様は昔から一人でした。良雪家という圧倒的な権力で辺りの人間を寄せ付けていなかったんです。」
「お嬢様は元々内気な性格でした。しかしお兄様と一緒にいるときだけは幸せそうでした。」
内気な性格には感じられなかった。今まで相当無理していたのだろう。
「過去形ですね...。いったいどうされたのですか?」
すると一気にズン、とした重苦しい空気が漂う。
執事はメガネを外し、レンズを拭いて戻す。
そして一言。
「お兄様は....行方不明なのです。」
こんにちはまたはこんばんは。時々おはようサクナです。
いかがお過ごしでしょうか。
私は少し精神的に蝕まれてるような感覚がします。
色々と疲れています。だから、少しだけお休みをもらいたいです。
少しだけ、キャラクターの話をさせてください。
ここに出てくるキャラクター達は、それぞれ名前にモデルがあります。
これだけ言っておきたかったです。
最近はよく眠れないし、眠れたとしても悪夢を見ます。
本当に少しだけお休みします。申し訳ございません。
復帰は未定です。
以上、サクナでした。