A.O.Zじゃだめなのかっ!!!   作:サクナ

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第三話「ジム・クゥエル、そのに」

急いで私は階段を駆け下りると、そこには夜ご飯の準備をしている母親と父親と兄に出会った。

 

「どうしたんだ急に。」と父。

 

「そんなにご飯が待ち遠しかったの?」と母。

 

「うさちゃん何だ急に俺に会いに来たのか?」と兄。こいつは論外

 

「じ、実は....かくかくしかじかで友達を家に泊めてもいい?」

 

「俺は大歓迎だぜ!男じゃったら骨も残らず殺すけどな!」と兄。大学生のくせに中学生の妹にそんな事言うか?ロリコンか貴様。

 

「急に泊めるのか...?そちらの親御さんはなんと言っているんだ。」

 

「『家は別にいいよ』って言ってたし、多分断ってきてるんじゃないかな?」

 

「そうか....まぁいい。母さん、ご飯を用意してあげなさい。」

 

「了解よ。その子に、降りてきてって言ってあげて。」

 

「んで男の子なん?女の子なん?」

 

バカ兄がこちらを向いて目をキラキラさせている。

 

「女の子だよ。お兄ちゃん」

 

Fooooooooooooooooo!!!

 

「おい、あまり大声を出すんじゃない。」と父。そうだもっと言ってやれ

 

「じゃ、呼んでくるねー。」

 

「「「はいよー」」」

 

私は階段を駆け上がり、引き戸を開ける。すると、顔をぐにゃあと曲げて笑っているまいちゃんがそこにいた。

 

「親の許可取れたから...下降りてきて一緒にご飯食べようよ。」

 

「えっ、ご馳走してくれるの?!」

 

本当に嬉しそうだ。そこまでしてくれるとは思っていなかったらしい。

 

というわけで、私はお客さんを呼ぶ用の椅子を準備して、まいちゃんに降りてもらい、みんなでご飯を食べることになりました。

 

兄はまいちゃんが姿を表した瞬間、『可愛い子ちゃんが来た!』と大声で叫んでお父さんに詰められていました。

 

こんなに美味しいご飯を食べるの久しぶりです!』とも言ってたけど、どういうことだろう?

 

それはさておき、ご飯を食べた後はすぐにガンプラ製作です。

 

とはいっても、もうすることは組み上げるだけです。

 

胸の部分を組んで、頭の部分を組んで....って言っても、大体後はわかりますね。

 

そして...午後9時、とうとう完成しました!!ジム・クゥエルが!!!

 

透き通ったパーツはサングラスではなく、どうやらバイザーと呼ばれるものだったようです。

 

それにしてもこのカッコよさ!すごく見惚れました。まいちゃんも大満足で、エヘヘヘヘとニヤニヤしています。

 

すると、まいちゃんがハッとし、私の服の裾を引っ張る。

 

「待って、うさぎちゃん。なんか忘れてることあるよ。」

 

え?忘れてること?なんだろう.....

 

「武器だよ!武器!あとシールドも!マーキングシールとホイルシール忘れてるよ!!」

 

「えっ、ああ?!」

 

私は急いで箱に入っているランナーを漁り、武器っぽいものとシールドっぽいものを見つける。

 

「もしかして、これ?!」

 

私がそれを指差すと、

 

「そうだよ!!急いで作ろうよ!明日も学校なんだよ!」

 

本当にまいちゃんは焦っている。もちろん私もだが。

 

というわけで、武器とシールドは急いで作りました。なるべく早く、正確に。名前はジム・ライフルと言うそうです。もうそのまんまとか笑っちゃうでしょ。

 

あと、シール類のことですが、お兄ちゃんの部屋からピンセットを借りてきました。その時のお兄ちゃんの顔と言ったら。

 

心底嬉しそうな顔をして『うさちゃんのためならどんなものだって差し出すわい!そこのピンセット持っていけ!』だって....思い出すだけで鳥肌立ってくるわ。

 

とにかく、シールを貼るのも壮絶でした。

 

手がガタガタ震えて、説明書と見比べながら正確な場所に貼れているか、すごく心配しました。

 

マーキングシールは、まいちゃんに進められてウサギのシールを貼りました。とっても可愛いです!

 

出来たあとは、二度切りをしたあとのゲートや、ランナーのプラごみを捨て、箱は綺麗に開いたあと、絵の飾りたい部分を切り取り、トレカスリーブと呼ばれるものに収納します。

 

これだけで、凄く見栄えが良くなるとまいちゃんが言っていました。作ってみた感想としては、とても可愛くてストラップにしたいくらいでした。

 

その後は、まいちゃんが持ってきた『Zガンダム』のDVDと、『もびるすーつばいぶる』を読みながら、楽しい時間を過ごしました。

 

寝るときにまいちゃんは

 

「私は雑魚寝でいいよ。無理言ってもらってるわけだし。」

 

と言っていましたが、ベッドはちょうど私が寝るには少し大きすぎます。

 

というわけで、2人で寝ることになりました。

 

シングルベッドで二人〜♪が脳内に流れてきますが、忘れましょう。

 

とにかく、ジム・クゥエルも完成したことだし、マイちゃんは疲れたのかすぅすぅと眠っています。

 

というわけで、おやすみなさい。

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