急いで私は階段を駆け下りると、そこには夜ご飯の準備をしている母親と父親と兄に出会った。
「どうしたんだ急に。」と父。
「そんなにご飯が待ち遠しかったの?」と母。
「うさちゃん何だ急に俺に会いに来たのか?」と兄。こいつは論外
「じ、実は....かくかくしかじかで友達を家に泊めてもいい?」
「俺は大歓迎だぜ!男じゃったら骨も残らず殺すけどな!」と兄。大学生のくせに中学生の妹にそんな事言うか?ロリコンか貴様。
「急に泊めるのか...?そちらの親御さんはなんと言っているんだ。」
「『家は別にいいよ』って言ってたし、多分断ってきてるんじゃないかな?」
「そうか....まぁいい。母さん、ご飯を用意してあげなさい。」
「了解よ。その子に、降りてきてって言ってあげて。」
「んで男の子なん?女の子なん?」
バカ兄がこちらを向いて目をキラキラさせている。
「女の子だよ。お兄ちゃん」
「Fooooooooooooooooo!!!」
「おい、あまり大声を出すんじゃない。」と父。そうだもっと言ってやれ
「じゃ、呼んでくるねー。」
「「「はいよー」」」
私は階段を駆け上がり、引き戸を開ける。すると、顔をぐにゃあと曲げて笑っているまいちゃんがそこにいた。
「親の許可取れたから...下降りてきて一緒にご飯食べようよ。」
「えっ、ご馳走してくれるの?!」
本当に嬉しそうだ。そこまでしてくれるとは思っていなかったらしい。
というわけで、私はお客さんを呼ぶ用の椅子を準備して、まいちゃんに降りてもらい、みんなでご飯を食べることになりました。
兄はまいちゃんが姿を表した瞬間、『可愛い子ちゃんが来た!』と大声で叫んでお父さんに詰められていました。
『こんなに美味しいご飯を食べるの久しぶりです!』とも言ってたけど、どういうことだろう?
それはさておき、ご飯を食べた後はすぐにガンプラ製作です。
とはいっても、もうすることは組み上げるだけです。
胸の部分を組んで、頭の部分を組んで....って言っても、大体後はわかりますね。
透き通ったパーツはサングラスではなく、どうやらバイザーと呼ばれるものだったようです。
それにしてもこのカッコよさ!すごく見惚れました。まいちゃんも大満足で、エヘヘヘヘとニヤニヤしています。
すると、まいちゃんがハッとし、私の服の裾を引っ張る。
「待って、うさぎちゃん。なんか忘れてることあるよ。」
え?忘れてること?なんだろう.....
「武器だよ!武器!あとシールドも!マーキングシールとホイルシール忘れてるよ!!」
「えっ、ああ?!」
私は急いで箱に入っているランナーを漁り、武器っぽいものとシールドっぽいものを見つける。
「もしかして、これ?!」
私がそれを指差すと、
「そうだよ!!急いで作ろうよ!明日も学校なんだよ!」
本当にまいちゃんは焦っている。もちろん私もだが。
というわけで、武器とシールドは急いで作りました。なるべく早く、正確に。名前はジム・ライフルと言うそうです。もうそのまんまとか笑っちゃうでしょ。
あと、シール類のことですが、お兄ちゃんの部屋からピンセットを借りてきました。その時のお兄ちゃんの顔と言ったら。
心底嬉しそうな顔をして『うさちゃんのためならどんなものだって差し出すわい!そこのピンセット持っていけ!』だって....思い出すだけで鳥肌立ってくるわ。
とにかく、シールを貼るのも壮絶でした。
手がガタガタ震えて、説明書と見比べながら正確な場所に貼れているか、すごく心配しました。
マーキングシールは、まいちゃんに進められてウサギのシールを貼りました。とっても可愛いです!
出来たあとは、二度切りをしたあとのゲートや、ランナーのプラごみを捨て、箱は綺麗に開いたあと、絵の飾りたい部分を切り取り、トレカスリーブと呼ばれるものに収納します。
これだけで、凄く見栄えが良くなるとまいちゃんが言っていました。作ってみた感想としては、とても可愛くてストラップにしたいくらいでした。
その後は、まいちゃんが持ってきた『Zガンダム』のDVDと、『もびるすーつばいぶる』を読みながら、楽しい時間を過ごしました。
寝るときにまいちゃんは
「私は雑魚寝でいいよ。無理言ってもらってるわけだし。」
と言っていましたが、ベッドはちょうど私が寝るには少し大きすぎます。
というわけで、2人で寝ることになりました。
シングルベッドで二人〜♪が脳内に流れてきますが、忘れましょう。
とにかく、ジム・クゥエルも完成したことだし、マイちゃんは疲れたのかすぅすぅと眠っています。
というわけで、おやすみなさい。