こんにちは。松原うさぎです。中学3年をやっています。
まいちゃん(霧島まい)と友だちになって一週間、そしてお泊まり会から4日立ちました。
実はあの後朝起きたら、まいちゃんはいませんでした。何故なのか知りませんが、お父さんやお母さん、お兄ちゃんに聞いてもわからず。
というわけで、昼休みだし、学校でまいちゃんがどの教室にいるかを聞き込みして、本人に聞くしかないか....
まずは、教室の隅で机をくっつけてご飯食べてる知り合いの女子グループに聞いてみよう。
「ねぇ、ちょっといい?」
「「「「「「「ん?どしたんうさちゃん」」」」」」」
完璧にハモってやがる。
「この学校に、霧島さんっている?」
そう聞くと一人が、
「いるよー。3組だね。霧島まいのことでしょ?」
「わかった。ありがとう!」
なんて親切なんだ....涙出てくるって。
「あっ、一つ忠告ね。」
そう、もう一人の女子が言ってきた。なんだろう?
「あの子、全く喋らないからちょっと気を付けてね。しかも何も考えてなさそうだし。」
「付き合い悪いよねー...」
そうか?本当にそうか?店員押し倒して大声で怒鳴ってたのに?絶対嘘だろ。
「う、うん...わかった。」
私は知り合いに聞いたその足で教室を出て、3組の方へ向かう。
もちろん昼休みなため、廊下にも沢山の人が出ている。私は、その合間を縫うように3組の教室に移動する。
実はまいちゃん以外で3組に友達とか知り合いとかあんまりいないんだよな...と思いつつ、3組の教室に着きました。
私はドアを開けて
「すみませーん!霧島さんはいますかー?」
と呼びかけてみた。しかし返事をする様子がない
うーん...ここは踏み絵式であぶり出してみるしかないか...。実は泊まった後まいちゃんは『もびるすーつばいぶる』を置いて行っていました。
私は家に帰っても課題が終わると暇なので、その雑誌を馬鹿みたいに読みまくったのです。
さ、勉強した成果を今発揮するときだ!
「あ、アッシマーをT3部隊で改修した機体は〜?」
「プロトタイプアッシマーTR-3[キハール]!!!!!!」
教室の真ん中で本を持ったまま立ち上がりこちらを向いている目が隠れた可愛い顔の女子がそこにいる。ん?なんか左目ケガしてない?
というか、辺りがシン....と静まっていて恥ずかしさとかそれどころじゃないんですが....
まいちゃんは真ん中で徐々に顔が茹でダコのように赤くなる。
罪悪感半端ないな....どうやら本当にシャイだったらしい
「ちょっとこっちへ....」と手招きしてみる。すると、まいちゃんはスタスタとこっちへ歩み寄る。
「どっどどどうしたの....うさぎちゃん...」
「なんであの日朝居なかったの?!皆心配したんだよ!」
しまった。大きい声を出してしまった。
「あ、あうう....その、ごめん!!」
本当に申し訳なさそうだ。
辺りは小声で『うそ....松原さんと霧島さんが話してる....』だの『初めて聞いたな...霧島さんの声...』だの『これは神の天罰だ!天変地異が起こる...!!』だのといった声が....うん最後のは何?
「実は...家に忘れ物してきちゃって...深夜しか外に出れなくて...!!」
「夜に女の子一人で出歩いたら危ないよ!
「あはは...大丈夫だよ...心配かけてごめんね....」
「反省してるならいいんだよ!」
あまりにも不憫だったから、あっさりと許そう。
そして、もう一つ気になっていることを聞いてみた。
「その...左目大丈夫?」
そう、左目に眼帯をしていることだ。
「あっ、これはね、家でちょっとこけちゃって、その時に偶然フルドドのパーツが目に...」
んなそんなピンポイントにあるんだよ!!
「ええっ?!大丈夫?」
「うん...大丈夫....」
その後は今度放課後にまいちゃんの家に行く約束をし、3組を離れました。
いやーホントにシャイだったんだなぁまいちゃんって。
私はその後普通に授業を受け、学校が終わり、靴を履いて校門を出ました。
あっ、そうだ。まいちゃんの家の住所を聞くのを忘れてた!!
すると、丁度いい所でまいちゃんが校門から出てきました。
でも...急に引き止めるのはなぁ....絶対あの子
『今日泊まりに来てくれるんだね!嬉しいよ!』
とか言い出しそうなんだよなぁ....
というわけで、尾行をしていこうと思います。(ストーカーと何ら変わりないことしてるよ私?!)