A.O.Zじゃだめなのかっ!!!   作:サクナ

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第九話「ヘイズル改、そのに」

私は手短にもう一つの足を作ったあと、簡単にお昼ご飯を食べて、今度はスカート部分を作っていきます。

 

ここって、前のスカート部分の黄色いコンソメ(腰部メンテナンスハッチ)がジムクゥエルと違って分けられてないんだぁ....

 

あとでまいちゃんに聞けば何か分かるかもしれないなぁ...!

 

私は少しソワソワしながら、下半身を組み立て、上半身と合体させます。

 

勿論スミ入れを行っています。

 

というわけで、シールドブースターも簡単に組み立てて、

 

HG(ハイグレード) ヘイズル改』完成!!

 

とうとう完成してしまいました...うん。

 

なにも話すことがない....!!!カッコ良すぎるッ...!!!

 

私はいつの間にかニヤケ顔になり、ヘイズル改をまじまじと、舐め回すように見ていました。

 

そしてドアに目を向けると...

 

複雑な顔をしたお兄ちゃんがいました

 

「あ...え...うさちゃん...取込み中だった...かな?」

 

ポリポリと頬を掻くお兄ちゃん。

 

「...........」←戦慄して声が出ないのである。

 

冷たい沈黙。まるで風の○のナ○シカの菌糸の森の静けさ。

 

「ちょっ...ちょちょちょちょっっっっ!!!」

 

顔がどんどん自分でも真っ赤になっていくことが良く分かりました。

 

「俺...部屋のドア開けるぞって言ったんだけどな....聞こえなかった?」

 

「うっっ、うん!!ごめんね!!本当に取り込み中だから後にしてッ!!」

 

私は目一杯の作り笑顔でお兄ちゃんを廊下へ押し出し、ドアを閉めた。

 

「はぁあああああぁぁぁぁ.......」

 

助かったーと内心思いながら、ため息が出る。

 

「それにしても、多分どんな俳優よりもヘイズルちゃんの方がカッコいいなぁ....」

 

ため息が出る。これは心酔のため息なのでさっきのため息とは別物だ。

 

白いボディに、黒のスミ入れが目立つ。ガンダムの顔をしてるけど、これガンダムじゃないんだよね...!

 

確か前作ったジム・クゥエルを改造したのがヘイズル改だったはず...なんだよね?

まいちゃんが言うには小説版は中間くらいに出てくるらしいけど...

 

取り敢えず、二度切りをしたあとの残りを捨てて、箱を切ってトレカスリーブに収納した。

 

綺麗な木の机の上に、白いモビルスーツが浮いて見える。窓から差し込んでくる夕日が、ヘイズル改を更に引き立たせている。黒い壁紙だとさらに引き立つのだろう。

 

すると、玄関のドアが開く音がする。お父さんとお母さんが帰ってきたのだろうか。まいちゃんはどうなったのか...

 

私はドアを開け、一階に降りる。そこには黙ってテレビを見るお父さんと、台所で夕食の準備をするお母さん。それに、左目に眼帯をしているまいちゃんがいた。

 

「どうしたんだ?うさぎ。」とお父さんが問いかける。

 

「なんでまいちゃんがいるの?」

 

そう聞くと、お父さんは淡々と答える。

 

「霧島さんは、しばらくこの家にいることになった。」

 

「よろしくね~!」

 

え?絵?得?柄?画?ゑ?ヱ?江?繪?獲?

 

watasimadaheyanosoujidekitenaisiaasoudadokodenerunndaroumehadousitanokanaDaijyoubunanokanademoissyonikuraseteuresiiyapparinaaaaaaaaaaa?!!??!?!?!??!

 

謎の情報が一気に体を駆け巡る。そして口にした言葉は

 

「くぁwせdrftgyふじこlp?!???!?!?」

 

言 葉 じ ゃ な か っ た 。

 

既に言語化は不可能だった。そして私は倒れ込み、頭を打って気絶してしまった。

 

 

 

 

 

 

 

目が覚めると、そこはソファーの上だった(理◯尽ゲームの本の帯のような言い回し)

 

「だ、大丈夫?ビックリしたよね...ごめんね」

 

「いや、オーバーだった私が悪いの...!」

 

頭の上には氷の袋が置いてある。時刻は午後7時。

 

私はむくりと起き上がると、氷の袋をテレビの前の机に置き、食卓へと向かう。

 

「あら、あんた起きたの?頭は大丈夫?色んな意味で」

 

そう、お母さんが言った。ひっでぇぇぇ.....!!若い見た目でこれを口走ったらアカンやろ...!

 

私の母も父もそこまで年を取ってないように見える。その分まいちゃんに怖がられないといいし、トラウマを再び蘇らせそうで怖い。

 

でも、そんな事は置いておき、眼の前の箸を取った。

 

「「「「「いただきます。」」」」」

 

5つの声が、部屋に響いた。

 

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