魔法科高校の劣等生~4の名を持つエレメント~ 作:ウンニーニョ
今は部活勧誘週間
この期間は部活紹介、勧誘のためCADの携帯が許可される
毎年どうしても勧誘がヒートアップし、いざこざが起こる
そのいざこざにCADが使用されるとケガ人が出てしまう
そのため風紀委員が取り締まる
朔夜は今日、風紀委員の新人紹介を終えた後、見回りにでていた
適当に見回っていると、こちらに向かってくる人影が目に入る
ほのかと雫だ。追いかけられているようで(しかもボードに加速の魔法をつかっている人に)こちらを見た瞬間「助けてぇぇええ」と叫んでいる
見つけてしまったものは仕方がないと、朔夜は左手のアクセサリーに手をやると、瞬時に魔法式を展開し、加速する
ほのかと雫を通り過ぎると、追いかけている二人の女子生徒とすれちがう瞬間、女子生徒の首元を掴む
そして、先ほど加速の魔法と同時に展開し、右腕に封印しておいた魔法を解放する
それによって、女子生徒は首を痛めることもなく朔夜に引っ張られる
搭乗者を失ったボードはそのまま壁のほうへ飛んで行った
朔夜は着地し、女子生徒を下ろすと女子生徒たちに話す
「魔法の不正使用により補導させていただきます。」
女子生徒たちはそれを聞いておろおろと言い訳をはじめる
しかもこの2人の女子生徒バトルボード部のOBらしく、直接はバトルボード部に関係ないらしい
朔夜は溜息をつくと、ほのかと雫にどうしようか? と目線を送る
すると2人は笑い出し、面白かったから入部するといいだした
本人たちで解決できるならばそれでいいか。と朔夜はもう「無茶はしないように。」と言い残しこの場を去る
しばらく見回っているとサイオンの乱れをみつけ、加速を展開しそちらへと移動した
移動した場所は体育館
そこでは達也が先に仲裁に入っていたのだろうか? それとも達也が騒ぎを起こしたのだろうか?。殺気立った部員たちを相手に立ちまわっている
近くにいたエリカに事情を聞くと朔夜は一瞬で達也の横に移動する
「大変そうだな。手伝おうか?」
朔夜は苦笑しながら達也に問いかける
「そうだな。これから大変なことになりそうだしな」
達也は苦笑しながら答える
朔夜はどういうことだ? とはてなを浮かべているが、周りを見ればわかるだろう
いきなり朔夜が現れたことに一瞬周りは固まっていたが、「手伝おうか」その言葉を発したのが二科生だとわかると諦めかけていた目に再び怒りが満ちた
問題を起こした一科生(剣術部らしい)は朔夜と達也に向けて一斉に飛びかかる
魔法を使わず飛びかかってくるので朔夜も魔法で対処することはせずに相手の勢いをつかって対処する
どうやって制圧しようかと考えているところに、騒ぎを聞き駆けつけた克人の声で剣術部の一同は観念したのかおとなしくなった
このあと、朔夜は大変だった。
達也と風紀委員室に先ほどの騒ぎの報告に行った
その道中に達也からは「護衛対象が危険に突っ込んでいくと大変だと思わないか?」と苦笑いで愚痴られる
続いて風紀委員室で報告を済ませ、退室をしようとしたところで階段から真由美が顔を出した
「朔夜くーん、どこに行ってたのかなぁ? 私の補佐って言ってたよねぇ?」
顔は笑顔だが目が笑っていないような…
そして、真由美の補佐として書類の整理をしながら空いた時間で見回りをする
こうして、部活勧誘週間は過ぎていった