魔法科高校の劣等生~4の名を持つエレメント~   作:ウンニーニョ

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まえがき

今回は朔夜の試合。

うまく表現できているでしょうか?

私の表現力が不安です


検証とバトル・ボード

摩利の容態は全治一週間、肋骨が折れてはいたが今の時代魔法でどうにかなる

しかし魔法による治療は瞬時に治るような万能なものではなく、応急処置

定着までに何回もかけなおさなければならない

摩利はまだ意識が戻ってはいなかったが時期に戻るだろうということで真由美が付き添っている

 

廊下を歩きながら朔夜と達也は話しをする

 

「朔夜、さっきの渡辺先輩の足元、不自然に沈んだように見えなかったか?」

 

「悪い、その瞬間はモニターから戻したばかりで見ていなかったんだ。

だけどその跡に精霊の軌跡が見えた。 人為的の可能性が高いけど立証が難しいよな」

 

「事故の映像を検証してみる必要があるだろうな。幹比古と美月に声をかけておく」

 

「それじゃ僕は五十里先輩に声をかけておく」

 

こうして2人は分かれた。

その後、朔夜は真夜と会い少し話をした

真夜も今回の件に人為的なものを疑っているらしい。それに人為的なものであるなら炎藤夏深にも気を付けなさいとのことだ

 

 

閑話休題

 

 

その日の夜、朔夜と達也の部屋にて解析をしている

朔夜と達也、それに五十里啓の確認によりやはり第三者の介入があったと見て間違いない

そこに美月と幹比古がやってきた

呼んだ理由を話すと2人は驚いていたが快く協力してくれた

美月は眼鏡をかけていたため精霊は見えなかったらしいが幹比古の話から精霊を使ってこの事故を仕込むことができるとわかった

達也の予想としてこの件の犯人は大会委員の線が強かったが、立証は難しく次を警戒するしかなかった

朔夜はというと幹比古の話、地脈や地形の話に目を輝かせていた。

 

☆★☆★

 

新人戦、朔夜は予選を難なく通過し、今から決勝へ向かう

これまでの競技女子は優勝準優勝を連発したものの、男子の成績は森崎がスピード・シューティングで準優勝したものの後は予選落ちと思わしくない

 

「男子でも一つくらい優勝を出して弾みをつけたいところですよね」

 

「そうね。でもそんな心配しなくても優勝して笑顔で私に手を振ってくれると思うんだけどな」

 

意気込む朔夜に真由美は笑顔でそんなことを話す

 

「そう言っても注目は七高と三高の選手ですよ・・・

はぁ、わかりました。楽々優勝してみせますよ」

 

朔夜は真由美の笑顔に負け、そう苦笑し入場するため足をすすめた

 

 

客席では三高の5人。将輝、真紅朗、愛梨、栞、沓子が話していた

 

「予選を見ましたけど一高の彼、意気込んでいたわりにはたいした事ありませんでしたね。これはバトル・ボードももらったも同然ですね」

 

「それはどうかな? 予選では手の内を見せないために手を抜いたのかもしれない。」

 

愛梨の言葉に真紅朗が待ったをかける

 

「それもこれからの試合を見ればわかるさ。」

 

これ以上ヒートアップすると収集がつかなくなりそうだったので将輝が落としどころをつける

そこで選手の入場が始まりバトルボードの新人戦男子決勝が始まった

 

 

レースは注目されていた三高、七高の他に朔夜が加わり会場を盛り上げた

レースが動いたのはスタンド前の蛇行ゾーンを抜けて鋭角コーナーに差し掛かったところ

そう先日事故が起きたポイントだ

三高、七高の選手が減速したのに対し朔夜は加速したのだ

客席では少なくない人が目をふさいだだろう

 

しかし事故は起こらなかった

 

朔夜は水流操作で水の傾斜を作りそのままのスピードで斜めに駆け上がると飛び上がり、側転気味に一回転すると何事もなかったかのようにコースに着地。トップスピードを維持したままカーブを通過したことにより2位以下との間に決定的な差をつけ優勝した

 

ゴールした瞬間は加速したときの静けさが嘘のように歓声につつまれた

約束通り笑顔で真由美に手を振って帰ってきた朔夜を無言で真由美がギュッと抱きしめる

 

「真由美さん、周りが見てるんですけど・・・」

 

「別に見られたってかまわないわよ。心配したんだから。」

 

「・・・すみません」

 

本当に心配してくれたのだろう。いつまでも顔を上げてくれない真由美の頭を朔夜はゆっくりと撫でる

周りにいたのは一高の女子生徒の先輩だったため気を利かせて先に言ってくれたようだ

しばらく無言のまま頭を撫でていたが、すっと真由美が朔夜の胸から顔を離し一歩は離れると笑顔で腰に手を当てる

 

「今度からあーいうことするときは心配させないようにちゃんと最初に教えてよね」

 

そういってニッコリと笑う真由美

 

「わかりました。できるだけ心配かけないようにがんばります」

 

そういいながら朔夜はこの笑顔を悲しみで染める事はしないと心に決める

 

「がんばるじゃなくて、わかりましたでしょ」

 

「わかりました」

 

そう言って2人は控え室を後にした

 

 

☆★☆★

 

「あの走り方は彼にしかできないだろうね。将輝、気づきましたか?」

 

「ああ。空中で方向修正のために空気の壁をけってるな。その反動で一回転した。」

 

「それにかなりの技術がなければ曲がるどころかまっすぐ飛び上がり大事故ですわね。認めるしかありませんわ。彼が口だけではなかったと…」

 

真紅朗の質問に将輝が答え愛梨が補足する

そう話しながら三高の面々も会場を後にした

 

 

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