魔法科高校の劣等生~4の名を持つエレメント~   作:ウンニーニョ

23 / 42
まえがき

話の都合上モノリス・コードが4対4になっています。あしからず


モノリス・コード予選

今回の九校戦はトラブルが多いようだ。

 

しかも一高に関係するトラブルが・・・

 

摩利の事故に続き、新人戦のモノリス・コードでも事故が起きた

事故とは言っているものの故意だったのではないかという疑問が付きまとうような事故だった

一高対四高の予選開始直前、フライングをする形で破城槌を発動させたのだ

スタート地点が廃ビルの中だった一高の選手4人には逃げるまもなく崩れた瓦礫が降り注いだ

軍用のプロテクターを装備していたことや、審判が重力魔法で瓦礫のスピードを殺した事で大事にはいたらなかったが全員、全治2週間、3日間はベットの上だそうだ

この出来事で一高は新人戦モノリス・コードを辞退せざるをえないかと思われたが、克人が委員会に掛け合い、異例ではあるが別選手での予選参加を勝ち取ってきたのだ

 

そこで代わりの選手として白羽の矢がたったのが朔夜と達也だった。

家のこともあり渋る2人に対しての克人の言葉はお願いの類ではなく、甘えるな、逃げるな。だった

この言葉は九校戦のことだけではなく、これからの2人の、数字付ではないのに強力な力を持った2人への言葉だったのだろう

その言葉が心に響いた2人はモノリス・コードへの出場を決める。残りの2人は2人が選んでいいとのことだったため、達也と朔夜はレオと幹比古を推薦する

そんなわけでレオと幹比古も召集され、作戦会議も終了した

 

そして新人戦5日目、新人戦モノリス・コード予選は困惑の空気とともに幕が上がった

 

一高の予選、入場する選手に注目するものたちが観客席には大勢いた。三高の5人、将輝、真紅朗、愛梨、栞、沓子も注目していた

 

「出てきたね。彼らが」

 

「そうだね。」

 

「彼の他にも注目している選手がいましたの?それに彼がバトル・ボード以外でも活躍できるなら初めから選手に登録されていたのではなくて?」

 

「あの二丁拳銃スタイルに加えてブレスレット型をしている彼さ。この前ミーティングで話した一高の技術者だよ。彼が選手として出てくるとは思わなかったが・・・

それにモノリス・コードはチーム戦だ。朔夜がメンバーとの相性ではずされていたのだとすればそうとも言い切れないだろう」

 

「同時に3つのデバイスなんて使いこなせるのかな?」

 

「あいつがやることだ伊達や張ったりじゃないだろう」

 

「なんにしてもこの試合を見ればわかりますわ」

 

こうして注目が集まる中、一高の予選が始まった

 

相手は八高、ステージは森林

開始5分も立たないうちに大きく動いた。達也が木々の間を抜け敵側のモノリスまで到達したのだ

途中、八高の選手が達也に向けて魔法を放ったが達也は魔法式が構築される前に術式解体で魔法式を吹き飛ばすとそのまま八高の選手の隣を通り過ぎ、置き去りにするとそのまま追っ手が来る前にモノリスを開けると木々の中へ飛び込んだ

 

「今のは、まさか・・・術式解体」

 

「術式解体だって?」

 

将輝は達也のスピードに関心を持つが、それよりも真紅朗が言った術式解体の言葉に驚きの声を上げる

術式解体は簡単に言えばサイオンの塊を魔法式にぶつけて爆発、破壊する魔法。つまり相手よりも強大なサイオンをぶつけなければならないのだから使う人間のサイオン保有量の高さがわかる

そうしているうちに八高も一高側の本陣までたどり着く

 

ここで、会場を沸かせてのはレオだった

 

分割させる事ができるデバイス(伸ばすの方が正しいかもしれない)を横なぎに振るい相手の足を刈り取る

はじめて見るデバイスと魔法に観客は盛り上がる

レオが足止めしている間に達也はディフェンスの八高の選手を倒し、モノリスにコードを打ち込んだ

 

こうして一高が勝利した。

 

もちろん幹比古や朔夜がなにもしていなかったわけではない。幹比古は精霊を駆使して通信やサポートをしていた

朔夜は・・・周りから見れば何もしていなかった。ただ森に隠れていただけのようにみえただろう

いや、実際たいしたことはなにもしていない達也の作戦上温存されているからだ。

一高がピンチにならない限り相手をひきつけるおとりの役に徹底している。朔夜から攻撃する事はない。

しかしバトル・ボードで優勝しているのだから相手も目を離すわけにもいかない

 

「本当にいいおとり役だな」

 

「そういうな朔夜。出るからには目指すのは優勝だ。簡単にジョーカーを見せる必要もないだろう?」

 

不完全燃焼でむくれる朔夜を達也がなだめている

 

「朔夜はそんなに僕たちが信用できないかい?」

 

「いや、そうじゃないけど・・・」

 

「だったら今は僕たちに任せて。決勝で大暴れしてよ」

 

幹比古の言葉にうまく乗せられ朔夜は決勝までおとりに徹する事を了承した

 

☆★☆★

 

「今の試合どう思う?」

 

「どうもこうもあなた達が注目していた彼のワンマンチームじゃないかしら。ディフェンスのデバイスには驚かされましたが一度見てしまえば対処はできるでしょう。それに彼は特に目立ったところもありませんでしたし」

 

「違うよ一色さん。将輝が聞きたいのは彼の事だろう」

 

将輝の問いにまじめに答えた愛梨の言葉を真紅朗が訂正する。いつの間にか朔夜さんと呼び方が変わっているところはあえてスルーして・・・

 

「そうだ。この試合僕たちならどう攻める?」

 

「術式解体には驚かされたけど跡の内容はいたって平凡、それどころか彼は背後からの攻撃で相手の意識を刈り取るところまではいかなかった。術式解体に警戒していれば作戦の立てようはいくつだってある。朔夜に関しては今のところ保留かな」

 

このあと一高は予選第二試合、準決勝と作戦通り勝ち進み、決勝へと駒を進めるのだった

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。