魔法科高校の劣等生~4の名を持つエレメント~ 作:ウンニーニョ
やっぱり戦闘描写にがてですかね?
いや、そのほかがどうかって聞かれるとなにもいえないですけど笑
決勝戦は今、三つに分かれて戦いが繰り広げられている
一つは達也対将輝。開始直後の朔夜の魔法に気をとられることなく、注目株同士の戦いが繰り広げられる
二つ目はモノリス前、レオ、幹比古対真紅郎。開始後は朔夜の魔法に気をとられた幹比古と真紅郎だったが気を取り直してからは真紅郎の攻めをレオと幹比古が防いでいる形である
三つ目が朔夜と遥人。朔夜も遥人も決勝までピンとくる活躍がなかったため(遥人にいたっては三高の生徒も驚くほどに)注目はされていなかったが今は将輝VS達也以上に注目を集めている
朔夜の魔法を遥人は風を手に纏わせ弾くといった方法で躱しながら近づいていく
風は刃となって朔夜を切り裂こうとする
しかしその手前で朔夜は右足をトンッと踏み込む
すると地面がせり上がり、壁となって刃を防ぐ
その後、朔夜は壁に手をそえる
手をそえた瞬間壁は砕け、砕けた欠片は遥人に向かって三弾銃のように向かっていく
「あぶね・・・えな!!」
遥人はそう言いながら迫りくる欠片ごと風を圧縮し集めるとそのまま乱気流で粉々に砕き宙にまわせる
ここまできて、静まり返っていた観客がその攻防のすごさに一斉に沸いた
その間に別の場所でも動きがあった。それもこの歓声の理由のひとつだ
達也が片膝をつき、将輝が倒れている。達也に軍配が上がったようだが達也ももう動けそうにない
レオと幹比古の方もレオが倒れている。そして幹比古も真紅郎に標準をつけられている
それを見た朔夜は右手を幹比古達の方へ向ける
真紅郎は幹比古に向けて不可視の弾丸を放ったことで勝利を確信した顔をしている
しかし幹比古に不可視の弾丸は当たらなかった
レオの体が突如現れて不可視の弾丸を防ぐ
「レオ! やられていたはずじゃ・・・」
幹比古はそう呼びかけるがレオは気を失ったままだ
レオの体は朔夜が動かしていた
五本の指それぞれから頭、手、足のプロテクターに軸を硬化魔法で固定し、マリオネットのように操ったのである(もちろんレオの頑丈さを信じてのことである)
朔夜の目論見通り先ほどの不可視の弾丸でレオは意識を取り戻し自分の状況に驚く
「痛ってー。 どうなってんだコレ? 体が勝手に動く?」
目線を向けられた幹比古もわからないと固まっている。
その隙に真紅郎は状況が理解できず戸惑いながらももう一度不可視の弾丸を放とうとするがその前にレオの体はひとりでに動きレオ本人でさえも持っていることを忘れていたマントを前に出す
「レオ、防御だ」
朔夜の声にレオはハッと気づき硬化魔法を発動する
するとマントは壁となり真紅郎の攻撃を防ぐとレオの体が自由になった
「レオ、幹比古、行けるか?」
朔夜のこの一言により今までのことが朔夜の仕業だと納得したレオと幹比古は大丈夫だと合図をするのだった
「戦ってる最中に余所見とはずいぶん余裕じゃねえか?」
「待っててくれる君も君だと思うけど?」
「よそに気を取られたお前を倒しても意味がないんだよ」
そう言って遥人はニヤリと口角を吊り上げると遥人の上空に巨大な魔法式が描かれ風を集め始める
遥人のとっておきだろう。そう思った朔夜は自分も試合を終わらせるため自分のとっておきをだすことにする
朔夜の目の前に
闇藤家の固有魔法、封印と解放と朔夜に埋め込まれた
魔法式が消えると同時に朔夜に変化が起きる
朔夜の夜色の髪も黒曜石のような瞳も黄金に輝く。そして、さらに朔夜は魔法式を左右の腕に封印する
双腕開放。右腕固定、
普通はありえない魔法式の重ねがけを朔夜は封印と開放を使い自分の体の中で混ぜ合わせる
そして朔夜の右手に神殺しの雷槍が顕現する
「それがお前のとっておきかよ。俺のとっておきとどっちが上か勝負といこうじゃなねえか」
そう言った遥人の頭上には風が圧縮し、暴風となり、さらには
遥人がその暴風を朔夜に向けて放ったと同時、朔夜も動いた
雷と同化した朔夜は紫電と共に加速し、暴風に向けて雷槍を放つ
雷槍は暴風をものともせずに貫き、遥人を穿った
倒れた遥人は意識はあるものの雷のせいで指一本うごかせない
「俺の負けだ。でも、試合じゃなかったらこうはいかないからな」
そう言って遥人は目を閉じる
朔夜はそれを聞いて苦笑しながらレオと幹比古の方を見る
加勢しようかとも思ったが、あちらもちょうどレオと幹比古の勝利で決着がついたようだ
一高の勝利を知らせるブザーが響き渡る
それを確認した朔夜は
しかし、そこはすでに遥人のすがたはなく草原の草が風に揺られているだけだった
このあと、トイレにて縛られたまま気を失っている三高の西条遥人が見つかり、決勝に出ていた西条遥人が別人だったことがわかる
それを受けて先ほどの決勝を没収試合にするかの協議がおこなわれるが、決勝に出ていた偽者が西条春人本人の実力を上回っていたこと、加えてそれでも一高が勝利したことなどを踏まえ
新人戦モノリス・コード優勝を一高。入れ替わられていたのが決勝だけと断定できることから準優勝を三高とすることが決まった
☆★☆★
「どうだった?楽しかった?お遊戯は?」
少女は少年にたずねる
「見世物としては楽しめただろう?」
ニヤリと笑いながら少年は答える
二人はクスクスと笑いながらどこかへ消えていった
あとがき
レオを操った朔夜ですが小通連の応用みたいな感じです
自在に長さを変えるのを利用して人形師のように操って見せたわけです