魔法科高校の劣等生~4の名を持つエレメント~ 作:ウンニーニョ
満夜の紙飛行機に挟まっていたメモリチップのデータによって九校戦にトラブルを持ち込んでいたのが
データの中には幹部の位置データも入っており解決は簡単だった
とはいっても朔夜は深雪にちょっかいを出されたことで怒っている達也にすべて任せ、独立魔装大隊で処理した
朔夜は達也に事後報告を聞いただけだが炎藤夏深の姿はなかったそうだ
風霧満夜が情報をくれたのだから当然といえば当然だ
閑話休題
昨日の深雪のミラージ・バットで一種目残して一高の総合優勝が決まり
そして九校戦の残りの種目、本戦モノリス・コードも一高が優勝
一高の三年連続総合優勝で九校戦は幕を下ろした
今は後夜祭合同パーティーが開かれている
懇親会では九校戦のことを考えてほかの学校の生徒とかかわらないようにしていた者も今はフレンドリーに交流している
朔夜は九校戦での活躍もありいろんな生徒に囲まれていたが今は一人ポツンと立つ顔見知りに話しかけようとしているところだ
「一色さん、そんな難しい顔をしてどうしたんですか?」
愛梨は朔夜の呼びかけに驚いたように振り向く
「朔夜さん。難しい顔なんてしていませんわ。 ただ、そうですわね。すこし引きずっているのかもしれません。ずっと飛んでいられなかったことを」
「ミラージ・バット綺麗でしたよ。一色さんも。初めてであれだけ飛べたのなら来年はもっと飛べるはずです。がんばってください」
「朔夜さん…」
「朔夜、将輝達が話したいそうだ」
愛梨がなにか言いかけたところで達也に深雪、将輝と真紅朗がやってきた
「君には本当に驚かされたよ。魔法の発動スピードといい見たこともない魔法といい…」
来るなり真紅朗が話し出しいろいろな話をした。魔法以外にも将輝が深雪と達也を兄弟ではないと思っていたことや愛梨が深雪にライバル宣言をしたことなどだ
話しているうちに音楽が流れ出し、ダンスタイムと鳴った
達也にさとされた深雪と将輝がダンスをしに向かった
「あの、朔夜さ…」
愛梨が朔夜に話しかけようとした時、朔夜は歩き出す
「達也、ちょっと行ってくる。真紅朗も一色さんもまた。」
そう言って朔夜は人だかりの中にいる一人の少女に声をかける
「真由美さん、僕と一緒に踊ってくれませんか?」
「ちょっと君、七草さんは僕からも誘われているんだ。ここは僕、五頭和雅に譲りたまえ。七草さんは師補十八家である僕と踊る」
朔夜が真由美を誘うと周りから視線が集中し、その中から五頭というナンバーズが諦めろと言う
それを無視し朔夜は手を伸ばす
「朔夜君、喜んで。 みなさん
そう笑顔で朔夜の手を握り返し二人は中央のダンススペースへ向かった
残された五頭含め男たちは一瞬固まり、
そしてここにも驚く少年少女がいる
「し、司波さん、今のは本当ですの?」
「ああ。」
「すごいじゃないか朔夜。将来は七草家なんだね」
「七草先輩が嫁入りするらしいぞ」
「そうなのかい? でもすごいことにはかわらないよ」
興奮する少年のそばで
「まだ…まだわかりませんわ」
そう言って少女がコブシを強く握っていた
ダンススペースではペアになった少年少女が踊っている
「真由美さん、あんなこと言って…」
「いいじゃない。本当のことなんだし。これで言い寄ってくる人もいなくなるといいなぁ」
そう言って笑いあいながら音楽が終わるまで2人は踊り続けた。
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「あんな楽しそうに踊っちゃって、この幸せを壊して歪む顔が早くみたいですねぇ」
「そのためには少し力を蓄えないとな。俺も今回は力を使いすぎたし、お前も無茶はするな。」
「そんなことは言っても信用させるにはこちらもいろいろしないとですよ。 でもそのおかげでこれも手に入れたことですし結果オーライでしょう」
少女はそういって少年に今回手に入れた物をみせる
「ケッ。俺はあまり気が進まないけどなァ。
「失敗作が成功品を壊すために私たちはどこまでも堕ちると決めたでしょう?」
「わかってるよ。そのためならお前とどこまででも堕ちてやる」
「そういうところ大好きですよ。満夜クン」
「姉貴ずらするな」
「あなたの方が後に生まれたのだから弟ですよ。 手土産もできたことですし次に日本にちょっかいかけそうなのはあそこですね」
そう言って後夜祭会場が見えるビルの上にいた二つの影は風とともに消えた
あとがき
無頭竜戦を楽しみにしていただいた皆様ごめんなさい。朔夜はかかわりませんでした
一緒にいても達也が消して終わりですしね
次回で九校戦編最後ですお楽しみに