魔法科高校の劣等生~4の名を持つエレメント~ 作:ウンニーニョ
轟音が轟いた後、会議室は以外にも落ち着いていた。
さすがは各校の代表と言った所だろうか?
一番慌てていたのがあずさだったのが少し恥ずかしい所だ。
状況の把握、整理をしようと朔夜が呼びかけようとした時、会議室のドアが開き、一人の少女が入って来た。
「朔夜ぁ、楽しんでますかぁ?」
そう言ってニヤリと笑うのは炎藤夏深。
思わぬ人物の登場に朔夜や深雪、真由美など夏深を知っている人物は身構えた。
「何なんだ君は? 今は会議中だ」
四高の生徒会長はそう言って訝しげに夏深に近づく。
その時、四高の生徒会長は後ろから側頭部を蹴られ、倒れてしまう。
蹴り倒したのは同じ四高の生徒だった。
「夏深さんに近づくなよ。」
その場は静まり返ってしまった。
訳がわからないと言うのが本音だろう。
「訳がわかりませんか?」
はじめに話し出したのは夏深だった。
「苦労したんですよ、この舞台を用意するの。 でも朔夜、貴方はブランシュの事で何も学ばなかったんですか? この場でのCADの携帯を許可するなんて。」
そう言って夏深はクツクツと笑う。
この会議を開くのに問題に上がった事だ。
しかし他校を信じなければ始まら無いとあえてCADの携帯を許可したのだ。
しかし今はそれが裏目に出てしまったと言うことだろう
「時間がかかったおかげで私たちの時間も残り少ないですけど貴方を絶望へ導くには十分な時間です。 …これだけの同士を迎えられたのですから。」
夏深の言葉で会議に集まった生徒の内半分以上が夏深の元へ集う。
その中には真紅郎や愛梨の姿もあり、将輝も混乱しているようだ。
「今校舎を破壊したのは花音さんなんですよ。今頃は誰かと殺しあってる頃でしょうか?」
「なんで…」
夏深の言葉に真由美が声を漏らす。
「人の心なんて脆いものです。 怒り、嫉妬、絶望。 心に隙間さえあれば私は心を書き換えられる。 失敗作と言われようと四葉の血を引き、母の力を受け継いだのだから。」
夏深の親と言うのは司波深夜の事だ。彼女は特別な精神干渉系魔法の使い手だった。
その才能を受け継いでいるのならこの情景も頷ける。
「さぁ、パーティを始めましょう。」
夏深のこの言葉で会議室は乱戦へと突入する。
愛梨は朔夜への想いを利用され剣を構え真由美へと襲いかかる。
貴方さへいなければ朔夜君の隣には私がいたかもしれない。
真紅郎は達也へのライバル心を利用された。
一高の生徒を根絶やしにすればそれを止められなかった達也さんよりすごいと言うことです。
自分がしている事のおかしな所にさえ気づかない。
「私たちは外へ行きましょうか。 朔夜」
そう言って外へと出て行く夏深。
朔夜はここに留まろうかと迷いが出たが、真由美がここは任せてとばかりの笑顔に夏深を追って外へ飛び出した。