今後とも楽しみにしていてください。
評価してくださった方々が増えていたので改めてお礼の言葉を述べさせてください
☆10の評価をしてくださった
ただのカタツムリ様 村雨様 ぬめろん@SAN値0様
☆9の評価をしてくださった
アレベラ様 クレン様 鋼のムーンサルト様 T-岡田様
☆8の評価をしてくださった
akira624様
いつも読んでいただきありがとうございます。今後とも「世界は貴方の思い通り」をよろしくお願いいたします。
あと、すみません皆様に謝罪しなければならないことがありまして今回の第二章はめちゃくちゃ短いです!
本当に申し訳ございません!それでも「問題ない」という方はどうぞ!
※1/27タグ追加しました
願い続ける限り必ず届く
パパから聞かされた話がある。
昔、旧都陥落で多くの命を救ったとされる白い狐の神様。
その神様は澄輝坪の何処かで私達を見守っているんだって
私は思い出した。
あの日、パパに拾われる前に海で流された私を助けてくれた狐の神様の事を
『この下水道はラマニアンホロウの地下河川に繋がっているんだ。ホロウは変化するが、水の流れは変わらない…君を海へ連れていってくれる。流れも速いから10分あれば、ホロウを抜けられるはずだ。』
『おじさんは?一緒に来ないの?』
『後から行くよ、すぐ追いつく。しっかり板につかまるんだぞ!』
『うん!』
シリオンのおじさんはそう言って私を逃がしてくれた。
◆
板に捕まっていた私は必死にしがみついていた。
「寒い…寒いよ」
板に捕まっていても下半身が水に浸っていた為、当然寒かった。島に着く前に凍え死んでしまうのではないかと思ったけど
──キュオォォォォォォォォォンッ!!!
突如、獣のような声が聞こえると白い九尾の狐が目の前に現れて狐は口で私を持ち上げて背中に乗せてくれて島まで運んで行ってくれた。
とても暖かった事は覚えている。
目が覚めた時には家のベッドにいて、そこから私はパパに「浮波」の苗字を貰って今に至る。
間違いない、パパが話してくれた「狐の神様」あの時助けてくれた白い九尾の狐だ。
そう思いながら私は今日も学校へ行く準備をする。
ただ、ひとつだけ心残りがある……
私を逃がしてくれたおじさんはどうなったのかな?
◆
はぁっ…!はぁっ…!はぁっ…!」
ライオネルは重傷になりながらも、彼らにバレないように身を潜めていた。
「もはや、これまでか……ッ!」
ポーセルメックスが人体実験を行なっている事を知ったライオネルは何とか証拠を掴もうにも失敗し、身体のあちこちに銃傷ができている。
――――――――――――――――――――――――――
『パパぁ…セイラープー、見つかる?』
『もちろんだアリス。
お前のお気に入りのヘアピンを、なくしたままにはできないだろう』
『ちょうどパパもな、研究所の先生たちに難しいことを聞きたかったんだ。
アリスはおじいちゃんと先に帰ってくれ、パパはヘアピンを見つけたらすぐに帰る。』
『ありがとうパパ!約束なのだわ!セイラープーが見つからなかったら、帰ってきちゃ駄目なのだわ!』
『はっはっは…仰せのとおりに、お姫様。
この騎士ライオネルが、きっとあなたの失われた宝を取り戻してみせましょう。』
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「いたぞッ!」
遂に見つかってしまったライオネル
「アリス……すまないッ…!」
今でも愛する娘は自分の帰りを待っているだろう。自分は最低な父親だ、娘との大切な約束を守れないだなんて
「うわぁッ!?」
「ぐわぁッ!?」
「どわぁッ!?」
引き金を弾こうとするポーセルメックスの人員は吹き飛ばされて気絶した。
「ッ!?あ、貴方は!?」
獣の叫び声と共に現れた白い狐。その姿はライオネルも知っている
「ぎ、ギーツ…!?」
◆
貴方は少し前に助けた女の子から願いを聞き入れここへやってきた。
『お願い…おじさんがまだホロウに』
願いを叶える為、貴方は研究所で女の子を助けてくれたシリオンのおじさんを助けた。
「ありがとうございます…!ギーツ、しかし、何故ここへ?」
──女の子を助けてくれたおじさんがまだホロウにいると聞いた
「ッ!?あ、あの子は無事でしたか!?」
──無事だ。今は身体を休めて眠っているよ
「良かった…」
──今度はアンタの出番だここを出るぞ。
貴方はライオネルに肩を貸すと、手をかざしゲートを創ってホロウの外へ出た。
◆
──そして時は流れ
~適当観~
「本当にパパが傷だらけで帰ってきた時は気が気でなかったのだわ!」
「でも良かったね。ギーツが助けてくれて」
適当観の部屋にてアリス、柚葉、リン、真斗の4人がトークを行なっていた。
「結局、私が無くしたヘアピンは見つからなかったけどパパが本当に無事で良かったのだわ…」
「それで、アリスの親父さんは今どうしてるんだ?」
「傷は完治に近づいてきて、これからリハビリする予定になっているのだわ」
「おぉ~、良かったじゃねぇか!…てか柚葉どうしたんだ?」
話を聞いてた柚葉は鳩が豆鉄砲を食らったような表情をしていたが、
「…ご、ごめんね!柚葉ちょっと御手洗行ってくる!」
「あ、外出て左にあるからね!」
柚葉は即座に外へ走っていった。
「気の所為かしら?」
「ん?何が?」
「柚葉、外へ行く時に泣きそうな顔していたのだけれど」
外へ出て人目のない所で柚葉は
「あ、あれ?涙が止まらないや……
そっか…あの時の願い…届いたんだ…
良がっだぁ…本当に…良がっだぁ……!」
嬉しくも泣き崩れをする柚葉
あの日、研究所から自分を逃がしてくれたおじさんの行方がどうなったか分からなかった。
自分を助けてくれた白い狐の神様に
『お願い…おじさんがまだホロウにいるの。助けて』
そう願うように静かに眠ってしまった。
あれから願いは本当に叶ったのか心配になっていたが、アリスの会話にて父親は無事だと分かった瞬間、泣きそうになり適当観からでてきた。
「ありがとう…狐の神様!」
何処かで見守っているであろうギーツにお礼をい言いつつ、彼女が探していたヘアピンをいつ渡すか迷っていた柚葉であった。