スタンディングデュエル部の軽い説明と十代とTFヒロインの中でも人気の高い雪乃のデュエルになります。原作開始まで後少し。
舞網高校スタンディングデュエル部。舞網高校創立時から続く伝統のある部活であり、歴代の在校生たちの多くがプロデュエリストやカードデザイナー、デュエル講師などデュエルに関する職業で好成績をあげてきた。最近でいえば並み居るプロデュエリストたちの頂点に君臨した決闘王・武藤遊戯、世界でもトップクラスの大企業の社長にして決闘王・武藤遊戯のライバルである海馬瀬人、日本のプロデュエリストとして現在活躍中の城之内克也の3人が上がるだろう。他にもデュエル講師にしてプロデュエリスト並の腕を持つ響みどり、獣族・獣戦士族を中心としたモンスターのイラストを描くインダストリアルイリュージョン社所属のカードデザイナー・野伏犬人など様々な人の名が上がる。
実際に公式大会でも常に好成績を残しているためスタンディングデュエル部は今も尚健在している。しかし3年前、新しい部活として登場したアクションデュエル部の台頭により年々新入部員の加入が少なくなっていた。というのもここ舞網市はアクションデュエルの発祥の地であるためにデュエリストの大半はアクションデュエリストを目指しているためにスタンディングデュエル専門のこの部活にわざわざ入る生徒が少なくなっているからだ。実際アクションデュエル部でもスタンディングデュエルをするためにわざわざスタンディングデュエル部に入部しなくともそちらで学ぶことだってできるのも事実だ。
しかしここ舞網高校アクションデュエル部はまだスタンディングデュエル部のように大会などでめぼしい結果はまだ出せておらず今後の様子に期待といった感じであり、部員は多くともスタンディングデュエル部の部員たちに比べれば多少実力が劣る。なので時折発生する両部でのデュエルでは7:3の割合でスタンディングデュエル部の方が勝率が高い。しかも残り3割に関してはアクションデュエルでの勝負が多かったりする。
それでもアクションデュエル部は結果を残すために日々アクションデュエルの特訓に励んでいるのだが、時折スタンディングデュエル部に対して優位に立とうと今回のように人目を集めるためにわざとスタンディングデュエル部の公開デュエルに合わせて女性モンスターたちをメインとする生徒同士によるアクションデュエルをしたりなどした。なお、後日原副部長のバーンデッキにより実行犯の部員とこれを支持したアクションデュエル部部長は原副部長の怒りが収まるまでサンドバッグにされ真っ白に燃え尽きた姿が発見されたらしいがここでは省略させてもらう。
そんなスタンディングデュエル部であるが本日はデュエルフィールドの点検があるために部活は休みとなっており十代はクラスメイトたちと共にお気に入りのカードショップに来ていた。
「────そういえば明後日ストロング石島がエキシビションマッチをやるらしいわね」
カードショップの休憩スペースで先程購入したカードパックの中身を確認していた十代にクラスメイトである紫色のツインテール美少女──藤原雪乃が話しかけてきた。ストロング石島とはこの舞網市が誇るデュエルチャンピオンであり、『レオ・デュエル・スクール』・・・通称『LDS』のイメージキャラクターを務める正真正銘のプロ決闘者
「あのアクションデュエリストの?相手は誰がするんだ?」
十代は新しいカードたちに目を向けるのを止め、雪乃に顔を向けてストロング石島の相手を誰がするのか尋ねる。雪乃はそれに対して面白そうに対戦相手の名を語る。
「ふふっ。どうやらストロング石島の対戦相手はあの榊遊矢らしいわ」
「それってたしか3年前に失踪したアクションデュエル世界チャンピオン榊遊勝の息子だったよね?」
雪乃が話すストロング石島の対戦相手の名前を聞いてピンク髪の美少女──ツァン・ディレが対戦相手が誰なのか気づきその名前を呟く。
──『榊遊勝』。三年前に突如姿を消した元アクションデュエル世界チャンピオンであり、人を笑顔にすることをモットーにした「エンタメデュエル」の先駆者でもあり、その華麗なデュエルで多くの人々を魅了した。しかし3年前、ストロング石島との対戦直前に突如失踪し、以来行方不明となっている。
それによって『敵前逃亡したデュエリスト』という汚名を着せられ、彼の息子である遊矢は『臆病者の息子』として周囲からいじめられる事になる。しかし、それでもなお根強く残っている多くのファンの間では榊遊勝は今でも偉大なデュエリストとして尊敬されている。
「ストロング石島がどうして榊遊勝の息子である榊遊矢を対戦相手に選んだかは知らないけど、プロとただの学生じゃ厳しいわね」
雪乃はそう厳しく断言する。片やプロという猛者が集う荒波の戦場を勝ち抜きチャンピオンの称号を3年も守ってきた猛者、片やかつての世界チャンピオンの息子といえどまだ学生の身でしかない少年。傍から見れば勝負の結果は見えているとしか言えない。だがアクションデュエルという通常のスタンディングデュエルにはないアクションカードというデュエルに様々な影響を与えるものが存在することによりプロではない榊遊矢にも僅かながらの勝利の可能性を与えるため雪乃も絶対勝てないとは言いきれなかった。
「でもその日は俺も試合があるから見れないんだよな~」
プロのデュエルを生で見れるチャンスだと言うのにその日その時間は十代もまた他校の生徒との試合があるために見に行けないため少し残念そうだ。
「まぁそういう日もあるよね。ストロング石島のデュエルは録画してもらって後で見るしかないわね」
ツァンは残念がる十代に対して苦笑いを浮かべながらそういうしかできなかった。その後は特に何事もなくいつものように手に入れたカードを確認したりデッキに合いそうなカードを探すためにストレージを見たりなどして過ごし、最後に互いの調整したデッキを確認し合おうと十代と雪乃はデュエルすることにした。
「「デュエル!!」」
十代:LP4000
雪乃:LP4000
「先行は俺がいくぜ!俺は【カードガンナー】を召喚!!」
十代の場にキャタピラで動く赤いロボットが現れた。
カードガンナー ☆3 ATK400
カードガンナー
効果モンスター
星3/地属性/機械族/攻 400/守 400
(1):1ターンに1度、自分のデッキの上からカードを3枚まで墓地へ送って発動できる。このカードの攻撃力はターン終了時まで、この効果を発動するために墓地へ送ったカードの数×500アップする。
(2):自分フィールドのこのカードが破壊され墓地へ送られた場合に発動する。自分は1枚ドローする。
「デッキの上からカードを3枚墓地に送って【カードガンナー】の効果発動!ターン終了時までカードガンナーの攻撃力を墓地に送ったカード1枚につき500ポイントアップする!!俺は3枚墓地に送ったから攻撃力を1500ポイントアップ!!」
カードガンナー ATK400→1900
「カードを2枚伏せてターンエンド!ターン終了と同時にカードガンナーの攻撃力は元に戻る」
カードガンナー ATK1900→400
十代:LP4000
手札:2枚
モンスター:カードガンナー(攻)
魔法・罠:リバースカード2枚
雪乃:LP4000
手札:5枚
モンスター:無し
魔法・罠:無し
「私のターンドロー。私は【アックス・ドラゴニュート】を召喚」
雪乃の場に身の丈程ある巨大な斧を両手で構える黒い鎧を纏ったドラゴンがあらわれた。
アックス・ドラゴニュート ☆4 ATK2000
アックス・ドラゴニュート
効果モンスター
星4/闇属性/ドラゴン族/攻2000/守1200
(1):このカードは攻撃した場合、ダメージステップ終了時に守備表示になる。
「バトル!アックス・ドラゴニュートでカードガンナーを攻撃!!」
アックス・ドラゴニュートは翼を勢いよく羽ばたかせカードガンナーに接近すると斧を振り下ろし、カードガンナーを両断する。その衝撃は十代にも迫り大ダメージを与えるが・・・
「トラップ発動!【ガード・ブロック】!!戦闘ダメージを無効にしてデッキからカードを1枚ドロー!!さらに破壊されたカードガンナーの効果で更にカードを1枚ドロー!!」
十代はトラップカードでダメージを無効にするだけでなくカードガンナーの効果も合わせて新たに2枚のカードを手札に加える。
「まぁそう簡単にダメージは通らないわね。バトルを終えたアックス・ドラゴニュートは守備表示になるわ」
カードガンナーを切り裂いたアックス・ドラゴニュートは雪乃の前に戻るとそのまま斧を地面に突き刺し膝をついて防御姿勢をとる。
アックス・ドラゴニュート ATK2000→DEF1200
「メインフェイズ2に移行して私はアックス・ドラゴニュートをリリースして魔法カード【トランスターン】を発動。これにより私はデッキからアックス・ドラゴニュートと同じ種族と属性のレベルがひとつ高いモンスターをデッキから特殊召喚するわ。私はデッキから【ダークフレア・ドラゴン】を特殊召喚するわ」
アックス・ドラゴニュートが炎に包まれたかと思えばその炎の中から二対の羽を持つ漆黒のドラゴン【ダークフレア・ドラゴン】が代わりに場に現れた。
ダークフレア・ドラゴン ☆5 ATK2400
トランスターン
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドの表側表示モンスター1体を墓地へ送って発動できる。種族・属性が墓地のそのモンスターと同じでレベルが1つ高いモンスター1体をデッキから特殊召喚する。
ダークフレア・ドラゴン
効果モンスター
星5/闇属性/ドラゴン族/攻2400/守1200
このカードは自分の墓地の光属性と闇属性のモンスターを1体ずつゲームから除外し、手札から特殊召喚できる。
1ターンに1度、手札とデッキからドラゴン族モンスターを1体ずつ墓地へ送る事で、自分または相手の墓地のカード1枚を選択してゲームから除外する。
「ダークフレア・ドラゴンの効果で私は手札の【ミンゲイドラゴン】とデッキの【エクリプス・ワイバーン】を墓地に送り、十代の墓地にある【E・HEROエアーマン】を除外するわ」
「げぇっ!?」
ダークフレア・ドラゴンの口から放たれた炎が雪乃の手札とデッキ、そして十代の墓地を燃やすと雪乃の2枚のカードが墓地に送られ、十代の墓地からエアーマンが除外されてしまった。いきなりヒーローデッキの中でも優秀なサーチカードであるエアーマンが除外されたことに十代は思わず声を上げてしまう。
「そして墓地に送った【エクリプス・ワイバーン】の効果でデッキから【レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン】をゲームから除外するわ」
エクリプス・ワイバーン
星4/光属性/ドラゴン族/攻1600/守1000
(1):このカードが墓地へ送られた場合に発動する。デッキからレベル7以上の光・闇属性のドラゴン族のモンスター1体を除外する。
(2):墓地のこのカードが除外された場合に発動できる。このカードの(1)の効果で除外されているモンスターを手札に加える。
「私はこれでターンエンド」
十代:LP4000
手札:4枚
モンスター:無し
魔法・罠:リバースカード1枚
雪乃:LP4000
手札:3枚
モンスター:ダークフレア・ドラゴン(攻)
魔法・罠:無し
「俺のターンドロー!俺は手札の【E・HEROキャプテン・ゴールド】を捨てて効果発動!デッキから【摩天楼 -スカイスクレイパー-】を手札に加える!そしてそのままフィールド魔法【摩天楼 -スカイスクレイパー-】を発動!」
十代がフィールド魔法を発動したことにより2人の周囲は殺風景なデュエルフィールドから一瞬にして高層ビルが並ぶ摩天楼へと様変わりした。
摩天楼 -スカイスクレイパー-
フィールド魔法
(1):「E・HERO」モンスターの攻撃力は、その攻撃力より高い攻撃力を持つモンスターに攻撃するダメージ計算時のみ1000アップする。
「俺は【E・HEROザ・ヒート】を召喚!!」
そして十代の場に両腕にプロテクターを装着した炎の戦士が現れる。
E・HEROザ・ヒート ☆4 ATK1600
「ザ・ヒートはフィールドにいるE・HERO1体につき攻撃力を200ポイントアップする」
E・HEROザ・ヒート ATK1600→1800
E・HEROザ・ヒート
効果モンスター
星4/炎属性/炎族/攻1600/守1200
(1):このカードの攻撃力は、自分フィールドの
「E・HERO」モンスターの数×200アップする。
「バトル!ザ・ヒートでダークフレア・ドラゴンを攻撃!この瞬間、フィールド魔法【摩天楼-スカイスクレイパー-】の効果発動!俺の【E・HERO】が自身よりも攻撃力の高いモンスターに攻撃する時その攻撃力を1000ポイントアップする!!」
E・HEROザ・ヒート ATK1800→2800
ビルから飛び降りたザ・ヒートは両拳に炎を纏わせながらダークフレア・ドラゴンに向かって突撃し、その頭を殴り飛ばした。落下の勢いも乗ったザ・ヒートの拳に耐えきれずダークフレア・ドラゴンは仰向けに倒れ破壊された。
雪乃:LP4000→3600
「バトルを終えたザ・ヒートの攻撃力は元に戻る。そして俺はこれでターンエンド」
E・HEROザ・ヒート ATK2800→1800
十代:LP4000
手札:3枚
モンスター:E・HEROザ・ヒート(攻)
魔法・罠:リバースカード1枚 摩天楼-スカイスクレイパー-(フィールド魔法)
雪乃:LP3600
手札:3枚
モンスター:無し
魔法・罠:無し
「私のターンドロー。速攻魔法【手札断殺】を発動。互いに手札2枚を墓地に送り2枚ドロー。そして墓地に送った【シャドール・ドラゴン】と【シャドール・ビースト】の効果を発動するわ。まずはシャドール・ドラゴンの効果であなたのスカイスクレイパーを破壊し、シャドール・ビーストの効果でデッキから1枚ドロー」
「くっ!スカイスクレイパーが・・・っ!!だけど俺も墓地に送られた【E・HEROシャドー・ミスト】の効果でデッキから【E・HEROプリズマー】を手札に加えるぜ!!」
雪乃の墓地から現れた半透明の糸で操られた人形のドラゴンの口から放たれた紫のブレスが摩天楼を破壊し、人形の獣が雪乃の手札に新たなカードを与える。だが十代もただでは転ばずシャドー・ミストの効果でデッキから新たなヒーローを手札に加えた。
手札断殺
速攻魔法
(1):お互いのプレイヤーは手札を2枚墓地へ送る。その後、それぞれデッキから2枚ドローする。
シャドール・ドラゴン
リバース・効果モンスター
星4/闇属性/魔法使い族/攻1900/守 0
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードがリバースした場合、
相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを手札に戻す。
(2):このカードが効果で墓地へ送られた場合、
フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。
シャドール・ビースト
リバース・効果モンスター
星5/闇属性/魔法使い族/攻2200/守1700
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードがリバースした場合に発動できる。自分は2枚ドローする。その後、自分の手札を1枚選んで捨てる。
(2):このカードが効果で墓地へ送られた場合に発動できる。自分は1枚ドローする。
E・HEROシャドー・ミスト
効果モンスター
星4/闇属性/戦士族/攻1000/守1500
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚した場合に発動できる。デッキから「チェンジ」速攻魔法カード1枚を手札に加える。
(2):このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。デッキから「E・HERO シャドー・ミスト」以外の「HERO」モンスター1体を手札に加える。
「私は墓地の闇属性モンスター【シャドール・ドラゴン】を除外して【輝白竜 ワイバースター】を特殊召喚するわ」
輝白竜 ワイバースター ☆4 ATK1700
雪乃の場に現れたのは純白の手足を生やした白き西洋の竜。ワイバースターは小さな唸り声を上げながら目の前の敵であるザ・ヒートを睨み──
「そしてワイバースターをリリースして【ラブラドライドラゴン】をアドバンス召喚するわ」
すぐさま生贄にされたことにえっ?と目をキョトンとするもワイバースターはその姿を消し代わりに眩い輝きを持つウロコを全身に纏ったドラゴンが姿を表す。
ラブラドライドラゴン ☆6 ATK0
輝白竜 ワイバースター
特殊召喚・効果モンスター
星4/光属性/ドラゴン族/攻1700/守1800
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地から闇属性モンスター1体を除外した場合のみ特殊召喚できる。
この方法による「輝白竜 ワイバースター」の特殊召喚は1ターンに1度しかできない。
(1):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。デッキから「暗黒竜 コラプサーペント」1体を手札に加える。
ラブラドライドラゴン
チューナー・通常モンスター
星6/闇属性/ドラゴン族/攻 0/守2400
ラブラドレッセンスと呼ばれる特有の美しい輝きを放つウロコを持ったドラゴン。
そのウロコから生まれる眩い輝きは、見た者の魂を導き、感情を解放させる力を持つ。
――その光は前世の記憶を辿り、人々を巡り合わせると伝えられる。
「フィールドから墓地に送られたワイバースターの効果発動。デッキから【暗黒竜 コラプサーペント】を手札に加えそして墓地の光属性モンスター【エクリプス・ワイバーン】を除外して特殊召喚するわ」
ワイバースターが消えた場所に入れ替わるように現れたのは漆黒の手足のない東洋の竜。そしてコラプサーペントの背後に半透明になったエクリプス・ワイバーンが出現し、そのしっぽの先にあるカードを雪乃の手札に渡す。
「除外されたエクリプス・ワイバーンの効果発動。このカードが墓地から除外された時このモンスターの効果で除外したカード、【レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン】を手札に加えるわ」
活躍できなかった相方の分まで頑張ってやろうと張り切るコラプサーペント。しかし
「自分フィールド場のドラゴン族モンスター1体、私はコラプサーペントを除外して【レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン】を特殊召喚するわ!!」
残念ながらコラプサーペントもまた相棒であるワイバースター同様活躍することもなくその姿を消した。しかも除外なので新たなワイバースターを手札に加えることもできなかった・・・。だがそんなコラプサーペントの無念を晴らしてやると言わんばかりに漆黒の金属をその身に纏うレッドアイズの究極形態が咆哮と共に姿を現した。
暗黒竜 コラプサーペント
特殊召喚・効果モンスター
星4/闇属性/ドラゴン族/攻1800/守1700
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地から光属性モンスター1体を除外した場合のみ特殊召喚できる。この方法による「暗黒竜 コラプサーペント」の特殊召喚は1ターンに1度しかできない。
(1):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。デッキから「輝白竜 ワイバースター」1体を手札に加える。
レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン
効果モンスター
星10/闇属性/ドラゴン族/攻2800/守2400
このカード名の、(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードは自分フィールドの表側表示のドラゴン族モンスター1体を除外し、手札から特殊召喚できる。
(2):自分メインフェイズに発動できる。自分の手札・墓地から「レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン」以外のドラゴン族モンスター1体を特殊召喚する。
「レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴンの効果発動。墓地から【ミンゲイドラゴン】を特殊召喚するわ」
レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴンが雄叫びを上げると首の長い大きな口を持った小型のドラゴンが地面の中かひょっこりと姿を現した。
ミンゲイドラゴン ☆2 DEF200
「私はレベル2のミンゲイドラゴンにレベル6のラブラドライドラゴンをチューニング!!」
そしてフィールドに降り立ったミンゲイドラゴンはすぐさま翼を広げて飛び上がるとその体をふたつの星に変え、同じように飛び出したラブラドライドラゴンもまたその体を6つの光り輝く光輪へと姿を変え2つの星となったミンゲイドラゴンがその輪の間をくぐり抜ける。そして8つの光は光の柱へと姿を変える。
☆2+☆6=☆8
「漆黒の翼を持つ黒竜よ、その翼を羽ばたかせ大空を舞いなさい!!シンクロ召喚!!レベル8、ブラックフェザー・ドラゴン!!」
光の柱から現れたのは黒い羽毛と白い羽を持った怪鳥の様なドラゴン【ブラックフェザー・ドラゴン】。その六本ある脚は鉤爪その物の様であり、長い尾羽が優雅に靡いている。
ブラックフェザー・ドラゴン ☆8 ATK2800
ブラックフェザー・ドラゴン
シンクロ・効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻2800/守1600
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
(1):自分が効果ダメージを受ける場合、代わりにこのカードに黒羽カウンターを1つ置く。
(2):このカードの攻撃力は、このカードの黒羽カウンターの数×700ダウンする。
(3):1ターンに1度、このカードの黒羽カウンターを全て取り除き、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。その相手モンスターの攻撃力は取り除いた黒羽カウンターの数×700ダウンし、ダウンした数値分のダメージを相手に与える。
「最後に【アレキサンドライドラゴン】を召喚」
そして2体の大型ドラゴンに挟まれたことで居心地の悪そうにアレキサンドライトのウロコを輝かせるドラゴンが現れた。
アレキサンドライドラゴン ☆4 ATK2000
アレキサンドライドラゴン
通常モンスター
星4/光属性/ドラゴン族/攻2000/守 100
アレキサンドライトのウロコを持った、非常に珍しいドラゴン。
その美しいウロコは古の王の名を冠し、神秘の象徴とされる。
――それを手にした者は大いなる幸運を既につかんでいる事に気づいていない。
これで雪乃の場には三体のドラゴンが君臨しそのどれもが十代のザ・ヒートの攻撃力を上回っておりこの攻撃が全て決まれば十代の敗北となる。
「バトル!アレキサンドライドラゴンでE・HEROザ・ヒートを攻撃!!」
「くっ、すまないザ・ヒート・・・」
アレキサンドライドラゴンはその口から光り輝くブレスをザ・ヒートに向けて放つ。ザ・ヒートは抵抗しようと炎を纏わせた腕を交差させて防御するも僅かばかり力が足りず押し負けてそのままブレスに飲み込まれ破壊された。
十代:LP4000→3800
「続けてブラックフェザー・ドラゴンで攻撃!ノーブルストリーム!!」
フィールドががら空きになった十代に対して容赦なく雪乃は追撃だと言わんばかりにブラックフェザー・ドラゴンに命令し、十代に向けて螺旋を描くように放たれた赤黒いブレスを放とうとする。この攻撃が決まれば十代は大ダメージをくらうが・・・
「墓地の【光の護封霊剣】を除外して効果発動!!このターンのダイレクトアタックを封じるぜ!!」
十代を守るように十字の形をした光の剣たちがブラックフェザー・ドラゴンとレッドアイズ・ダークネスメタルドラゴンの動きを封じるように展開された。
光の護封霊剣
永続罠
(1):相手モンスターの攻撃宣言時に1度、1000LPを払って発動できる。その攻撃を無効にする。
(2):相手ターンに墓地のこのカードを除外して発動できる。このターン、相手モンスターは直接攻撃できない。
「防がれちゃったわね。私はメインフェイズ2で通常モンスターのアレキサンドライドラゴンをリリースして魔法カード【馬の骨の対価】を発動。デッキからカードを2枚ドロー」
アレキサンドライドラゴンは役目を終えたと言わんばかりにその身を光の粒子に変えて消える。代わりに雪乃の手札に新たなカードが渡る。
馬の骨の対価
通常魔法
(1):効果モンスター以外の自分フィールドの表側表示モンスター1体を墓地へ送って発動できる。自分はデッキから2枚ドローする。
「私はカードを1枚伏せてターンエンド。ふふっさぁどんな手を打ってくれるのかしら?」
雪乃はドローしたカードの内1枚を伏せてターンを終わらせる。2体の大型ドラゴンを並べる雪乃だが十代ならば容易く倒せるだろうという確信を持ちながらどんな手を打ってくるのか楽しみにしていた。
十代:LP3800
手札:3枚
モンスター:無し
魔法・罠:リバースカード1枚
雪乃:LP3600
手札:1枚
モンスター:レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン(攻) ブラックフェザー・ドラゴン(攻)
魔法・罠:リバースカード1枚
「俺のターンドロー!墓地の【E・HEROネクロダークマン】の効果発動!!墓地にこのカードが存在する時1度だけ俺はレベル5以上のE・HERO1体をリリース無しで召喚できる。俺は【E・HEROインセクトマン】をリリース無しで召喚!!」
十代の背後に赤と黒をメインにした鎧をまとった英雄【E・HEROネクロダークマン】が現れたかと思えば十代のフィールドを砕きながら地面から甲虫の角を頭部から翡翠色の鎧を纏った英雄【E・HEROインセクトマン】が姿を現した。
E・HEROインセクトマン ☆8 ATK2900
E・HEROネクロダークマン
効果モンスター
星5/闇属性/戦士族/攻1600/守1800
(1):このカードが墓地に存在する限り1度だけ、
自分はレベル5以上の「E・HERO」モンスター1体をリリースなしで召喚できる。
「召喚に成功したインセクトマンの効果発動!相手フィールド上にいるモンスター全てを守備表示にする!!インセクトハウリング!!」
インセクトマンは昆虫特有の甲高い声をあげると同時に背中の羽を展開されて精神を狂わせるような奇妙な音を発生させ、それに耐えきれなかったレッドアイズ・ダークネスメタルドラゴンとブラックフェザー・ドラゴンは思わずその場に蹲ってしまう。
レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン ATK2800→DEF2400
ブラックフェザー・ドラゴン ATK2800→DEF1600
「手札を1枚捨てて装備魔法【閃光の双剣-トライス】をインセクトマンに装備!これで攻撃力が500ポイントダウンするが2回の攻撃が可能になる」
どこからともなく現れた双剣を握るインセクトマン。双剣に力を僅かばかり吸い取られたインセクトマンだがそれを感じさせない程力強く双剣を振るう。
E・HEROインセクトマン ATK2900→2400
閃光の双剣-トライス
装備魔法
手札のカード1枚を墓地に送って装備する。
装備モンスターの攻撃力は500ポイントダウンする。装備モンスターはバトルフェイズ中に2回攻撃をする事ができる。
「バトルだ!インセクトマンでブラックフェザー・ドラゴンを攻撃!!ホーンブレイカー!!」
インセクトマンは大地を砕きながら走り出しその角に雷撃の力を纏わせるとブラックフェザー・ドラゴンの体を貫き、内側から雷撃で焼き尽くした。
「インセクトマンの効果発動!!このモンスターが相手モンスターを戦闘で破壊し墓地に送った時、破壊したモンスターの守備力分のダメージを相手プレイヤーに与える!!ホーンキャノン!!」
インセクトマンは雪乃に頭部の角を向けると角の先端に電撃の球を作り、そのまま雪乃に電撃の球を放った。
雪乃:LP3600→2000
E・HEROインセクトマン(オリカ)
効果モンスター
星8/地属性/昆虫族/攻2900/守2000
(1):このモンスターの召喚・特殊召喚・反転召喚に成功した時に発動する。相手フィールド上に存在する表側表示のモンスターを全て守備表示にする。
(2):このカードが戦闘でモンスターを破壊し墓地へ送った場合に発動する。そのモンスターの元々の守備力分のダメージを相手に与える。
「閃光の双剣-トライスの効果でインセクトマンはもう一度攻撃ができる!!いけ、インセクトマン!!そして墓地の【スキルサクセサー】を除外して攻撃力を800ポイントアップ!!」
E・HEROインセクトマン ATK2400→3200
「くっ!?(私の伏せカードはモンスターの攻撃力を上げる【プライドの咆哮】・・・っ!!この状況では意味のないカードっ!?)」
伏せている罠カードで上げられるのは攻撃力のみの為、守備表示となっているレッドアイズ・ダークネスメタルドラゴンに発動しても意味がなかった。墓地に発動できるカードもないためレッドアイズ・ダークネスメタルドラゴンはインセクトマンの攻撃をまともに食らってしまった。
「インセクトマンの効果発動!!ホーンキャノン!!」
雪乃:LP2000→-400
こうして十代と雪乃のデュエルは十代の勝利で終わった。その後も十代と雪乃、そしてツァンを交えた3人は閉店の時間まで何度もデッキ調整を兼ねたデュエルをするのだった。
────振り子の奇術師と英雄使いによってこの世界のデュエルに新たな風が巻き起こされるまであと2日。
あとがき
最後意味深なこと言ってますがARC-V主人公とGX主人公はまだ出会いません。その前に遊矢はかっとビング少年と出会いデュエルする可能性がありますがそこは作者が今後のデュエルの流れしだいで決めたいと思います。シグナーの竜が出てますが彼は後に本来の持ち主の元に原作アニメ終了後に登場した進化形態と共に戻る可能性もあります。その際雪乃は決闘竜の方を代わりにデッキ入れるかも・・・。今のところグダグダしてますが他の方の小説やアニメを見直しながら進めてますのでどうか暖かい目で見て欲しいです。次回十代があの召喚法を使うかも・・・!!