青雷の軌跡   作:遊吉

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始まりの日

 

 

 

 

 「魔法」、という言葉を始めて聞いたのは僕が何歳の頃だろう?おそらく、保育園の頃の絵本あたりだと思う。そのときは、単純に「すごい!」と思っただろう。

 

 でも、保育園を卒園し、小学校に入学すると、絵本やアニメ等に出てくることは実際には起こらないその絵本やアニメの「中だけ」ということが分かってきた。それは、「魔法」も例外ではなかった。超能力でもインチキといわれるのにましては魔法なんてあるわけがない、と世間の人たちの大多数の人たちもそう思っていただろう。

 

 

 僕もそう思っていた。

 あの日までは・・・

 

 

 

 

 

 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 その日は確か小学校二年生の春休み、つまり、ほとんど小学校3年生のときだったと思う。

 その日、僕は午前中家族と近所のスーパーへ行っていた。目的は、僕の小学校3年生から着る服や4月から6年生になる僕の3つ上の兄の服等を買いに行く為だった。ちなみに僕に家族は僕と兄と両親の4人家族だ。

 

 そのスーパーには僕も家族と何回も行ったことがあったからすぐに目的の服、ズボン等を選び会計を済ませた。

 買い物が終わった後はスーパーの中にあるフードコートで昼食をとることになった。僕は、大好きなカレー、お兄ちゃんはビビンバだった。お母さんはたぬきうどん、お父さんは、カツ丼だった。僕たちは仲が良いので、食事中も会話が絶えることもなく、あっという間に食事は終わった。

 

 

 

 そのときは、急に訪れた。

 

 食事も済ませ、家に帰る途中の車の中だった。

 僕が住んでいる地域は自然が豊かで川も海もあり、もちろん山もというか景色を見渡せば遠くのほうは南のほうを除いて、ほとんどが山だった。その山を見ていると、一瞬だけ、山の一部が青く光ったと思った。僕はそれを見間違いなんかじゃない!と思い、

 

 

 「お母さん!山が光った!光ったよ!」

 

 と言ったが、お母さんは、

 

 「そんなわけないでしょ、山の道に車か何かが通ってそれを見違えたんじゃない?」

 「ははは、お前春休みだらけすぎておかしくなったんじゃないか?w」

 

 と、お母さんとお兄ちゃんがそう言うけど僕はどうしても納得がいかなかった。

 

 

 

 その後、家に帰った後、僕は、自分の部屋のベッドに横になっていた。そのとき僕はやっぱりあの光のことが気になっていた。確かに母の言うとおり、何かを見間違えたのかもしれない、でも、見間違えたにしてもあの光は"青"だった。しかもどちらかというと緑が混じったエメラルドブルーのような青だ。何かに見間違えるにしてもおかしい。

 

 と、寝ながらそんなことをずっと考えていたので僕はいつの間にか眠ってしまっていた。

 

 

 その眠りの中で、僕は夢を見ていた。

 それは、あのとき車の中で見た光が出てきた夢だった。

 あの光は林?いや、山の中をずっとさ迷っていて、何十分も移動していた。でも、光は段々と光の強さが弱くなっていってついにその光が消えようとした・・・そのとき!

 

 「・・は!う~ん、何だ夢か・・・」

 

 僕は目が覚めた。でも、見た夢の事ははっきりと覚えていた。

 

 「なんだったんだろさっきの夢?・・・、ふわ~~あっう~んよく寝た。そういや今の時間はっと・・・3時半過ぎか・・・よし!やっぱり行こう!」

 

 やっぱりあの光が気になるので行くことにした。この判断が僕の運命を大きく左右することになるのは、今の僕には到底想像できなかっただろう・・・

 

 

 僕が光があったところに行きたいと両親に言うと、さすがにやっと小学3年生になる子供を一人で山に行かすことはできないようでお父さんが車で連れて行ってくれることになった。その場所へは車で10分ぐらいで着ける。

 

 そして、山にある駐車場で車を止め、お父さんが

 

 「じゃあ、お父さんはここで待ってるから、何かあったらすぐに持っている防犯ブザーを鳴らしなさい。車の窓は開けてるからね」

 

 と言ったのでいつも持っている防犯ブザーをポケットに入れ山の中へ入っていった。山、と言っても入り口の方は近くに小さい子供が遊ぶ遊具があるのでそんなに怪しい場所じゃなかった。

 しばらく、進んでいくと光が見えたあたりになった。あたりを見回ていくともう少し先の方であの青い光が見えたような気がした。

 

 少し怖いような気がしたが僕は思い切って足を踏み出していった。 

 

 

 光が見えた場所へ行ってみると確かに地面が青く光っていた。その光は若干弱くなっていたがとても綺麗で見ていたら行き寄せられそうな光だった。

 そばまで行ってみるとその光の正体は、青く光っている輪のようなものだった。

 僕はそれを手に持ってみた。重さはそれほどなく手のひらサイズようも小さかった。

 

 「う~ん、何だろこれ?誰かが捨てたおもちゃかなにかかな?」

  

 と、光の正体に少しがっかりしていた僕だったが・・・

 

 「おもちゃではありません。私はれっきとしたインテリジェントデバイスです。」

  

 と、機会の声のような声がした。

 

 「あ、そうなんだ~おもちゃじゃなかったんだ。ごめんね。・・・ん?!・・・ぎゃーーーーー!!わっかがしゃべったーーーー!!!!!??」

 

 と、遅れてびっくりした。

 

 「え!?え!?何でしゃべってんの?!なんでなんで!?」

 

 「とりあえず落ち着いてください。とりあえずここから離れましょう。」

 

 確かに、お父さんを長い間待たせているからそろそろ心配しているかもしれない。

 

 「う、うん。そうだね。君?も見つけたことだしそろそろ帰ろうか。君も連れて行ったほうがいいだよね?」

 

 「はい、お願いします。」

 

 

 

 というわけで、僕は見つけたわっかをブザーの入っている逆のポケットに入れてお父さんのところへ戻った。

 

 「おかえり、どうだった何かあったかい?」

 「うんうん、何もなかったよ」

 

 と、嘘をついた。これはお父さんのところへ行く前にわっかに言われたことだった。自分のことはまだ伏せていてほしいと、

 

 「そうかい、でもお前が無事でよかったよ。さ、早く車の中に入りな、お母さんが今日はハンバーグだってさっきメールが来たよ」

 

 「え!ほんと!やったー!うん、早く帰ろ♪」

 

 というわけで、僕はわっかのことお父さんにを隠したまま家へ帰った。

 

 

 だが、まだ僕の一日は終わってくれそうになかった・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





どうも!こんにちは、遊吉です。

今回の作品が初となります。皆様が少しでも満足できる作品にしようと思いますのでよろしくお願いします。

 
 最後の文ですが、次回が戦闘っぽくなりそうですが、違います(笑)

 次回は今話の続きとなります。わっかの正体は何なのか?(笑)どうぞお楽しみください!
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