プリズマ☆イリ『ア』   作:四脚好き

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という訳でサーヴァントたちによるプリズマ☆イリ『ア』反応 その1です。カルデアにはいる設定だけど喋っていないサーヴァントがいたり、『このシーンの反応ないやん』みたいなのもあると思いますがガッツリ試験的に書いてみた回なのでご容赦ください。


一方、カルデアでは。 その1

カルデア シアタールーム

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「どうして……イリヤさんたちとの身内だけでの鑑賞会だったはずなのにどうしてこんなカルデア中の面子で見ることに……」

 

 事前に全てを鑑賞した存在としてルビーはいつの間にか鑑賞会がこんなにも大規模になっていたことに頭を抱えていた。

 

「良いじゃんルビー。確かにちょっと恥ずかしいし、辛い事、苦しいこともあったけどこうやって思い出を振り返れるなんてとっても素敵だと思う! それに色々な人たちに私たちの戦いを見て貰えるんだよ! 後でアドバイスとか貰えるかも!」

 

 イリヤはなぜかテンションが下がっているルビーを珍しいと思いながら励ます。そして上映会が始まった。

 

 1話『終わりと始まり』

・沖繁レイという少年の目覚め。

 

「うわっ、レイ小っちゃい。 これイリヤと出会う頃じゃない?」

「あー、懐かしいー」

「これが子供の頃の……いや、今も子供」

 

 クロエが画面に映ったレイの姿に目を輝かせる。その感想に懐かしそうな表情を浮かべて当時を思い返すイリヤ。始めてる見る今よりも、より小さなレイに注目する美遊。

 

「わー……ち、ちっちゃい。二代目トナカイさんが今よりもずっと……。か、かわいい」

「今は私たちとあんまり変わらないけどこの姿だったら私たちお姉ちゃんだったね!」

「あら、ジャック? アタシたちの方が長くカルデアにいるんだから今も私たちがお姉さんよ」

 

 ちびっこ達も小さなレイの姿に興味津々で笑っている。そんな中ナーサリーの言葉にルサリィが反応する。

 

「姉……。私はレイの姉だったのかも……?」

「あ、あら? ルサリィ大丈夫?」

「えぇ、大丈夫ですよ、ナーサリー。なにせ私はお姉ちゃんなので!」

「いけないわ、いけないわ、いけないわ」

 

 ややルサリィの思考が危険域に達しかけていた時、レイのモノローグでちびっ子たちにイリヤ達、そして他のサーヴァントたちの顔が固まる。

 

「レイって一人称『俺』だったんだ……というより今……」

「レイも私と同じ別世界の人間だった?」

「え……?」

 

 今になって判明した驚愕の事実に言葉を失う三人。

 

・院長登場。

 

 そして場面は進み、レイがコンロに手を突っ込み自身の異常性に気が付き始めた頃。子供たちの驚愕の声に何事かとレイの元に駆け寄って来た孤児院の院長の顔を見て何人かのサーヴァントが反応した。

 

「コフッ!?」

「バカな……」

「なんですとッ!?」

 

 アンデルセンは飲んでいた茶を吹き出しそうになり、赤いアーチャーは目を見開き、玉藻の前が毛を逆立てる。

 

「おい、俺はどうしてあの小僧がビーストになったか理解できたぞ」

「あぁ、私も同意見だ」

「成程ビーストⅢ……。えぇ、そうでしょうとも……」

 

 いつかどこかの世界、空の果てのそのまた先での戦いの記憶が蘇ったのか頭を抱えて嫌な物を見たと言わんばかりに目を背ける三人。三人の背中にはどんよりとした空気がまとわりついていた。

 

・凛登場

 

「あー、凛さんも小っちゃい!」

「へぇー、あの凛にもこんな時期があったんだ」

 

 驚きの声を上げるイリヤとクロエ。

 

「フッ……君はどの世界でも変わらないな」

「まったくだな、あの嬢ちゃん」

 

 勝気な凛の姿を見て復活した赤いアーチャーはなぜか腕組みをしている。その隣でクー・フーリンが酒を片手に持ちながら二ィと笑う。

 

 

2話『分かれと「想い」』

 

・不思議なノイズ。

 

「なんだいこの酷い挨拶は? 調律のなってないアルモニカのような酷い音がする」

「まぁ、いきなりなんてことを言うのかしらアマデウス。ほら、クロエがこちらを睨んでいるわよ」

「マリア君には分からないだろうけどね。レイはイリヤに挨拶するとき絶妙に何かの魔術を行使しているみたいなんだ。それが魔術的に見ても、音としてもまぁ酷い。ほら何人かのキャスターや魔術の腕があった奴なら皆顔を顰めているだろう」

 

 そう言われてマリー・アントワネットは周囲を見回すと確かにキャスタークラスのサーヴァントや魔術の腕が優れていたという逸話持ちの他クラスサーヴァント、そして何人かのスタッフは顔を顰めている。

 

「多分だけど他のキャスターはこの術式の酷さに顔を顰めていると思う。僕は耳が良いからね、この魔術のせいで彼の声が酷いノイズに聞こえるんだ」

「確かに他の人たちも不思議がっていたり、顔を顰めてるけど態々口に出さなくても良いじゃない」

「いや、これは酷い音だぜマリア、サリエリがいたら発狂ものだぞこれは……」

「もぅ! アマデウス!」

 

 ぽかぽかとアマデウスを叩いて叱るマリーの姿を見たアレキサンダーとイスカンダルは自分たちの間に座るエルメロイ二世に質問する。

 

「「で、どうなの(だ)、先生(坊主)」」

「……恐らくは音の一部を魔力に変換してそれを放出している。いわば神秘を用いた電話だな。ただ術式が稚拙すぎる効率も悪いし効果も薄い。少年はそれを自身の魔力量で無理やり成立させている。いわばテントの支柱に水道のホースを使っているようなものだ」

「そりゃぁ、倒れないか?」

「ああ、倒れるさ普通はな。ただ地面からホースの内部に大量の水を勢いよく噴射して水圧で無理やりホースを直立させてるんだ」

「成程、確かにそれは酷いね」

「そうする理由も、用途も、電話相手も今は分からないがね」

 

・手作り礼装

 

 レイが凛に対して礼装の説明をしているとき回想に出てきた死霊魔術師を見たモードレッド。

 

「あいつは! ……へぇ」

「知り合いですか、モードレッド卿」

「う、えへぇ!? ち、父上!?」

 

 いつの間にか隣にいたアルトリアに驚くモードレッド。驚いて椅子から転げ落ちそうになるがそれを反対の椅子に座っているサーヴァントに支えられて事なきを得る。

 

「あ、すまねぇ……な」

「あぁ、それよりも早く答えろ」

「(こ、こっちにも父上だとォ!?)」

 

 まさかの反対側にいたのはアルトリアオルタで再びフリーズするモードレッド。そんなモードレッドに後ろから更に声がかかる。 

 

「どうしたなぜ答えない」

「(ランサーで反転した父上まで!?)」

「もしや体調が良くなかったりしますか?」

「(ま、前の席にリリィの父上ェ!?)」

 

 まさかまさかのアルトリア包囲網がモードレッドを囲んでいた。感激と驚愕に包まれ言葉に詰まり、ガタガタと震えるモードレッド。それでも折角アルトリアが話しかけてくれたのだから答えようと息を吸い、力を振り絞って声を上げる。

 

「以前、参加した聖杯戦争のマスターだ……です」

 

 どうにか質問に答えられたモードレッドはこの時自分のことを思い切り褒めちぎりたかった。

 

3話『運命の夜』原作プリズマ・イリヤ1話

 

・イリヤのお風呂シーンとルビーの契約

 

「え! まってここ流すの!?」

「そりゃ、まぁ記念すべきイリヤさんとルビーちゃんの出会いですから! ルビーちゃんの超高性能カメラでバッチリ記録してましたしー!」

「でゅふふふ! ロリっ子の入浴シーン――――「おら! 野郎どもは目ェ伏せてなァ!」――ぐぼふぁッ!? ――「時のある間に薔薇を摘め(クロノス・ローズ)」――がはぁ!?」

 

 大画面で自分の入浴シーンが流れるとは思ってもおらず隣に座っているルビーの肩を掴んで思いっきり揺さぶる。興奮気味に黒ひげが歓喜の声を上げるがその瞬間にドレイクに額を撃ち抜かれ倒れ、さらに追撃でエミヤ(アサシン)の宝具を撃ち込まれる。ドレイクの大声と銃に男性たちは顔を画面から逸らし音声のみで状況を推察するしかなくなった。

 

「というか、いつ見ても酷い契約の仕方。詐欺でしょこれ」

「やっぱそう思うよねぇ!」

 

 クロエが呆れながら呟くとイリヤは激しくうなずく。

 

・イリヤの初変身。レイ、凛がイリヤの前に現れる。

 

「わぁー、最初の頃の衣装だ。懐かしい……」

「第二バージョンから変化して今は第三バージョンですからね! ルビーちゃん的にはもう少しスカートの丈をですね……」

「む、無理だよぉ。私来年で高校生だよ! 流石にこの丈は……ねぇ?」

「大丈夫、イリヤなら全然問題ない」

「美遊!?」

 

 流石に当時の衣装はキツイとイリヤは言うが、ルビーと美遊はまったく問題ないとイリヤに力説する。その際に美遊の手がイリヤの太ももを撫でていることに突っ込むべきかやめておくべきかクロエは物凄く悩んだという。

 

 

4話『初戦闘と謎の少女』

 

・対ライダー戦

 

「あら、愚妹ね(エウリュアレ)

「えぇ、随分と変わった姿になってるけど愚妹ね、(ステンノ)

「あれが別世界の私ですか……」

 

 鏡面界に現れたライダーのクラスカードが実体化した姿を見てステンノとエウリュアレがそう喋りながらメドューサを見る。一方でメドューサは別世界の自分の戦いに歯がゆいものを感じていた。

 

「あくまで英霊の力が実体化しただけとは言え、もう少し戦い様があるでしょう……! というかなんですかあの子は! さっきから私のことを痴女、痴女と……!」

 

 それは仕方がないだろ。と何人かの英霊やスタッフは思ったがそれを口に出せば石にされることが分かっていたので懸命に口を閉じたのだった。

 

「それは貴女が悪いわよ。愚昧。そうでしょ(エウリュアレ)。」

「その通りね(ステンノ)。あのくらいの歳の子から見たらそう思ってしまうのは仕方がないじゃない」

 

 ただメドューサの姉たちだけが笑いながら彼女の身体を突いて指摘する。

 

「オレだってあんま言えた方じゃねぇけど、コロセウムで見た時よりもヒデェときがあるとは……」

「ですが光るものはあります。上手く鍛えれば私や四天王たちと同じように……」

「お、頼光の大将もあの小僧を鍛えるかい? 力も才能も有り余ってて殆どまっさらみてぇだからか、世話焼きなサーヴァントどもがこぞってアイツに技術を教え込んでるみたいだぜ」

「えぇ、でしたら私も色々と教えて上げましょう。聞けばあの子の剣はありとあらゆるものを切れるとか。そう思えば切れ味の良い刀での戦い方が合うはずです。……あら? そうなると金時は兄貴分ということになりますね」

「おぉ、末弟だったオレに弟分か! はは、そいつはゴールデンじゃねぇか!」

 

 坂田金時と源頼光は画面内で繰り広げられるライダーとレイの戦いを見ながらレイの新たな師となることを決めた。そんな二人のやり取りを聞いていた酒吞童子はひっそりと酒の飲み方でも教えようかと画策し始めていた。

 

「健気な弟分が鬼の酒に吞まれてると知ったらどんな顔するんやろねぇ……。あぁ、怒って殺されてしまうかもしれんなァ……」

 

・ライダーの宝具と美遊の登場

 

『俺は不死身なんだ、それなら万が一宝具が発動しても効きはしないはず!』

「……こう聞くとあれね。この頃からレイは無茶してばっかりというか、自分を犠牲にするようなやり方ばっかりしてるわね」

「自分の再生能力に自信を持ってるんだろうけど……やっぱり見てるこっちは心臓に悪いよね」

「イリヤ、クロエ、この後キャスター戦あるけど」

 

 美遊の言葉にイリヤとクロエは固まる。

 

「あれかー、最初見たときはびっくりしたよ……。というか三日くらい夢に出た」

「分かっててもあのシーン見るのきついわね……」

 

 げんなりとした表情を浮かべる二人とは反対に周りの英霊達は画面内のレイと美遊がヴァリアブル・スライサーとゲイ・ボルグを決めて勝利を収めた事に歓声を上げていた。メドューサだけテンションやや低めだったが。

 

 

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