前回の鑑賞会で書き忘れて居たので分かりづらいと思いますがカルデアの面子が見ているのは「プリズマ☆イリ『ア』」そのままではなく、ルビーが編集したものですので私が描写していないレイがいなくてイリヤ達だけのシーンなどもありますし(前回鑑賞会のイリヤの風呂シーンなど)
ルビーが話を面白くするために最初の方にクロエがいない理由やレイが会話に魔力を混ぜ込んでいる理由などは伏線扱いで隠されています。
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5話『転校生は魔法少女!?』
・ハイパー転校生美遊
画面の中では転校してきた美遊が各教科で驚異的な結果を残す場面が流れており懐かしい学校の風景にイリヤ達は頬をほころばせる。
「この頃のツンツン美遊懐かしいわねー。ていうか今見ても小学生の学力じゃないわよね……」
「今でもテスト前はお世話になってます……」
「うん、任せてイリヤ」
美遊の天才ぶりは中学生になっても変わらず定期テスト前になればイリヤが美遊に泣きついて勉強を教えてもらうのが彼女たちの風物詩となっていた。
「ほう……フライパン一つであれだけの料理を……」
「いいねぇ、今度美遊ちゃんにもキッチン手伝って貰おうかなー」
「うむ、我々が任務でいない時の穴を埋められる人間、サーヴァントはいればいるほど良いのでな。あ、ワン」
特に家庭科のシーンではカルデアキッチン組は新たな人材を見つけたとばかりに賑わっていた。
・戦う理由
「これは……イリヤスフィールが悪手でしたね」
「とはいえ、彼女は争いのない平和な世の出身だ、仕方あるまい。我々の知っているイリヤスフィールとは全くの別人だ」
セイバー、アルトリアとアルトリア・オルタはモードレッドを間に挟みながら戦いをゲームのようだと言ったイリヤについて語り合う。
「それよりもイリヤスフィールがこうも笑って過ごしているということは"あの男"がいつか出てくるということか? 私にはこの世界の記憶はないが貴様はどうなんだ?」
「二つの第四次聖杯戦争の記憶が私にはあります。恐らくそのうちの一つがこの世界へと繋がるのでしょうが……あまり詳しいことは思い出せませんね」
アルトリアはそこで一度言葉を切って画面の中と画面を見て苦笑いをしているイリヤを見て笑う。
「イリヤスフィールがあのように笑えているのはとても嬉しいです」
「……そうだな」
アルトリアの言葉にアルトリア・オルタも薄く笑う。彼女たちの中にはどれも完全ではないが多くの聖杯戦争の記憶がある。しかしその中でイリヤが笑っている記憶などは余りに少ないし、どの記憶も余り幸福とは言えない最後を迎えていたイリヤ。そんな彼女が今こうして笑っているというのはどちらのアルトリアにとっても喜ばしい事だった。
6話『神代の魔女』
・転移直後の一斉射
「ウワーッ!? 別れた妻ッ!? あ、ああ、レイー! ぶっ、ぶっ飛ばせー!」
「るっさいわね! 殺されたいのかしら!」
まさかの登場にイアソンとメディアが騒ぐ。
「ちょ、お、お前たちは見るな!」
「リリィも目を瞑って!」
レイがイリヤ達を守るために前に出てキャスターの一斉射を受けて体がバラバラになっていくシーン。アタランテは大急ぎでジャックとナーサリーの眼を自分の手で覆い隠そうとして、ジャンヌもルサリィの眼を手で塞ごうとする。
「狩人さん、これじゃあ画面が見えないわ」
「そうだよ、アタランテ。私たちも見たいー」
「い、いや少しだけ、少しだけ待ってくれ。汝らにこれを見せるのは……」
「ええ、同様の理由で少しだけリリィも我慢して下さい」
「同様の理由って何ですか! ロジカルに説明してください!」
ちびっこたちは不満タラタラだがアタランテとジャンヌは一切手を離さなかった。余りの悲惨さに一部の英霊ですら目を逸らすような惨状だ。これを子供たちに見せる訳にはいかなかった。
「陣を張ったキャスターってのがここまで厄介だとはなァ」
「あぁ。しかも彼女は神代の魔女。彼女の強化を受ければ一般人でも騎士王の剣を受け止められるくらいだ。彼が一般人かは少しばかり疑問だが……」
「うげぇ……マジかよ」
画面内の圧倒的な蹂躙にランサーのクー・フーリンは酒を煽りながらそう呟く。そんなクー・フーリンにエミヤは追加の肴を出しながら自身にある記憶の中からメディアの驚異的な魔術の腕に関する話題を引き出す。
7話『悪魔の兵器』
・初オキシジェン・デストロイヤー・レイ
『森羅万象、一切合切溶け堕ちろ!
「えぐいな」
「えぐいわね……。っっ、なんだが被弾箇所が痛くなってきたわ……」
画面内でドロドロに溶けて死んでいくメディアを見てイアソンは思わずそう呟き、メディアも画面の中の自分が撃たれた箇所を手で摩りながらそう呟く。触れれば霊基すら溶かす一撃、そんな攻撃をモロに喰らったせいか映画館中からどこか同情的な視線を向けられるメディア。
「アレは文明の力? いや……自然に身に着いた? しかし力を生み出すきっかけは……」
ミクロオキシゲンの脅威を見ながらアルテラはその力の由来を探ろうと画面を凝視している。
・エクスカリバーでアゾられるレイ。
「「「「あ」」」」
キャスターを倒したのに消えない鏡面界に画面内外の人々が疑問を持ち始めた瞬間。レイの身体を貫通して一本剣が現れる。見覚えのある剣の登場にアルトリアたちが声を漏らす。その声と剣の形で何が起こったのか察したサーヴァントたちはアルトリアたちの方に視線を向ける。
8話『呪い』
・そして刺さったままで宝具発動されて右半身が吹き飛んで、再生が上手く働かず地面を転がるレイ。
「あー、これが彼がエクスカリバーを極端に嫌う理由かー。傷だって大してつかないのに妙に嫌がるから何かと思ったけどこの時のことがトラウマになっているんだ」
「腰から上右半分が吹き飛んだぞ、これでも生きているんだから彼の生命力は凄まじいな……」
管制室にて立香たちの存在証明や情報整理などを行いながら同時視聴していたダ・ヴィンチとロマニは納得と感嘆の声を上げていた。
「ふーむ、にしてもミクロオキシゲンかぁ……」
「頼むから製作しようだなんて思わないでくれよ、レオナルド……」
「あぁ、自分からは作らないさ。破壊力ばかり目につくが超小型の酸素だろ? 酸素ボンベの小型化だったり家畜や養殖魚に与えればより大きな身体への成長を促せて、カルデアの食糧問題の改善につなげられそうだな思っただけさ」
ダ・ヴィンチの提案にロマには考え込む。
「頼んでみるのはアリかもしれないね。酸素カプセルでのリラクゼーション効果も期待できるかも……」
「加減を間違うとあのキャスターみたいにドロドロに溶けてしまうからレイ君には加減を覚えてもらうことから始めないとだけどね」
天才と医者の二人はレイの能力の平和的活用法について議論を続けていく。
「れ、レイ!? レイの身体がッ!?」
「レイ、すっごく痛そう……。うぅ……なんか痛い?」
「あぁ、そんな……。苦しいでしょう、痛いでしょう……。それでも貴方はお姉さんたちを守るために立つのね……。あなたはとっても素敵ないい子なのね」
余りに唐突な攻撃だった為、ジャンヌとアタランテは子供たちの眼を塞ぐことに失敗した。そのせいでちびっ子たちの眼にはしっかりと右半身を亡くし残った左半身から内臓を零れさせながらもセイバーの追撃から凛とルヴィアを守るために立ち向かおうとしたレイの姿が写る。
ルサリィはショックで顔面蒼白となり隣のジャンヌの手をギュッと握りしめる。ジャンヌ自身もグロテスクな光景に顔を歪めつつルサリィを落ち着かせるように手を握り返し、頭を撫でる。
ジャックは苦痛に喘ぐレイを心配の眼で見つめるがふと自分が傷ついたわけでもないのに胸がジクジクと痛むのを感じて首を傾げる。
ナーサリーは傷ついても親しい人の為に立ち上がろうとするレイの姿に感動して今にでも抱きしめて褒めてあげたかった。ただ今レイは特異点に行っておりこの場にはいない。だからナーサリーはただレイの無事を祈る。これが過去の映像で結果が決まっていて分かっていても祈り続ける。物語とはそういうものなのだから。
・イリヤ、アーチャーカードのインストール
「あ、クロの初登場」
「これ、初登場で良いのかしら……」
「確かに完全な登場とは言えないと思う」
・レイの復活と僅かな会話。
「なるほど、レイのあの訳の分からん術式は彼女に話しかけていたのか」
「一人の女の子のために作り出した秘密の言葉! なんだかラブレターみたいでとっても素敵だわ!」
アーチャーのカードをインストールしたイリヤの見た目やレイとの会話で今まで何故クロエが一切登場していなかったのか、レイのあの雑音の様な挨拶の意味を察したアマデウスは手を叩き、同様に理解できたマリーは甘酸っぱい恋の気配に瞳を輝かせる。他のサーヴァントたちも色々と察したのかクロエのほうに生暖かい目を向ける。そんな視線に気が付いたのかクロエは僅かに顔を赤くして縮こまる。
「孤独な女の子を救うためだけの稚拙な魔術……。私にもそういう方がいれば……」
「"こうはならなかった"か? カーミラよ?」
「……いいえ、私は私。きっと彼の様な子がいても私はこうなり果てていたでしょう、王様。ですが……孤独の中で誰かが話しかけてくれるならそれは唯一の救いだったと思いますわ」
少しだけ羨ましそうな眼でクロエを見るカーミラにヴラドは声をかけた。しかしカーミラは少し考えてから頭をふって自身の考えたことを否定したのだった。
・ジャック→レイ
ルサリィやナーサリーと同じ親友。一緒にいるととっても嬉しい、胸がポカポカする。今まではなんともなかったがレイが傷つく姿を見ると自分は怪我をしていないのに胸が痛くなって悲しくなるようになった。