私の目的は凄い発明をして歴史に名を残すことだ! 作:文才が無い饅頭
でもエタってはないからセーフかなって……
ということでどうぞ
放課後、私はエンジニア部の部室の前へと来ていた。理由は勿論、昨日サキネ先輩が言っていた見学を行うためだ。
若干の期待と不安を胸に扉を叩く。すると、部室の奥の方から「少し待っていてくれ!」という、聞き覚えのある声が聞こえてきた。
扉の向こう側から聞こえる、ドタバタとした音を聞きながら待つこと5分。少し待つのが面倒になってきた頃、扉が勢い良く開かれた。そこに立っていたのは、やっぱりサキネ先輩だった。
「待たせてしまったね!さあ、すぐに入ると良い!」
「ありがとう、サキネ先輩。それじゃあお邪魔させ、て……」
「? どうかしたのかい?」
言われるがままに部室の中へ入ろうとして、サキネ先輩の姿に違和感を覚える。何かこう、いつもとは少し違う気が……ああ。
「サキネ先輩、少し顔色が良くなったかい?」
「ん?ああ、確かにそうかもしれないね!不本意ではあったけれど、昨日はぐっすりと眠れたから、きっとそれのお陰だろう!」
なるほど、言われてみれば顔色が良くなっただけじゃなく、隈も無くなっているし、どことなくスッキリしているように見える。我ながら良く分かったものだと思う。
「まあ、それだけの話さ。ほら、早く入ってくれ!じゃないと時間が勿体無い!」
「ん、ああ、すまない。今行くよ」
サキネ先輩に促されて、今度こそ部室の中へと入っていく。
──パァン!!!
「ウタハ君!改めて……」
「「「ようこそ、エンジニア部へ!」」」
驚いたことに、扉の前にはエンジニア部に所属している全ての部員が待ち構えていた。サキネ先輩に至っては、先程まで持っていなかったはずのクラッカーを手に持っている。
「これは……」
「驚いてくれたかな?これはだね、そこにいる大瀬川チドリ君が考えてくれたサプライズなんだよ」
クラッカーを手に持ったままのサキネ先輩が目配せをすると、端にいた黄色い髪の毛の生徒が立ち上がった。
「えーっと、今部長が言っていた通り、私がこのサプライズを考えた大瀬川チドリだよ。ウタカちゃんだっけ?これからよろしく」
「ああ、よろしく頼むよ、チドリ先輩。それから、私はウタハだ。白石ウタハ」
「そうだったっけ、ごめんね。人の名前覚えるの苦手で……」
「構わないさ。私とチドリ先輩は、まだ殆ど初対面だ。名前を間違えるのも仕方無い」
頭を下げるチドリ先輩に
「あっ、次は私ですかね?私の名前は──」
「ああ、私としたことがチドリ君以外の同志の紹介を忘れていたね白衣を着ている方が
「さっ、サキネ部長……!?邪魔をしてしまったって、分かってるなら邪魔しないでもらえませんか……!?」
「ハハハ、これは傑作だな!サキネにホマレが完全に無視されている!ならば、ここは私から名乗らせてもらおうか!私の名前は酒船シシコ!このキヴォトスにおいて、最も強力で最もロマンに溢れている至高の巨大ロボを製造する予定の偉大なる人物だ!」
「あ、ああ、よろしく頼むよ……」
テンションが高い時のサキネ先輩を彷彿とさせるような勢いで自己紹介をするシシコ先輩に、私はそう答えることしかできなかった。
「……すまないね、シシコ君は少し騒がしい性格なんだ。理解してあげてくれ」
「騒がしいとは心外だな!自身に満ち溢れていると言ってくれ!まあとにかく、よろしく頼むよウタハ!ハーッハッハッハ!」
言い終わると同時に、シシコ先輩は高笑いを保ったまま部室の中へと引っ込んでいった。本当に騒がしい人だ……。
「……こほん。では、今度こそ!私の名前は眞木ホマレです。主に開発しているのは」
「ホマレ君は少し遠い場所に住んでいてね。自転車しか交通手段が無いから、自転車に取り付けるアタッチメントや、自転車そのものの開発と改造を積極的にしているんだ」
サキネ先輩がまた台詞を横取りしてしまったらしい。何かを喋ろうとしていたホマレ先輩が動きを止めて、ゆっくりとサキネ先輩の方へ顔を向けた。
「……サキネ部長、わざとですよね?」
「そうだね、今のはわざとだ。でもいつものことでもある。違うかい?」
「違くないですけどぉっ……!」
とても悔しそうに、ホマレ先輩が地団駄を踏み始めた。というか、いつものこととは……?ホマレ先輩は、いつもサキネ先輩にこうして妨害されているのだろうか?だとしたら、流石に可哀想だ。
「もう既にウタハさんに可哀想な人を見る目で見られている……!ああもう、サキネ部長の馬鹿ぁ……!」
ホマレ先輩がそう呟くと、部室の奥の方から「ハハハハハッ!」という、シシコ先輩のものであろう高笑いが聞こえてきた。タイミングがぴったりすぎて、ホマレ先輩のことを笑っているようにしか聞こえないのは気のせいだと思いたい。
「さてと、そろそろ本格的に見学を始めようか!ささ、ウタハ君!今日のために色々と準備を済ませておいたんだ、早く入ってくれ!」
サキネ先輩が入り口の中央から少しズレて、私が丁度通ることができそうなくらいのスペースを作ってから、そう促してくる。それと同時に他の先輩達は部室の中へ戻って行き、残ったのは私とサキネ先輩だけになった。
「同志達は皆、君に自らの発明を見せることを楽しみにしているのだよ!勿論私もね!だから遠慮せずに入ってくれたまえ!さあ!」
「そ、そこまで急かされなくとも、すぐに入るよ」
少し喧しく感じてしまう程の声量でそう言う先輩に返事をしてから、私は部室に入った。
次がいつになるかは分からないけども、その次ではまた何らかの機械が出る予定なんだよね
まあ何を出すかは決めてないんだけどね……
ということで、乞うご期待!
ではでは〜( ・ω・)ノシ
一応聞きたい、どんなエンディングが良い?
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そりゃハッピーエンドに決まってるだろ!
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バッドエンド最高!
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メリーバッドエンド!曇らせは良い文化!
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トゥルーエンド的なやつは無いんですか?!
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全部やりゃあ良いだろ!