異世界転移してすぐに死にかけた俺、恩人から剣を学んだら才能が開花したので冒険者やってます〜成り上がり冒険譚〜 作:寒い111
「よし!10個目の魔石回収!長かったー。」
「アレスお疲れ様。」
「ありがとうクラウス。丁度喉乾いてたんだ。んぐんぐんんぐっ!ぷはー!水は旨いな!」
現在、ようやく10個目の魔石を回収出来た。
初めにゴブリン2匹を倒してから、20匹ものゴブリンと接敵していた。
20?なぜ20も接敵してるのに魔石はようやく10個目何だと思ったそこのあなた!
それは大体のゴブリンが複数出いるから数を減らすために魔石ごと砕いて倒したからだ!
クラウスからは全て同時に相手取ってもお前なら勝てると言われたが、もし負けたら・・・・って心配になってしまう。
クラウスを信じてないわけではないよ?
「アレス、もう暗くなり始めてるし、帰るぞ。森出るまでは走るぞ。」
「え、今から走るの!?」
「ああ、完全に暗くなったら森から出るのは面倒だぞ。空も見えにくいし、後寒いぞ。」
「・・・・・走るしかないか。」
クラウスと2人で森の中を駆ける。
完全に暗くなる前に街に着くとは言わずとも、せめて森は抜けねばならない。
・・・・・今日は早朝からこっちに来てたのにゴブリン討伐・・・・魔石集めだけでこんなにも時間がかかるとは。
・・・・いやまあ俺のせいなんだけどね。
俺がゴブリンの魔石を砕かずに倒していればもっと早く集まっただろう。
しかし、俺はそうしなかったから。
ゴブリンを倒すよりも見つけるのに苦労する。
クラウス曰く、この森は元々魔物はあまり住んでいないらしい。
それこそゴブリンや他の低ランクの魔物が少し居るくらいなようだ。
昔、ブラッドヴェルド帝国がグリスヴァルド要塞都市を攻め入って時期。
この森を通り抜けるしか道がないから、ブラッドヴェルド帝国の軍は毎回この森を使っていたらしい。
その時に多くの魔物達がその国に殺されたという。
彼らは戦闘狂の国だから、誰彼構わず、それこそ魔物も人間も関係なく襲うそうだ。
・・・・・そんなんでよく軍をまとめられたな。
と、そんな事を考えていると森を抜けた。
「森を抜けれたな。こっからは歩いても良いけど・・・・どうする?」
「走ろう。」
「お!いいね、体力ついてきたな。」
森を抜ければ街までは数kmだし、走ってすぐに帰りたい。
・・・・というか、クラウスち一緒に走れるようになったのが嬉しいな。
まあそれでも軽く流してくれるとは思うけど、最初の方に比べれば見違えるほどに成長した。
それが嬉してくて、つい「走ろう。」なんて言ってしまった。
うん、滅茶苦茶きつい。
正直今日はもう疲れてたから、森を抜けたらゆっくり歩こうと思ってたのに・・・・・何してんだ俺は・・・・
ーーーーーー
「はあはあ・・・・ようやく着いた・・・疲れたー。」
「お疲れさん。疲れたなら飯は家で食うか?酒場の方がいいか?」
「酒場がいいな。フェザースープシチューが食べたい。」
「お前ほんとにそれ好きだな・・・・じゃあ酒場いくか。どうせギルドには寄るしな。」
「ありがとう。」
「いいよ。気にすんな。フェザースープシチューは美味いしな。」
ーーーーーー
「クラウス、今日の俺はどうだった?」
「ん?あーそうだな。悪くなかった。というか剣を持って数週間でここまで強くなるのは大分凄いぞ。」
「そうなの?」
「ああ。ただお前の良くない所は、自分自身を過小評価しすぎてる所だな。・・・・」
「でも今回が初めての討伐クエストだったし、別にこれくらいはいいじゃん。」
「まあ、別に良いけどよ。その慎重さは大切だしな。それに俺としかやった事ないから仕方ないか・・・・比べる相手がいないもんな。」
「それも絶対あると思う。訓練場でもクラウスよりも剣が強そうな人居ないし。」
「たまたまだ。俺より強いやつなんかこの街には結構いる。」
「本当に?・・・・ってかクラウスは冒険者ランクどれくらいなの?」
今まで聞けてなかったし、丁度良い機会だし聞いてみるか。
「あ、俺か?俺はAランクだ。」
「は!?Aランク!?」
たっかッ!
でも、それならあんなに強いのも納得出来る。
普段訓練場にいる冒険者達よりもクラウスだけ動きが違う。
・・・・クラウスは俺がここに来てからあんまりクエストにも行ってないようだったし、どうやって金を稼いでいるの謎だったが・・・・・Aランクなら金も沢山あるんだろう。
「クラウスは強いし、Aランクでも不思議じゃないな・・・・・」
そんなことを考えていると、背後から声をかけられる。
「クラウスさん、少年、こんばんは。」
背が高く、筋肉質な好青年のような見た目。
ガルドだった。