異世界転移してすぐに死にかけた俺、恩人から剣を学んだら才能が開花したので冒険者やってます〜成り上がり冒険譚〜 作:寒い111
「中々に順調ですね。」
「そうだな。アレスが予想よりも強かったおかげだな。」
「ああ、それに今回はクラウスさんも居る。もしかしたら記録更新出来るかもしれないですね。」
「もし出来ればもっと儲かるな。」
前衛2人がそんな事を話ながら進んでいく。
「ガルド!グレン!曲がった先に
カナが叫ぶ。
普段は物静かな彼女だが、ダンジョンに潜るとしっかり索敵の役目を果たしてくれる。
「「了解!」」
「アレス君!前衛に出て一匹受け持ってくれ!」
「分かりました!」
ガルドからの指示を受け一気に全線まで出る!
「アレス!お前は真ん中をやれ!俺たちが両端を行く!」
「はい!」
グオオオオオオ!!!
でかい!
2mと少し位か?
まずは機動力を失わせるために足を狙う!
相手目掛けて疾走する!
「うおおおおッ!!」
が、そこまで速くない・・・・どころか少し遅いまである。
やはり体が大きいと少し速さも落ちるな。
・・・・・ブライドさんは別だけど・・・・
ガアアアアッ!!
「ふっ!」
低く構え、
すれ違いざまの一瞬の隙をつき、斬撃放つ!
しかし、刃が毛皮を滑る感触が伝わる。
ちっ!思ったよりも浅いな!
毛皮が厚い!
上手く斬れない。
・・・・なら!何度でも!
「 赤き炎よ、我が手に宿れ!」
背後から詠唱が聞こえる・・・・リーナ魔法は高まっていく!
魔法!
これが魔法か!
――鋭き槍となりて、敵を貫け!!」
「アレス君!下がって!!」
「!!」
急いで狂血熊から離れる!
〈
炎の槍がリーナの前方に生み出され、高速で
そのまま胸に突き刺さり、爆ぜる!
ドゴオオオオン!!!ドオオン!!
3匹の
1段落着いたな。
・・・・・あれ?こいつの魔石やらは要らないのか?
「ガルドさん、こいつの魔石とかは回収しないんですか?」
「そうだね、アレス君も分かったとは思うけどこいつ、固いでしょ?だからリーナの魔法じゃないと倒しにくいんだよね。」
ああ、なるほど。
確かに滅茶苦茶硬かったな。
ここに来るまでの魔物は全て一撃で断つ事が出来たのに、
「魔石とかを取ろうとして倒すと、時間が掛かりすぎるんだよね。だからリーナの魔法で爆散させた方が良い。他のモンスターを狙った方がね。」
確かにそっちの方が効率がいいか。
「今日はこのくらいにしようか!野営準備しよう!」
「わかったわ。私はテント張るわね!」
「私も手伝う。」
「よっしゃあ!今日は結構順調だったな!」
リーナとカナがテントを張り、グレンが今日の戦闘の感想を述べる。
「ガルド、俺はアレスと入り口を見張っておく。」
「ありがとうございます。頼みますクラウスさん。」
現在はダンジョン6階層の袋小路にいる。
この場所は各階層内にある安全な場所。
そのため出入口を見張ってさえいれば、モンスターに襲われる心配は殆どない。
「アレス、行くぞ。」
「うん。」
ここに来てからクラウスと2人きりになったのは初めてだな。
ずっと他の人達が一緒にいたからな。
「アレス、ダンジョンはどうだ?」
「まだ上手く連携は出来ないけど、この辺のモンスターには慣れてきたよ。」
「そうか、でも
「いやあれは毛皮厚すぎるでしょ。あれは無理だよ。クラウスはいけるの?」
「当たり前だ。あれくらいなら簡単に斬れる。というかお前でも斬れると思うぞ。」
「マジか・・・・あんなの斬れんのかよ・・・・」
めっちゃ浅くしか斬れなかったけど・・・・・クラウスはあれ斬れんのか・・・・・っでも流石に俺は無理だよ。
「ああ、斬れる。アレス、お前は強くなった。技術も上がったし、判断も速くなった。ただお前は相手の弱点を、斬りやすい場所を見るけるのが苦手だな。」
「斬りやすい場所?」
「そうだ、大抵モンスターにも柔らかい所はある。
「毛皮の薄い所・・・・腹とかか?」
「そうだ。」
なるほど、確かに腹なら斬れるかもしれないな。
さっきは足止めという事に集中しすぎて、足しか狙っていなかった。
・・・・・相手をもっと観察しないとな・・・・
「クラウスさん!アレス君!ご飯が出来たよ!」
「冷める前に食べるわよ!」
「お腹減った。」
「速く食おうぜえ!」
まあ今は食事楽しもうか。
ダンジョン内での唯一の娯楽だ。
「今行きます!」