宮廷の遊撃人   作:らりるれリッター

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第18話 心は去り 蜂は成る

 

 

ダッ! ダッ! ダッ! ダッ!

 

 

四番隊隊舎の敷地内にある『総合救護詰所』

その廊下を走るほどではないが、かなりの勢いで移動する影が1つ。【十番隊副隊長】志波一心が負傷した伝わって数時間後のこと、椿咲は『総合救護詰所』を訪れていた。

その顔に少し後悔を浮かべながら、

 

 

『やっぱり、もっと藍染君を問い詰めるべきだった……!!』

 

 

 

 

 

□ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■

 

 

 

 

 

「……おや、椿咲隊長の方から来られるとはかなり珍しい」

 

 

それは数時間前、雷山へ現世の調査を依頼した少し後のこと、椿咲はその足で『五番隊隊舎』へとやって来ていた。

椿咲が自らやってくることは藍染にしてみても珍しいことであり、その反応は素に近かった。

 

 

「いったいどのようなご要件で?」

 

「単刀直入に聞くよけど、現世で隊士が事故死してる案件。あれ、藍染君の仕業でしょ?いったい何を企んでいるの?」

 

「……ふっ」

 

 

椿咲から投げられる質問に藍染は不敵な笑みを浮かべていた。

が、それと同時に感心もしていた。椿咲は護廷十三隊の中で唯一自身の本性を知り、かつ監視すると言っていた。しかし、それでも自身に繋がるような証拠は一切残しておらず、その状況下で自身を疑い、単身でこの場で乗り込んでくるその胆力に、

 

 

「何を言い出すのかと思えば、僕は何もしていませんよ」

 

「……そうだね。藍染君()何もしていない。それじゃあ、質問を変えるよ。いったい何に隊士を殺すように命令したのかな」

 

「答えるつもりはない、と言ったら?」

 

「答えられないようにするだけだよ」

 

 

そう語る椿咲の目には明らかに殺気が映っていた。

椿咲はすでに腰に差す斬魄刀に手をかけており、この場で藍染を斬り殺すことも厭わないと示していた。

 

 

「随分と感情的、そして迂闊だ。この場で戦って貴女に分があるとは思えない」

 

「心配しなくても大丈夫だよ。結界を作る鬼道はすでに修めているから」

 

「…………」

 

 

2人の隊長が放つ威圧感に辺りには緊張感が走っていた。そんな場の空気を壊したのは椿咲の方だった。

 

 

「はぁ……こんなところで時間を使っている方が無駄だね」

 

「意外ですね。僕はもう少し粘られると思っていたんですが」

 

「あと数時間もしたら調査に出た志波副隊長が戻って来る。藍染君をどうこうするのはその後でも良いって話だよ」

 

 

 

 

 

◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 

 

 

 

 

「一心君!!」

 

 

椿咲が病室に駆けこむと治療を受ける一心と治療を施す卯ノ花がいた。

一心は全身傷だらけの上、背中を斬られている重傷だが、命に別条があるようには見えなかった。

 

 

「椿咲隊長、ご心配をおかけしm……痛ってて」

 

「重傷ではありますが、応急処置は済ましてあったようで大事には至りません。2,3日もすれば職務復帰出来ますよ」

 

「ありがとうございます、卯ノ花隊長。一心君、現世で何があったの?」

 

「それは……」

「ここでは言えません。また日を置いてからでも良よろしいですか?」

 

 

椿咲の目を見て話す一心は、その瞬間だけ何か考えるように視線を逸らしていた。

その事から椿咲は現世で、何かとの戦闘の最中、こんな大衆の目がある場所では口に出来ない事が起きたのだと察した。

 

 

「……分かった。それじゃあ、報告についてはまた改めて聞くね。ひとまず、生きて帰って来てくれてありがとう」

 

 

 

 

 

それから3日経った頃、椿咲と一心は隊長執務室にいた。その目的は勿論、現世で何があったのか報告を受けるためであった。

『総合救護詰所』での態度から人払いが必要と判断した椿咲は鬼道で結界を張り、自身らの姿も声も外部に漏れないように施していた。

 

 

「ご報告します。まず、現世で謎の(ホロウ)と交戦しました」

 

 

一心はまず、特異な(ホロウ)について報告を始めた。外見は黒色、穴が不自然に塞がっている点、技の運びが死神のそれと似ていて、大虚(メノス)のように虚閃(セロ)を放っていたこと等、

椿咲は自身、引いては【宮廷遊撃部隊】の誰もが見聞きしたことないその(ホロウ)の異様さに引っかかっている様子だった。

 

 

「分かった。後で山本総隊長に報告書を提出しておくね。ひとまずご苦労さま」

 

「はい、ありがとうございます」

 

 

一心はその時、悩んでいた。現世での戦闘において、死神の太刀を受けた事。そして、滅却師(クインシー)に遭遇したことを椿咲に報告すべきか否かを、

 

 

「あの、椿咲隊長」

 

「なに?」

 

「仮にですが、今回の案件について裏で糸を引いている者がいる可能性はあるのでしょうか」

 

 

一心は悩んだ末に、椿咲にかまをかけるようにその言葉をひねり出した。

椿咲は一心のその真意に勘付いていた。同時にやはり背中にあった切傷は藍染、或いは市丸か東仙のいずれかがつけたものなのだろうと考えるに至った。

 

 

「…………」

 

「すいません。突拍子もないことを言ってしまいまして」

 

「一心君がそう言うなら、突拍子もないことってわけでもないと思うよ。全部話してもらえるかな。あの日現世で何があったのか、その全てをね」

 

「……分かりました。(ホロウ)の異様さは先に伝えたとおりですが、まずあの(ホロウ)尸魂界(ソウル・ソサエティ)にその存在を感知されずにいられるわけがありません」

 

「それで意図的にその(ホロウ)を隠している人物がいると一心君は睨んだわけだね」

 

「はい。そして決定的だったのが、戦闘の際に何者かの一太刀を受けました。あれは斬魄刀のそれで、裏で死神が糸を引いていると確信しました。先のことと私に一太刀を浴びせられる点から、隊長格の誰かだと推測できます」

 

「……そっか。一心君、私はその人物に心当たりがある」

 

「ッ!!」

 

 

その時、一心は驚きを隠せない様子だった。自身が隊長格としたのは半ば想像上のことであった。それが椿咲にとってみればすでに知っている事柄だったためである。

 

 

「その人物はかなり用心深くてね。ハッキリとやったという証拠もまだないんだ。だから”探ろう”なんて気は起こしちゃダメだよ。これは、私()()の管轄だから」

 

「……私たち?」

 

 

一心は椿咲が私”たち”と複数形にしたことに気が付いていた。それは椿咲があえて言った事であり、遠回しに自身がただの【十番隊隊長】ではないこと、今回の案件が秘密裏に動く者たちが対応するほどであることを一心に知らしめるためであった。

 

 

「詳しくは言えないけどね。ともかく、一心君はこれ以上首を突っ込んではいけないよ」

 

「出来ません」

 

「何故?」

 

「ただ指をくわえて見ているだけの自分を、明日の自分は笑うと思うからです」

 

「…………」

 

 

その時椿咲はかつて一心が言っていたことを思い出していた。それは、

「取るべき行動を取らなかったと、取れなかったは違う」

 

危険だからと言って何もせずにただ見ていることを一心は良しとは出来なかったのだ。

 

 

「はぁ……まるで春麗さんみたいに強情だね……。分かったよ。ただ、気をつけて行動するんだよ」

 

「分かっています。それから椿咲隊長。もう1つ、ご報告致します」

 

「もう1つ?」

 

「これは正直、報告すべきか迷いましたが、椿咲隊長ならば寛大なご判断をいただけると思いました。先の(ホロウ)との戦闘時、滅却師(クインシー)に遭遇しました」

 

「会っちゃったんだね、滅却師(クインシー)に」

 

 

椿咲は今から約100年と少し前に現世で滅却師(クインシー)と相対していた。その事から現世に滅却師(クインシー)がいることは特に驚きはしなかったが、それを【宮廷遊撃部隊】以外の死神に見られたことは大いに問題があると思っていた。

 

 

「そっか、やっぱりまだ空座町(からくらちょう)にいたんだね。あの滅却師(クインシー)たち」

 

「ご存じだったのですか?空座町に滅却師(クインシー)がいることを」

 

「うん。少し前にいろいろとあったもんだからね。あっ、滅却師(クインシー)のことは誰にも言っちゃいけないよ。特に総隊長には」

 

「勿論です」

 

 

一心は安堵していた。霊術院にて尸魂界(ソウル・ソサエティ)の歴史を学んだ一心は死神と滅却師(クインシー)との確執を知っていた。その中で自身を危険を冒してまで助けてくれたあの滅却師(クインシー)の少女に恩を仇で返すような真似はしたくなかったからである

 

 

「じゃあ、報告書には(ホロウ)の異様さのみを記述して、隊首会では裏切り者と滅却師(クインシー)のことは伏せて報告しておくね」

 

「お心遣いありがとうございます」

 

 

         ・

 

         ・

 

         ・

 

         ・

 

         ・

 

 

 

 

「―――――以上が、報告の全てです」

 

 

数日後、隊長たちが奇数隊と偶数隊に分かれて並ぶ隊首会議場にて、椿咲がその間に立ち報告する姿があった。

実際に現世で事の対処に当たったのは一心であったが、一心が所属する隊の責任者である椿咲がその顛末を報告する運びとなっていた。

 

 

「相分かった。副隊長への無断出撃命令は罪なれど、即断即行により隊士の犠牲は最小限に抑えられ、引いては現世の被害も軽微なものにとどめることとなった。よって」

「此度の隊規違反は不問とする」

 

 

元柳斎はまるで判事が判決を述べるときのようにダン、と手に持つ杖を床に突き今回起きたことの責任は何一つおとがめなしと椿咲に言い渡した。

椿咲はその判断に礼儀として頭を下げていた。

 

 

「ありがとうございます」

 

「ふん、その謎の(ホロウ)の残骸を回収させなかったのは、十分な罪だと思うがネ」

 

「そう言わないでくださいよ。(くろつち)隊長」

 

「時に」

 

 

元柳斎がそう声を発したことで、椿咲は顔を涅マユリから再び元柳斎の方へと向けた。

 

 

「報告には(ホロウ)の異様さのみしか記述がないが、書き漏らし或いは聞き漏らしはないとして良いのじゃな」

「他には何も特筆すべきことは無かった、と」

 

 

片目のみを開いて元柳斎は椿咲を見据えていた。その眼光は鋭いものであり、辺りを緊張感に包みそうなほどであった。

そう問われる椿咲の脳裏には一心が助けてもらったという滅却師(クインシー)の少女が思い浮かんでいた。しかしそれを元柳斎に、引いては他の隊長たちに知られぬわけにはいかないと知らぬ存ぜぬを貫いた。

 

 

「ええ、私が書けることはその報告ですべてです」

 

 

妙な言い回し、と元柳斎はそう感じた。

しかし相手は【宮廷遊撃部隊】”十四番隊”所属の死神。それ故に下手にこの場で言えぬこともあるとして、その場で問い詰めることは避けるべきと判断した。

 

 

 

 

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

 

 

 

 

 

「…………」

 

 

一心は十番隊舎内のとある縁側で、仰向けに寝転がりながら考えていた。一心は滅却師(クインシー)が生き残っているという噂は聞いたことがあったが、ああして直に会うまでまるで信じていなかった。

 

初めて直に見た滅却師(クインシー)。少女と言えども死神との確執について知っているだろう。にもかかわらず自身を助けに入ったことと自ら滅却師(クインシー)と名乗るその度胸、それをあの年で持ち合わせるのは大したものだと、感心していた。

 

 

「……もう一度会って、きっちり礼を言ってくるかな」

 

「お礼って?」

 

「うおっ!?」

 

 

 

再び現世に向かおうと体を起こしたところで、突然声をかけられたことで一心は飛び上がっていた。

声のする背後を見ると、隊首会を終えて戻って来た椿咲が立っていた。一心のあまりの驚きようにさすがの椿咲も困ったような顔をしていた。

 

 

「つ、椿咲隊長……」

 

「ただいま」

 

「お帰りなさいませ」

 

「うん。現世の無断出撃の件だけど、不問になったよ」

 

「ありがとうございます。それで、あの……」

 

「例の子に会いに行くつもりでしょ?」

 

 

椿咲の問いに一心は何も言わずにただ頷いていた。椿咲は一心が滅却師(クインシー)の少女に助けられたと報告をしていたとき、その様子からこうなるだろうと予想していた。

 

 

「何かあるんだろうなって思ってたけど、やっぱりだったか。一心君、これは十番隊隊長として言うけれどダメだよ。本来なら、死神と滅却師(クインシー)は会わない方が良いって分かるでしょ?」

 

「ええ、分かっています。しかし、私は受けた恩に礼を尽くさず無下にはできません」

 

「誰に対しても礼儀正しいのはいいことなんだけどね。言い方を変えようか」

「もし、一心君の後を誰かがついてきたらどうするの?それが例の裏切り者なら?」

 

 

椿咲は現世へと赴く一心の後を誰かがつけてくる可能性を指摘していた。現状、藍染が一心を監視しているかは不明だったが、もし藍染がつけてきた場合、一心と滅却師(クインシー)の少女に大きな危険が伴うことだった。

 

 

「この間は一心君が現世で起きたことの報告に待ったをかけられなかった。何故なら、それをしてしまえば自身がその場にいたことを自白することになるからね。けど、次の場合は違う」

 

 

前回の場合は意図的に隠した滅却師(クインシー)の情報を藍染が指摘できなかったと椿咲は推察していた。その指摘を行えば、一心と同じく藍染も現世にいたことが知られてしまうからだった。

もっとも藍染は指摘出来たとしてもしなかったのだろうが、それは椿咲に知る由もないことであった。

 

 

「現世に滅却師(クインシー)が生き残っていることが瀞霊廷中に広がれば、再び殲滅作戦が起きる。そこに死神を助けた恩があるなし関係ないよ。それでも行くの?」

 

「はい、勿論私だけでなく現世の滅却師(クインシー)たちに危険が及ぶ可能性は承知しています」

 

「はぁ……やっぱり強情だね。いいよ、行っておいで」

 

「椿咲隊長、ありがとうございます」

 

「ただし、絶対条件。1つ、絶対に無傷で帰ってくること。2つ、戻ったら隊首試験を受けること。いいね?」

 

「はい」

 

「ホント返事は良いんだけどなぁ」

 

 

返事をすると同時に一心は現世へと向かっていき、その様子を椿咲は「やれやれ」と言いたげに見ていた。

 

・・・椿咲はこの時思いもしていなかった。まさか一心がこれ以降に消息を絶つことを、これが一心と最後の会話になることを、

 

 

 

 

 

◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 

 

 

 

 

「此れより、新任の儀を執り行う」

 

 

【十番隊副隊長】志波一心が消息を絶ってから数年。この日、一番隊隊舎で新任の儀が執り行われていた。

新しく隊長の座に就くは砕蜂。隊は二番隊。

 

彼女は椿咲との会話で見つけたものと、椿咲が語った隊長としての心構えを基にして、修行を続けていたのだ。

 

 

『この光景を椿咲隊長にも見ていただきたかったな……』

 

 

一心が消息を絶ってから1年後のこと、椿咲は引責辞任の形で後任を日番谷に託して護廷十三隊を去っていた。

砕蜂はかつて絶望と失望のどん底にいた自身に道を示してくれた椿咲に、自身が夜一の後を継ぎ【二番隊隊長】となったこの光景を見せたかったと思っていた。

 

 

 

「はぁ……」

 

 

 

新任の儀が終わり、『二番隊隊舎』へと向かう砕蜂は1人ため息を吐いていた。

 

 

「せっかくの晴れ舞台なのに、ため息なんて吐いちゃって」

 

「この声は……」

 

 

無意識のうちに砕蜂は声のする方へと顔を向けていた。聞こえた声に聞き覚えがあったからだ。

 

 

「幸せが逃げて行っちゃうよ?」

 

「椿咲、隊長……!!」

 

 

背後に立つは椿咲南美。

椿咲は【宮廷遊撃部隊】での仕事上、諜報や潜入調査で瀞霊廷にいないことが多いのだが、ここ数年は雷山に訳を話して瀞霊廷に留まり、砕蜂が隊長へ昇進するのを待っていた。

 

 

「隊長就任おめでとう。その羽織よく似合っているよ」

 

「これもすべて椿咲隊長のおかげです。あの時道を示してもらわなければ、あのまま潰れてしまっていました」

 

「ふふっ、ひとまず元気そうで良かったよ。……砕蜂ちゃんは四楓院隊長のことまだ許せない?」

 

「……はい、正直に言ってしまえば」

 

「そっか……」

 

「しかし、修行を続けて今よりもっと力を付けたあかつきには夜一様にその真意を問います」

 

「……砕蜂ちゃん、今から意地悪な質問をするけどいい?」

 

「なんでしょう?」

 

「もし四楓院隊長が浦原隊長と共犯で本当に瀞霊廷を裏切っていたらどうする?」

 

「……ッ!!」

 

 

椿咲がした問い、それは隊長としての気構えと同時に砕蜂が考えないように必死に心の奥底にしまい込んでいたことだった。

隠密機動の死神である砕蜂には無用の問いだと椿咲は考えていたが、少しでも自身が教えを説いたいわば弟子とあらば、どう考えるかを聞くべきが彼女の持論の1つだった。

 

 

「……その場合は夜一様を捕らえるまで、そして安心してもらいます。夜一様の後任は私がしっかり務めていくと」

 

「そう、覚悟はしっかりできているね。意地悪な質問しちゃってごめんね」

 

「いえ、どんでもないです!むしろ感謝します。わざと厳しいことを言って私に覚悟を決めさせてくださるのは、夜一様を除けば椿咲隊長だけですよ」

 

「ふふっ、そう言ってもらえてよかったよ。隊長は忙しいけど、その分やりがいもある。思う存分頑張ってね」

 

 

椿咲は砕蜂に笑顔を向け手を振ると、踵を返すように背を向けて歩き出した。

そんな椿咲を砕蜂は呼び止めた。

 

 

「あのっ、椿咲隊長!少しよろしいですか?」

 

「なに?」

 

「差し支えなければで構いません。椿咲隊長はいったい……」

 

「…………」

 

「二番隊隊長となり、夜一様や椿咲隊長と同じ目線に立ったことで分かりました。あの時の夜一様と椿咲隊長の考え、椿咲隊長が本来護廷十三隊に属していなかった死神であることも」

 

「さすがは隠密機動だね。いつかは知られちゃう日が来るとは思ってたけど、こんなに早いとは思わなかったよ」

「そう、私は護廷十三隊ではない別の組織が本来の所属なの。詳細は語れないんだけど、やってることは同じだから、どこかで会ったらよろしくね」

 

「そうなのですね。是非とも、よろしくお願いします」

 

 

 

 

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