破壊の黒炎   作:ぐちロイド

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ワンピース死神伝の方で、転スラの二次創作主人公でやって欲しい種族はどれが良い?。っと言うアンケートをやっていますが此方にも設置しますので気軽に参加してください。


第21話 黒幕の登場 暴かれる世界の真実

深い闇に沈む駒王町の夜。連とディーネは、かつてバルパーたちが潜んでいた廃教会の地下へと足を踏み入れたが、そこにはただ、冷却の止まった機械の重低音と、引きちぎられた魔力の残滓が漂うばかりだった。

 

ディーネ「……あはっ、やっぱりね。あのネズミども、もうお引っ越し済みよ」

 

ディーネがシアン色の髪を弄りながら、つまらなそうに鼻を鳴らす。連は無言で、自身の右腕が刻む微かな振動を感じ取っていた。聖剣と魔剣、その両方が特定の方向に向けて、飢えた獣のように咆哮を上げている。

 

その時だった。

 

ズゥゥゥゥゥン……!!

 

大気が震え、学園の方角から巨大な「壁」がせり上がるような、圧倒的な魔力の波動が届いた。

 

連「結界か。……蒼那たちが維持しているようだが、中から溢れているのは、あの狂信者どもの腐った臭いだ」

 

ディーネ「行きましょうか、連。『あの方』も『あの人』も、最高の特等席を用意して待ってるはずよ」

 

連の背からアザトースの十二枚の翼が展開され、ディーネもまた風の魔力を纏って跳躍した。

 

---

 

駒王学園の敷地内は、シトリー眷属が死力を尽くして維持する強力な結界によって、外界から完全に遮断された「異界」と化していた。

 

連たちが結界を潜り抜けた先で目にしたのは、無惨に破壊された校舎と、泥沼のような死闘を繰り広げるグレモリー眷属の姿だった。

 

木場「はぁぁぁッ!!」

 

一誠の『赤龍帝の籠手』が唸りを上げ、木場の神速の魔剣が空を切り裂く。二人の連携によって、二振りの聖剣を操り狂奔していたフリード・ゼルツァは、ついにその身に幾十もの傷を負い、校舎の壁へと叩きつけられていた。

 

フリード「ヒッ……ヒ、ヒハハハッ! な、なんだよ、その目はよぉ……! 死に損ないの『聖剣計画』のクズが、調子に乗りやがって……!」

 

フリードの足元には、バルパー・ガリレイが這いつくばっていた。ゼノヴィアが『破壊の聖剣』を彼の喉元に突きつけ、冷酷な宣告を下す。

 

ゼノヴィア「バルパー・ガリレイ。……貴様の罪は、もはや教会の法でも、悪魔の法でも裁ききれん。……貴様が作り出した聖剣因子の欠片は、今ここで木場祐斗の覚悟によって、君の最期を見届けるだろう」

 

木場の周囲には、散っていった仲間たちの魂が具現化したかのような、美しくも悲しい『聖魔剣』が輝いていた。

聖と魔。相反する力が混ざり合い、バルパーが信じていた「偽りの理」を根底から否定する。

 

だが、勝利の予感が漂い始めたその瞬間。

夜空そのものが「重み」を持ったかのように、空間が歪んだ。

 

?「――くははははは! 実に滑稽だな、バルパー。お前が心血を注いだ人形遊びが、これほどまでに無惨に散るとは」

 

頭上から降り注ぐ、暴力的なまでの魔力のプレッシャー。

黒い羽が雪のように舞い散る中、六対、計十二枚の巨大な黒翼を広げた男が、校舎の屋上に降り立った。

 

リアス「堕天使幹部……コカビエル!!」

 

リアスが悲鳴に近い声を上げる。

コカビエルの瞳には、地上にいる者すべてを虫ケラと見なすような、圧倒的な傲慢さと倦怠感が宿っていた。

 

 

 

連がディーネと並んで、一誠たちの前に歩み出る。コカビエルはその赤い瞳を連に向け、僅かに興味深そうに目を細めた。

 

コカビエル「ほう……。バルパーの報告にあった、イレギュラーか。その右腕……ふん、妙なオーラを放っているが、所詮は人間が手にする器に過ぎん」

 

コカビエルはゆっくりと翼を閉じ、地上の者たちを見下ろして嘲笑った。

 

コカビエル「リアス・グレモリー。そして教会の小娘ども。……お前たちは、何のために戦っている? 『主』のためか? それとも、『魔王』のためか?」

 

リアス「何が言いたいの! 私たちは、この街を守るために、あなたの野望を打ち砕くだけよ!」

 

リアスの叫びに、コカビエルは腹を抱えて笑い出した。その笑い声は結界内に反響し、聞く者の精神を削り取るような不協和音を奏でる。

 

コカビエル「野望? 違うな、これは『修正』だ。……お前たちは何も知らない。……いや、お前たちの主も、魔王も、真実を隠し続けているのだ」

 

コカビエルは翼を大きく広げ、天空を指し示した。

 

コカビエル「教えてやろう。……かつての大戦において、天界の『神』は死んだ。そして、お前たちが崇拝する『四大魔王』も、共に戦死したのだ!!」

 

一誠「…………え?」

 

一誠が呆けたような声を漏らす。

ゼノヴィアは持っていた聖剣を落としそうになり、その顔から血り気が一気に引いていく。

 

ゼノヴィア「な、何を……何を言っているの!? 神様が死んだ!? そんな、そんなデタラメを!」

 

コカビエル「デタラメではない。……私は見た。神が堕ち、魔王が消え去る瞬間をな。……今の天界も冥界も、神も魔王も不在のまま、システムだけが空回りしている空っぽの器だ。……そんな『平和』という名の欺瞞、私が壊してやる。戦争こそが、我ら堕天使が輝く唯一の舞台なのだからな!!」

 

コカビエルの暴露は、この世界の住人にとって「世界の終わり」と同義だった。

信仰を糧にしていたゼノヴィアやイリナにとって、それは魂の消滅を意味する。リアスや蒼那にとっても、自分たちの統治の正当性が根底から覆される事態だ。

 

だが。

その絶望の渦中で、ただ二人だけが、不気味なほどに静かだった。

 

ディーネ「……あはっ、やっぱり。どうりでこの世界の風、どこか『死臭』がすると思ったわ」

 

ディーネが、戦慄する一同をよそに、けらけらと笑い出した。

 

ディーネ「連、聞いた? 神も魔王も死んでるんだって。……最高じゃない! 『あの方』が言ってた通り、ここはもう、ただの廃墟なのよ!」

 

連は右腕のブレスレットをゆっくりと撫でた。

 

 

連(……イザナミ様。あんたの言っていた通り、この世界の理(システム)は、とっくに壊れていたらしいな)

 

連の脳内で、女神の冷徹な笑い声が聞こえたような気がした。

 

連「おい、カラス野郎」

 

連の声が、コカビエルの高笑いを切り裂いた。

連は一歩、また一歩と、堕天使の幹部に向かって歩み出る。その足音が響くたびに、地面から黒炎が立ち上り、コカビエルが放つ魔力を次々と「捕食」していく。

 

連「神が死んだ? 魔王がいない? ……だから何だ」

 

連が右腕を掲げると、そこから黄金の光が爆発的に溢れ出した。

その光の純度は、先ほどまでのどの瞬間よりも高い。神が死んだという事実を知り、そのシステムからの「承認」が不要になったことで、連の中にある天使の血と『真説・エクスカリバー』が、より自由な、より根源的な輝きを放ち始めたのだ。

 

連「神が死んだなら、俺がこの剣で、新しい『死』を刻んでやるだけだ。……魔王がいないなら、俺の黒炎が、新しい『地獄』を作ってやる」

 

コカビエル「……何だと?」

 

コカビエルの表情が、初めて曇った。

目の前の少年から放たれるのは、信仰や魔力といった、この世界の枠組みの中にある力ではない。

世界の外側――「神話」そのものを再定義するような、絶対的な破壊の意志。

 

連「ディーネ。……準備はいいか。カラスの羽毟り(はむしり)を始めるぞ」

 

ディーネ「ええ、連! 私の風で、その安っぽい翼、全部腐らせてあげるわ!」

 

ディーネがシアン色の魔力を暴走させ、結界内の空気を竜巻へと変える。

絶望に沈むリアスたちを置き去りにして、二人の転生者が、神も魔王もいない荒野で、真の「終焉」を体現するために動き出す。

 

連「……見せてやるよ、コカビエル。本物の『終焉』ってやつをな」

 

連の右手に黄金の聖剣、左手に黒炎の魔剣が顕現する。

黄金と漆黒のコントラストが、夜の学園を、世界の終焉を告げる断罪の舞台へと変えていった。

 

 

転スラの二次創作主人公でやって欲しい種族は?

  • 精霊
  • フェンリル
  • ドラゴン
  • 吸血鬼
  • 上位悪魔
  • その他(他作品とのクロスオーバー)
  • その他(コメントで書いて下さい)
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