うつけ姫の弟   作:ホークス馬鹿

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凱旋です。


凱旋

桶狭間で今川義元を討ち取り、歴史的大勝利に終わった織田軍。

 

信奈「さぁ、信忠・・・帰りましょう。」

 

信忠「そうですね・・・引き揚げましょう・・・そして、次の手を打ちましょう。」

 

信奈「ええ・・・」

 

そして

 

信忠「引き揚げるぞ!」

 

信奈「退くわよ!」

 

「「「おおーっ!」」」

 

それぞれ引き揚げたのだった。

 

 

 

 

 

那古野城

 

 

 

 

 

那古野に戻った信忠。

部屋に入ると

 

信忠「六以外は皆下がれ。」

 

「「「はっ!」」」

 

勝家「はい。」

 

勝家を残し、皆を下がらせた。

そして、二人っきりになると

 

信忠「ふぅー・・・」

 

信忠は、一つ息を吐いた。

 

信忠「勝ったんだな・・・俺達は・・・」

 

勝家「はい・・・信忠様。」

 

信忠「六。お前の働き、見事だった・・・よくぞ義元を討ち取った・・・」

 

信忠は、勝家の活躍を褒めた。

 

勝家「ありがたきお言葉・・・全ては信忠様の為でございます・・・」

 

勝家は、笑みを浮かべて答えた。

 

信忠「・・・そうか。」

 

信忠は、少し反応が鈍かった。

 

勝家「信忠様・・・吉兵衛の事ですか。」

 

彼の様子を見た勝家は、吉兵衛の事だと察した。

 

信忠「ああ・・・俺があるのは、彼奴のお陰だ・・・彼奴が俺を助けてくれたから・・・」

 

信忠は、この戦の勝利と、今自分がこうして無事なのは吉兵衛のお陰だと言い

 

信忠「彼奴の家族を探して、手厚く保護したい・・・そして、あの戦場に彼奴の為の石碑も建ててあげたい・・・」

 

彼の家族を手厚くし、尚且つ彼の手柄とその感謝を込めて、石碑を建ててあげたいと言った。

 

勝家「はい・・・それが宜しいかと存じます・・・吉兵衛もその家族も、さぞ喜ばれるでしょう・・・」

 

信忠の提案に、勝家は笑みを浮かべて答えた。

 

信忠「うむ。さて・・・暫くは兵を休め、次なる目標に向けて英気を養わねばならんな・・・」

 

勝家「はい。美濃・・・でございますね。」

 

信忠の言葉に、勝家は次の目標が美濃だと察した。

 

信忠「そうだ。蝮の道三が姉上に譲ると申した美濃を切り取る・・・」

 

信忠「しかし、そう簡単には上手くいかぬはず・・・まずは、どう攻略するかが大事だな・・・」

 

しかし、簡単には上手くいかないだろうと言った。

 

信忠「まずは・・・東をどうにかしないといけないな・・・」

 

勝家「東・・・ですか?」

 

信忠「ああ。恐らく姉上も考えてると思うが、美濃を切り取るにあたって、まずは背後をなんとかせねばならん。その為に、三河の元康と接触するかもしれんな。」

 

勝家「成程・・・確かにそれが良いと思いますね。」

 

信忠「とはいえ、まずは兵を休めねばな・・・美濃はそれからだ。」

 

勝家「はい。」

 

そして、尾張は次なる目標を美濃攻めに定めたのであった。

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