清洲同盟
桶狭間での戦後処理が終わって数日後、三河では新たな動きがあった。
元康「義元様の跡を継いだ氏真様から、弔い合戦の手伝いを頼まれてますけど・・・」
半蔵「はっ。当の本人は、蹴鞠に明け暮れているご様子・・・」
元康は、自身に仕えてる忍び、服部半蔵から駿河の近況を聞いていた。
駿河では、今川義元の戦死後、今川氏真が跡を継いだ。
しかし、氏真本人は蹴鞠ばっかりをして、弔い合戦の支度を一つもやってはいなかった。
寧ろ、その役目を元康に押し付けてばかりだった。
元康「・・・長く今川家には臣従を強いられてきたけど・・・もうここまでです!」
元康「私達は独立し、吉姉様と同盟を結びます!」
元康は、今川と手切れし、織田と同盟を結ぶ決意を固めたのだった。
清洲城
「三河の松平元康様が参られました。」
信奈「分かったわ。」
すると
信忠「久し振りになりますね・・・」
信奈「ええ・・・そうね・・・」
信奈と信忠は、元康との久し振りの再会を楽しんでいた。
良晴「二人とも、元康とは会ったことあるのか?」
良晴の疑問に
長秀「嘗て元康様が織田家の人質だったときがありまして、その時に良く一緒にいた事があるんですよ。」
長秀が答えた。
良晴「成程・・・」
良晴(て事は・・・『清洲同盟』を生で見れるというわけか・・・)
良晴は、清洲同盟を生で見れることに改めてイベント発生だと感じていた。
そして
元康「お久し振りです、吉姉様。奇妙兄様。」
緑色のショートヘアで、眼鏡にタヌキ耳と尻尾を付けている少女がいた。
この少女こそ、松平元康。後の徳川家康だ。
信奈「久し振りね、竹千代。いえ・・・今は元康だったわね。」
信忠「久し振りだな。」
信奈達も、元康に挨拶を交わした。
すると
元康「この度は、尾張と三河の同盟が相成り、誠に誠におめでとう・・・」
元康が突然改まって頭を下げて挨拶したので
信奈「相変わらず律儀ね・・・もう少し気を楽にしなさいよ・・・昔馴染みでしょ。」
信奈は苦笑いを浮かべ、昔馴染みの誼で気楽にしてくれと言った。
信忠「とはいえ、元康らしいと言えばらしいですね・・・」
信忠は、そんな元康をらしいと言いつつ
信忠(しかし、腹の底では何を考えているのやら・・・読めぬ者だ・・・とはいえ、悪い奴では無いのは確かだが・・・)
元康の策謀家の一面の性格を少し察しつつも、根は良い人なのを知っているのだった。
すると
信奈「まずは食事ね。」
信奈は、手を叩くと膳が出てきて
信奈「さあ、食べましょう。」
元康「はい。」
食事を始めた。
そして
元康「では吉姉様。東は私にお任せ下さい。」
信奈「分かったわ。私は美濃を取り、京を目指すわ。」
互いにやるべき事を語ったのであった。
こうして、清洲同盟が成立したのであった。