筆者Fateはstaynight zero strange Fake しか履修していないのでちょっと書けないんですよね…。CL開催中にEUの何処かを舞台にした聖杯戦争が開催され、エゴイスト達は、例えばサッカー以外の大事なものをかけて戦う。とか。千切だったら足を治すという願望とか。真の愛を知りたいカイザー、うっかり参加してしまった世一さん。どこか暗い顔をしたバニーさん。親友を復活させたいスナッフィー、現役時代に戻りたい絵心、自分が強くなるために利用したいノア、他にもマスター候補考えるとキリがないですね。原作から数年後の話ですよね。マスター同士の殺し合いにはならないと思うんですけど…。魔術使ったイナイレサッカーが始まって…なんて。滅茶苦茶すぎる。相手サーヴァントの頭を狙ってシュートするか、両者合意の元擬似フィールドを設定して街を破壊し尽くしながらサッカーする、とか。
誰か書いてくれないかな…
【ブルーロック三次選考編】
4thステージが終わった後のこと。
「潔、凄かったよ。あの試合の中で一番輝いていたよ」
「お、おう。ありがとう…」
何とも言えない表情をしている潔。まぁ負けちゃったわけだし。
「”奪い返す”って言ったけど、逆になっちゃったね」
「あぁ、なんかゴメンな…」
大丈夫かなと様子を見ていたが、蜂楽が潔にちょっかい出して、潔も笑顔になる。
蜂楽いると雰囲気良くなるからいいよね。
潔が凛に、自分に足りないものは何かと聞いている。それに対して色々と教えてあげる凛。
[やぁやぁ才能の原石共]
と、聞いていたであろう絵心さんが話しかけてくる。”運”とは何か、色々と語ってくれる。
で、次の三次選考は24時間後に世界選抜と戦うらしい。
夜。
5thステージは5人部屋らしい。早速明日の対戦相手について、潔と蜂楽は話している。潔は「すっげぇ」と言って固まっていたり、蜂楽はワクワクしているようだ。
…確か去年くらいだっけ。
レオナルド・ルナは、前にスペイン行った時に一緒に話したなぁ。冴に会いにレ・アールへ行ったら、ルナもいた。あんな煽り癖ある人もいる中で冴も頑張っているんだなって思った。世界一のクラブでもそうなんだし、どこ行ってもそうなんだろうな。俺は平和にやりたいのに。
アダム・ブレイク、パブロ・カバソス、ダダ・シウバとも戦ったことはあるけど、ちゃんと話したことはない。
「あー、でもこの真ん中の坊主はあんまし知らないかも」
「あ、たしかに」
「…彼はジュリアン・ロキ。17歳でフランス代表にも選ばれている」
「17歳って俺と同い年じゃん…」
「神童って言われている」
ロキとは何度か会ったことがある。最近でいえば半年以上前だけどフランスに行った時に、一緒に練習した。
連絡先交換したけど、たまにやり取りしていたな。
ただ、活動休止してからや、ここ(監獄)入ってから携帯弄ってないので連絡はしていない。
『僕は神童なんかと呼ばれていますが…貴方は正真正銘のサッカーの神とでもいいますか』
そう言って照れながら話していたロキ。
まさかここで会えるなんてなぁ。
☆
「相手が誰だろうと勝ちに行く。足引っ張んなよぬるザコ共」
「理解ってんじゃん凛ちゃん♪」
「あぁ」
楽しみだー!
みんな元気にしているかな。
三次選考バトルフィールド。
既に対戦相手の5人はいるようだ。あ、ロキがいる。
ロキを除いて相手はこちらを嘗め腐った目でみて、何やら話している。うん、日本人ってヒョロヒョロかもしれないけどさ、一応まだ未成年なので伸びしろはあるから…。
お、凛が早速英語で世界選抜と話してる。煽り返している。すげえな。
俺も英語は話せる。まぁこの体前世より物覚えが格段に良いし、馬鹿みたいに飲み込んでくれたので。ドイツ語とかも話せるようになってBMでやっていけたわけだし。
今まで散々煽られたことはあるけど、スルースキルでやってきた。もうね、本当に怖いけど何とも思わない。あと、面倒くさい。
…ん?相手、なんだかとんでもない事言っていないか?
「平然と18禁のこと話すのはやめて欲しいよなー」
「あ!江戸川も英語わかるの?」
「一応」
ボソッと呟いてしまったら蜂楽に聞かれてしまった。
「アイツら、俺らとの試合は遊び半分だな」
蟻生の言う通り、本当に手軽なバイトのつもりで来たんだろう。
凛と海外選手が煽りあってる。
『ブッ潰してやるよ、今日の日本観光がトラウマになるくらにな』
凛、お前もそう言う事言っちゃえるのね~。
怖い。こういうの散々聞いて来たけど、いつまで経ってもなれる気配はない。
ルナも結構エグイこと言ってるけど、前会った時もあんなんだった。
高校生相手に大人げないんだよ、とは言い返したのは覚えてる。
『ゴメンナサイみなさん、あの人マジで悪気ないんで』
ロキ~!!数少ない常識人の彼だが、本当にクソ野郎が多いこの業界で、礼儀正しく最強であるのはもう完璧って言うんだよ。
[なおこの試合はU-20W杯日本代表への、特別選考試合とする!]
──KICK OFF
相手はこちらの様子を伺っていたようだが、凛のゴールでこちら側の先制点となった。
蜂楽、毎回いろんな動きしてて面白いよね。
「ナイス~」
相手もこれで少しはやる気を出したっぽい。…ルナ?1ゴール1万ドルボーナスってどういうこと?
その後、相手ボールスタート。
ロキの爆発的初速であっさり抜かれ、1ゴール取られてしまう。
『俺はもういいんで、さっさと終わってシャワーにしましょー』
「…相変わらず早いね~ああ、見てると楽しくなってきちゃった」
それでも世界の壁は分厚く。
1-4。
凛のゴールから、ブルーロック側は誰もゴールを決めることはできず。もう負けられないところまでやってきた。
「まだだクソ…まだ終わってねぇ」
凛がそう呟く。凛だけはまだ、諦めないで本気で勝つつもりでやっている。
『そんな簡単に足開いちゃ
軽い男だと思われるよ』
そう言い、ルナはシュートを決めようと凛からボールを踏み出す。
蜂楽や潔とかはもう完全に受け身になっているようだった。
「ここだな」
俺はルナからボールを掻っ攫う。
アダム・ブレイクの死角を突いてここまで来たんだ。
『!おおッ君動けるんだね、今までパッとしなかったけど』
『おもてなししてやるよ』
ルナ、パブロを軽快なドリブル躱し、
ダダのDFをトラップで躱す。
アダム・ブレイクは、まず体格だけじゃ間違いなく本気の俺でも適わない相手。
軽快なステップで躱す。
『ッ?!』
『ああ?!』
そして、その先にはロキ。
『…』
スピード勝負ではかなわない。
真正面にいる状態では勝てない。
──ならッ
高速フェイントからのシュート!
[GOAL!]
「マジかよ…!!!」
「江戸川…お前世界選抜相手にすげえよ!!!」
『…』
「ま、これで相手もちゃんとやってくれんじゃない」
ロキがこっちをジッと見てくる。
え、コワイ怖い。バレてないよね?
『おいおい!マジかよ』
『糸師冴や有馬ケイ以外にこんな奴が日本にいるとは』
「…今ので疲れちゃった」
「江戸川お前本当にすげえよ!」
キラキラした目で潔が見てくる。
「ありがと潔。これからは…そうだな」
俺がこの試合を支配してみよう。
相手からボールを奪い、潔達にパスしていく。
『ッはぁ?!』
『クソが!!あの無表情ボーイヤバすぎだろ!』
凛のゴールでまたこっちの得点。
その後、潔のゴールで1点。
取られたら取り返して、その繰り返し。
でも、そう上手くはいかず。
最後はルナのシュートで3vs5でこちらの負け。
「あ~まぁ頑張った方なんじゃない」
「…悔しいけど、世界選抜相手に3点取れただけすげえや」
『U-20W杯日本代表のメンバー選考だよ。はじめからキミらは負ける前提ってコトです』
『アディオス才能の原石たち、次は本物の戦場で逢おう』
そう言い、ルナ達はフィールドを去っていく。ロキは何故かこっちを見たまま動かない。
あーマジで疲れた。この感覚久しぶりだな…。ついついFLOWで全力でやっちゃったけど、ここに来て一番爽快な気分だった。
でも、今は手の震えを抑えるので手一杯。
はぁ、どうして俺こんなんなんだろう。もっと最前線で戦っていたい。
俺の元にロキが歩いて寄ってくる。
『先程のプレーで確信しました。貴方、ケイさんですね』
『…誰それ知らない』
『こんなところにいらっしゃったんですね。…本当に心配しました』
『…あー、ごめん、連絡できなくて』
そんな顔されて言われるくらいなら素直になろう。ロキとはよく1on1していたしもしかしたらバレちゃうかななんて思っていた。ロキから連絡があったのは知っていたが、なんて返せばいいかわかんなくて放置していたんだった。本当にすまん。俺の友人の中でも貴重なまともな人。
凛以外英語わかんないし大丈夫だろう。
『いえいえ。正直顔つき的に違うかなと思ったのですが。背丈や、癖といったところが、そっくりで、賭けで聞いてみたんです。ケイさんってそんな無表情できたんですね』
『まぁ。演技は得意だから』
正直に言うと、もうあまり表情を作るのはできなくなった。
前よりも病気が進行しちゃっているから。
無表情が一番楽でいい。
『前と変わらずといった様子で安心しました、また。戦えることを楽しみにしています』
『…』
今回5vs5で、しかも5点先取で終わりだから、体力的には問題なかった。
青い監獄のセレクションが終わって、U-20W杯が始まって。
その頃まで俺生きていられるかはわからない。
なんて返そうか悩んでいるうちに、ロキは出て行ってしまった。
「やっぱり…ケイ…兄ちゃんなのか」
まさか凛に聞かれているとは思わなかった。
お前さっき隅でクソクソ言いながら項垂れていたのに、いつの間に来たのか…!
「ケイ…?」
「誰それ、江戸川のあだ名?」
「有──」
「いや!!ッ違うから。ちょっと凛、来て」
あっぶね~、凛の言葉を遮って、汗だくな凛の手を引っ張ってフィールドから出る。
☆
「…ッケイ、ケイ兄ちゃんなのか?!」
「まぁあれ聞かれちゃったなら弁明できないよなぁ」
「…やっぱり!!」
「え?もう予想付いていた感じ?」
「あんなプレーできる奴国内にはいないはずだし、これまでの節々から江戸川が何か皮を被っているのはわかってた」
「お~マジか」
は~あっぶね。演技には自信あったけど、今度からはより一層気を付けないと。知り合い相手に普通にやったらバレる。いやでも、面白そうだったから…。
「それよりも!活動休止なのはここに参加するためだとは思わなかった…無事で良かった」
「連絡できなくてごめんな」
「いいよ…またケイ兄ちゃんとサッカーができて嬉しい」
「俺も、凛がこんなに逞しくなっているとは思わなかった。よく頑張っているね、凛」
凄い目をキラキラさせている…。ここに来て常に誰かを殺せるような表情ばかりしていたのに。凄いギャップだ。
そういえば、凛は冴と喧嘩したと言っていたけど、結果的にここまで凛が成長することも出来たんだし、これは冴なりの思いやりなのでは、と思った。
☆
「絵心さん、お願いがあります。一時的に携帯返して欲しいです」
試合を終えた夜。周りに誰もいないことを確認し、監視カメラに向かってそう話す。
すると、近くのモニターが点いた。
[あー、ここじゃまずいから管理室へ来い]
「ありがとうございます!!」
近くの管理者用通路のドアが開く。よし、ありがとう絵心さん!!
携帯を受け取り、部屋を出て、誰もいない部屋へ向かう。
こちらは今12時過ぎたあたりだが…向こうは夕方くらいか。練習しているだろうから出ないかもな、と思いつつかけると、1コールもしないうちに相手が出た。
『もしもし、元気?ミヒャ』
[ケイ!!お前どこに!!!ッ無事なのか!!!]
『うん、全然無事だから大丈夫。それよりも──』
[何故何も言わずいなくなった?!クソ生意気にも程があるッ!!!]
『うん、ごめん…。えっと誕生日おめでとう、ミヒャ』
[あ…]
『今年は直接祝えなくてごめん』
[…そう思うのなら、会いに来てくれ]
『ごめん、俺やる事があるんだ。ミヒャの活躍、ずっと応援しているから』
[ハァ?!ちょ──]
プチっとそのまま切る。
よし、伝えたいこと伝えられたし悔いはないぜ…!
前世の記憶は朧気だけど、今世の思い出はちゃんと覚えている。ミヒャが元気そうで嬉しいし、もっと会いたいけど、どんな顔して会えばいいかわかんない。世界一サッカーが熱くなっている場所にいられるんだ、ここで最期を迎えても、悔いはないのかも…なんて思っていたのに、気持ちが揺らいでいたのも確かだった。
☆
翌日からは語学学習とのことだった。
まだクリアしていないチームがいるので、それを待っている間は勉強。まずは英語からとのことなので、配布された教材を進めてはいるが、英語が不得意な蜂楽がずっと凛に質問していたり…。
「潔はまず形から入るのがいいんじゃないかな、リスニングから」
「なるほど」
「咄嗟に英語で暴言出るくらいになれれば世界でやってける」
「暴言はちょっと…でも確かに、強い選手って口悪い人多いって聞いたことがある」
「真似しなくても良いんだよ、あくまで例え」
俺が持ってるこれまでの潔のイメージから、そんなに暴言は飛び出ないだろうな~とは予想はしているけど、どうかそのまま純粋な双葉のままでいてほしい。
「そういえば、なんで江戸川は英語話せるんだ?」
「ん…友達に英語話す奴がいたから自然と」
「そうなんだ」
☆
諸々の学習を終えた夜。消灯時間は疾うに過ぎている。
俺は部屋を抜け出していた。
なんというか、気分的に。
「…ケイ兄ちゃん」
「凛、それで呼ぶの駄目。俺内緒でここいるんだから」
「…わかった」
「とりあえず、場所移動しよう」
凛と共にコートへ向かう。当然、誰もいないので、電気をつける。
「凛がサッカーする理由はもう知ってるけどさ」
「うん」
「冴も不器用だよなぁ」
「…?」
適当にシュートをしながら凛に話す。
…今のコース甘いんじゃね。
「俺がドイツに行く前の凛はさ、才能あるなって思っていたし、これから期待できると思った」
「うん」
「で、今こうやって再会して、それは間違いなんかじゃなく、本当に世界一になれる能力があると判断している。冴も同じこと思っているかもしれない」
「あいつは俺を捨てた。俺なんかどうでも良い、そこら辺のゴミ屑だと思っているはずだ」
「俺は仲違いするのは良くないと思うよ。冴の言い方は酷かったと思う」
「アイツのせいで俺の人生は滅茶苦茶だ…ックソ兄貴を潰して後悔させてやる…!!」
「でもな、あいつ、本当は変わらず────」
凛の事大好きだぞ、っと言おうと思ったけど。
鼻血が垂れてきた。
あ、やっべ、口にまで侵入してきた。
「グフッ」
「?!」
思わず手で口を押える。
すると、とんでもなく鋭い頭痛が襲ってきた。
あ、倒れるわだめだこりゃ。
「ケイ!!!!」
☆
アダム・ブレイクはヨルと同じ声優さんだって知った時、もうヨルにしか聞こえなくなって、、、