妖精の留守を守ろうとした者RE   作:西山希龍

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どうも作者です
はい、熱が再熱したのでリメイクです


7年の月日

784年12月16日。

 

 天狼島は、アクノロギアによって消滅。

 

 アクノロギア自身も、天狼島跡から飛翔して姿を消した。

 

 その後、評議院も含めて、半年に及ぶ天狼島の捜索を行ったものの、生存者は確認できず。

 

 そしてあの悪夢から7年の月日が流れた

 

フィオーレ王国東方の街マグノリア

 

人口6万人で古くから魔法も盛んな商業都市である

 

マグノリアの町のハズレの丘にある酒場

 

魔導師ギルドフェアリーテイルでは

 

髭の生やした男性が怒鳴っていた

 

「ロメオはまだ帰って来ねぇねえのか!!?アルとビスカの奴ロメオをほったらかしてイチャイチャしてんじゃあるまいなァ!!!」

 

タバコを吸っている男性が窘める

 

「うるせぇなァ、いい年なんだから少しは落ち着けよマカオ」

 

酒を飲み怒鳴っていた男性は4代目ギルドマスターマカオ、タバコを吸っている男性は4代目ギルドマスター補佐ワカバだ

 

「オレのことはマスターって呼べっつってんだろ!」

 

「こんな貫録のねぇマスター見たことねぇよ!」

 

「まぁまぁ落ち着いてくださいマスター、ワカバさん」

 

「ああん!!?」

 

「クエスト終わったから感傷にしたってるんでしょう、マスターだって初めての時とかはそうだったでしょう?、それにビスカさんやアルザックさんだって、真面目な方ですキチンと監督してますよ。だから喧嘩しないでください、というか仕事手伝ってくださいよ。これ本当ならギルドマスターの仕事なんですけど?」

 

「……」

 

俺がそう言うと二人してそっぽをむいた

 

「おいこら、補佐とギルマスでしょ」

 

「もう、お前がマスターやれよ……」

 

「年齢が引っかかるから、副マスターなんてやってるんですよ」

 

「そうだった……そのせいでオレが形だけのマスターやってんだった」

 

「それにしても…また人減ったかな?」

 

がらんと空いてる酒場を見て言うマックス

 

「しょうがねぇよこんな弱小ギルドじゃいい仕事回して貰えねぇーし」

 

「ねぇドロイ、また大地への圧力増えた?」

 

「太ったって言いてぇのかコノヤロウ」

 

「なんで自覚ねぇんだよ、リーダスを見やがれ!あんなにスリムになって」

 

「ウィ……オレ…元々こっちが本当の体だよ」

 

「オレは鍛えてんだよ分からねぇのか!?この筋肉!!」

 

「まぁまぁ3人ともそんな喧嘩しないで下さいよ、ドロイさん食べたら少し運動しましょう?付き合いますから」

 

「だから筋肉だって!!」

 

「レビィが今のオマエ見たらなんて言うかね」

 

「レビィは帰ってこね…あ」

 

ドロイの言葉で静まる酒場

 

皆さんには申し訳ないがよく分からない、オレはその天狼島に行った人達が返ってこなくなった後にギルドに入ったからでも多分いいひと達なんだろうな)

 

「ぎゃはははははは」

 

「相変わらず昼間っからしんみりしてるねーこれだから弱小ギルドはやだよなー」

 

「覇気がねえよ覇気が!!」

 

「ティーボ」

 

「ここにはもう来んなって言ったたろーが!」

 

下品に笑いながらギルドに入って来たのは、黄昏の鬼(トワイライトオウガ)のティーボとその取り巻き。

 

「オイオイ俺たちにそんな口きいていいのか?マグノリアを代表する魔導師ギルド黄昏の鬼(トワイライトオウガ)によォかつてはフィオーレ最強だったかどうかは知らねーけどもうオマエらの時代は終わってんだよ建ってるのがやっとのボロ酒場と新しい時代の魔導師ギルド黄昏の鬼(トワイライトオウガ)じゃどちらがマグノリアの発展と向上に役立ってるか一目瞭然だろ?」

 

「でけぇだけのギルドが偉そうに」

 

「そうだ!!俺達には魂があるんだよ」

 

「魂だけじゃメシは食えねぇんだよ!」

 

「何しに来たんだティーボ」

 

「今月分の金だよ」

 

やはり金か、オレが入ってから日はそんなに入ってないがギルドの財政は緊迫していて借金するしかなかったそうだ

 

「申し訳ありません黄昏の鬼の皆様」

 

「あん?なんだガキ」

 

「私はフェアリーテイルのサブマスターユウと申します」

 

「ほぉうこんなガキがサブマスとか終わってんな」

 

「ギルドメンバーとギルドマスター並びに補佐の御無礼お許しください

 

今月の返済が遅れて申し訳ありません今月は見ての通りいい依頼がありませんでした来月まとめて返済させて頂きたく思いますどうでしょうか?」

 

「ほぉうそこにいる歳食ってるジジィ共と違って礼儀ってもんがわかってんじゃねぇのいいぜ来月に伸ばしても」

 

「ありがと「ただし!お前が今この場で俺たちに土下座したらだちゃんと今月分返済できませんどうか慈悲をくださいってな!」」

 

「な!」

 

「ティーボ!てめぇ!こんな年下相手に」

 

「黙ってな!さぁどうする」

 

「ぎゃははははははは」

 

「土下座、土下座土・下・座!」

 

土下座か……構わないだろう、俺の頭一つで手を打ってくれるのならお安い御用だ

 

「かしこまりました私達が無能なせいで今月分返済できませんどうか慈悲をください来月まで待ってください」

 

「ぎゃはははははははは!聞いたかよ!?お前ら!これがあのフェアリーテイルだってよ!!オラァ!」

 

「がは!」

 

「ユウ!」

 

「サブマスター!」

 

「手を出さないでください!これはサブマスター命令です!」

 

ティーボや取り巻きが乱暴してきて、みんな動こうとするが、ダメだ。こいつらの期限を損ねるだけだ、このまま帰って貰いたい

 

「くそっ」

 

ティーボが土下座してる俺の頭を踏みつける

 

「ほんとに情けねぇなぁははははは!忘れんなよ来月だぞ」

 

鬱憤が晴れたのか、ギルドのワインやら机の備品を破壊して笑いながら帰って行った、あの野郎借金をしているこちら側が悪いとはいえこれはねぇだろ。訴えてぇ、もしくはぶっ潰してやろうか

 

「あれからもう7年か…」

 

「懐かしいな」

 

「あれ以来何もかも変わっちまった」

 

「天狼島が消滅したって聞いて必死になってみんなを探したでも見つからなかった」

 

「アイツらがいなくなって俺たちは弱体化する一方マグノリアには新しいギルドも建っちまった畳む時が来たのかね」

 

「そんな話やめてよ!」

 

「どうしたマカオ」

 

「もう俺は心が折れそうだあれ以来ロメオは1度も笑わねぇんだそれだけじゃねぇホントならギルドマスターの俺が出なくちゃ行けねぇのにロメオと同い年のユウに庇われて土下座までさせて、クソっ」

 

「お前はよくやってるよマスター」

 

「ひっくうえっ」

 

もう、天狼島組が行方不明になってから七年だ、みんな心が折れかけている。マカオも泣いている、どうすればいいのかな。情けなくて泣きそうだ

 

「ユウ君大丈夫?」

 

「あはははは、ラキさんありがとうございます」

 

ラキさんが救急箱を持ってきて治療をしてくれた

……弱気になってる場合じゃないな、とりあえずは片付けか

 

 

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