自身が前世で読んでいた漫画『呪術廻戦』の世界にいわゆる転生を果たした転生者だと自覚したのは12歳の時。家の術師達との訓練中に頭を強く打ったのが原因だった。
ご存知ドブカス一族こと禪院家の生まれだ。ちなみに現在は15歳でこの前元服を済ませた。さて、とりあえず今わかってる範囲で良いニュースと悪いニュースが有る。
え、呪術廻戦に転生の時点で大分バッドニュース?それはね、そう。ただそうじゃない。
まずは良いニュース。俺は禪院家の当主の息子で、しかも俺の術式は十種影法術だ。更にセンスも抜群らしく、もう調伏はあと貫牛、虎葬、まこーらだけになっていて、それはもう家では大層大切にされているし次期当主は確実に俺になる。
さて悪いニュース。俺が生まれたのは天正10年の末で今は文禄元年だということ。そして五条家には俺と同い年の六眼無下限持ちが生まれている·····
そうだね。少しだけ五条悟から言及されてた六眼無下限と相打ちになった十種影法術使いって俺の事だね!!ファック!!!!!!!
はーーほんま無理。何が悲しくて相打ちがほぼ確定、というかその相打ちも、恐らくまこーら調伏に巻き込んで相手側の紫DPSチェック失敗お祈りゲーみたいな事をしなくちゃならんのか。
そんなの絶対ゴメンである。五条家との決闘を避けるって方向に舵を切るのは禪院家の当主になる以上相当難しいはずだ。ただでさえ御三家は仲悪いのに、六眼無下限が産まれた今の五条家はもう奢り昂り過ぎてもはや意味不明の域に到達しつつあるらしい。父上もいつか目に物見せるとバチギレで帰ってくる事がしばしば増えたし、俺にその役目を期待してるらしい。
というわけで俺はそんな父上の気持ちに答え、残りの人生をほかの御三家にすらデカい顔しながら威張り散らしてゆったり過ごすべく、打倒六眼無下限を掲げて修行に励むとする。という事でとりあえず最低これくらい出来てないとお話にならない事と、その修行内容を一通り纏めてみた。
まず最初に黒閃の経験。これをキメないと話にならない。なまじセンスがあったりで試行回数が足りない。とりあえずこれはとにかく数をこなして行くしかない。
次、領域展開の完全習得。これはまぁ普通に無量空処食らうとオワタ式になるからな。呪力操作の練習なんかをやったり、原作で宿儺がやっていたように、不定形での式神の召喚を練習してイメージを掴もうとしている。ただ、何となくの予感でしか無いが、黒閃を決めたら使えるようになる気がする。
3つ目。魔虚羅を含めた十種影法術の全ての式神の完全調伏。まぁそもそも、摩虚羅の調伏で相打ちお祈りゲー以外の勝ち筋を見出すためにも必須ではある。実はちょっと対策は考えている事があるので、まずは貫牛と虎葬の調伏をこなせる様に鍛えていく。
4つ目。これは必須というかあれば安心という内容と個人的な趣味を兼ねているんだが、とにかく高い等級の呪具を集めている。天の逆鉾や黒縄を筆頭に、無下限といえど全く無駄という訳では無いだろう。そういった物を集めては、呪具を使いこなせるように国中から達人を呼び武術を習っている。これに家の奴らはいい顔してないが、そこはボンボンのパゥワーで無理くり習っている。
と言ったふうに俺の目指せ打倒、六眼無下限の五条家プランはつつがなく進行中だ。御前試合って言ってたし、いつ殺し合いになるか検討つかんが、お互い最強の世継ぎに万が一があったらイカンやろうし、俺らが当主になってガキこさえるとかせん限り滅多な事も起こらんとは思ってる。けどまぁ、何時でも殺れる準備は早めに整えたいと思ってる。
てなわけで今日も呪霊討伐に繰り出して黒閃チャレンジに精を出すかぁ!ん?何ですか父上。え、俺個人に朝廷から指名の呪霊討伐依頼?ふむふむ·····今回の呪霊は·····へぇー八岐大蛇·····
相打ち所かもう死にそうなんやけど。
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