ある深夜、いつものようにNightcordで作業をしていた4人。ふとした沈黙の際、K(奏)がキーボードを叩いた。
1. Kの衝撃発言
K: ……最近、曲の進みがいい気がする。
えななん: 珍しいわね。何かいいことでもあったの?
K: うん。星名さんが、夜食と一緒に「ハグ」をしてくれたから。……あれをしてもらうと、指先まで温かくなって、視界がクリアになる。
Amia: あー、わかる! 星名のハグって、なんか「魂のデトックス」って感じだよね。
雪: ……私も、……。この前、東雲さんに抱きつかせてもらったら、……少しだけ、身体が軽くなった気がした。
2. 分析される「東雲星名」
えななん: ちょっと待ちなさいよ。あんたたち、私の妹をなんだと思ってるのよ。……まあ、確かにあの子の腕の中にいると、嫌なこと全部忘れられるけど……。
Amia: まさに「歩くパワースポット」だよね。
K: 統計を取ったわけじゃないけど、星名さんと接触した後は、bpmの安定感が増して、メロディに迷いがなくなる。
雪: ……それに、……変な絵(クリーチャー)を見せられた時のショックも、ハグで相殺されるから、……結果的にプラスになる。
えななん: それ、結局あの子の自作自演じゃない。
3. 専用スタンプの誕生
Amia: これ、ニーゴの公式「癒やし供給源」として登録すべきじゃない?
えななん: 勝手に決めないでよ。
K: ……星名さんのハグがいつでも呼び出せれば、私たちの作業効率は飛躍的に上がると思う。
Amia: よし、ぼくが作っちゃおう! 「セナチャージ希望」スタンプ!
翌日、瑞希によってNightcord上にアップロードされたのは、星名が両手を広げているイラスト(背景にはなぜか黄金の触手がうっすら描かれている)のスタンプだった。
4. 実行と、犠牲者(彰人)
数分後。
K: ([セナチャージ希望] スタンプを送信)
えななん: ちょっ、奏! 今送ってもあの子もう寝てるわよ!
雪: ([セナチャージ希望] スタンプを送信)
Amia: あはは、雪まで! じゃあぼくも!([セナチャージ希望] スタンプを送信)
翌朝、絵名が、リビングで朝食を食べていた星名に「……あんた、今日ニーゴのメンバーのところ回ってきなさい」と告げる。
それを見ていた彰人が、
「おい、セナをデリバリーヘルスケアみたいに扱うな!!」
と、朝からキッチンで絶叫するまでがセットとなった。
ニーゴ内での「星名スタンプ」活用事例
• K(奏): 徹夜が3日目に突入しそうな時、無言でスタンプを連打する。
• 雪(まふゆ): 「味がしなくなった」と感じた瞬間、このスタンプを送信して星名を呼び出す。
• Amia(瑞希): 誰かが落ち込んでいる時、励ましの代わりにこのスタンプを送って星名を派遣する。
• Enanan(絵名): 悔しいけれど、自分も絵を描くのが行き詰まった時にこっそりスタンプを押し、星名の部屋に潜り込む。