魔神特異点 水獣敵対異国 フォンテーヌ・エリナス   作:旅人さんた

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間章2
未来/過去


【未来のフォンテーヌ】

 

「それで、君は戦える人間だよね?なら、ヌヴィレットを手伝ってあげて欲しい。くれぐれもメリュジーヌには気をつけて。」

 

ということで、私は屋外に出た。出入り口は厳重だったが、それはあくまで外から入るものに関してだった。

外は美しい海辺といった雰囲気だ。しかしそこには…

 

「あれ、人間だ!」「すっごく久しぶりだね!」「どこから来たの?」「こっちに来て!案内してあげる!」

 

一言で言うと可愛らしい生き物がたくさんいた。

 

「えっと、あなたがメリュジーヌですか?」

 

「そうだよ!」「『あなたが』ってよりかは『あなたたちが』だけどね!」

 

気をつけてと言ったが、一体彼女たちの何を注意しろと言うのだろうか。

 

 

メリュジーヌたちに連れられ、海の方へと出た。そこには…

 

「あ、あれは!」

 

海の向こうで、巨獣が暴れ狂っていた。

 

マシュの周囲には、白血球のようなものが漂っている。

 

「相変わらず、ヌヴィレットさんはお父さんと喧嘩してるね。」「仲直りしてくれるといいけど。」「きっと何か誤解してるんだよ。」

 

目を凝らすと、それに対して誰かが戦っている。誰が見てもそれは喧嘩などではなく、「戦い」だ。

 

「あれが、ヌヴィレットさんですね!とりあえず援護します!」

 

「待って!これ飲んでってよ!」「そうそう、何も飲まずに動くのは危ないよね。」「私たち特製だよ!」

 

差し出された液体を、マシュは飲み込んだ。善意で渡されてることはわかったが、味は嘘でも美味しいと言えるものではない。

 

「あ、ありがとうございます。皆さんはここで待っていてください!」

 

マシュは武装を展開し、巨獣に向かった。

 

言うまでもないが、これは遠い未来の話。

 

この後、マシュはヌヴィレットと合流し、フォカロルスとの話を断片的に伝え、共に戦った。

 

(なんでしょうか、この懐かしい感覚は。こんな敵とは戦ったことあるはずないのに…)

 

 

【過去のテイワット】

 

あれから何年経ったか。

我々と違う世界にいる以上、日付の感覚が同じかどうかわからない。体内時計も正確とはいえず、ソロモンは年を数えるということをしなくなった。

フォンテーヌを去った後、スメールに向かい、様々な遺跡を見て回った。

数々の悲劇、災害を見たが、深く干渉することはせず、かつての異聞帯でのように、カルデアの者を名乗りただ一人の医者として世界を放浪していた。

 

(なるほど、古代文明。アビスの災害。そういえばあの時の片割れは…)

 

ちょうどカーンルイアの文献を読み歩いた結果、海祇島の地下世界に辿り着き、エーテル元素の核を埋め込んだところだった。

 

空間を超越する感覚。

 

(これは)

 

令呪による、かつて約束をしたあの少年からの緊急招集だった。

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