魔神特異点 水獣敵対異国 フォンテーヌ・エリナス   作:旅人さんた

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よそ者、来訪者、嘘つき

フォンテーヌの、とある廃墟。

 

これは、旅人が探索中に見つけたものだ。普段は遺跡守衛によって守られている。

 

「相棒...私、人を殺しちゃった。」

 

「殺してない、まだ!彼は生きている。ナヴィア。」

 

ナヴィアの体に力が感じられない、妙だ。トネリコの攻撃は防いでいたはず。

 

「ナルツィッセンクロイツがね、細工をしてくれたの。私には、殺せないだろうって。でも...」

 

間違いない。これは、アビスの影響だ。

 

「アビスを利用するものは...アビスの浸食をうける。呪詛返しって、稲妻では言うらしいわよ...」

 

知っている。だから...

 

「アビスによるものなら、私が浄化できる。」

 

旅人はナヴィアに対し手をかざす。汚染された竜の涙と要領は同じだ。

 

アビスの呪いを吸収する。

 

「ゲホッ...グッ」

 

「お、おいナヴィア!大丈夫なのか?」

 

ナヴィアの体に熱が戻っていった。

 

「旅人、なら、藤丸の体も治せるはずだぞ!急ごう!」

 

ナヴィアに、もう少し話を聞きたかったが、人殺しにするわけにはいかない。

 

「ここで、待ってて。すぐに戻るから。」

 

戦場は、どうなっているのか。

 

旅人は、急いで藤丸の元へ向かった。

 

 

 

 

 

そこでは、凄絶な戦いが繰り広げられていた。

 

上空では、異形の怪物と、竜の姿をした少女...?が戦っている。

 

そして、ナルツィッセンクロイツと相まみえるは、人の形をした何か。

 

これまで、圧倒的な戦力を持つものを何度か見てきた旅人にして異質と評価せざるを得ない。

 

もしあれが敵であれば、少なくとも、七神以上の存在が必要になると思われる。

 

だが幸いなことに、それは明らかにトネリコと藤丸を背に戦っている。

 

ひとまず、安堵し、藤丸へと駆け寄った。

 

「何をしに来たんですか。」

 

トネリコは治療魔術を止めないながらも、明確に攻撃の準備をしている。

 

「ちょ、ちょっと待ってくれ!戦いに来たわけじゃない!おいらたちは藤丸を助けに来たんだ。こいつには、アビスの呪いを吸収する力がある、そいつの傷も治せるんだぞ!」

 

トネリコの肩が、少し跳ねる。

 

「アビス...ゲーティアも言っていました。本当、なんですか。」

 

旅人は、首を縦に振った。

 

「嘘...ではないようです。では、よろしく、お願いします。ですがもし妙な真似をしたら...」

 

そういうと、トネリコは空中に無数の剣を浮かべた。

 

宝具の断片展開、人間を殺すためなら事足りる。

 

「それでいいよ。私も、彼を助けたいし、助けなくちゃいけない。」

 

先ほどナヴィアにやったように、藤丸に対し手をかざした。

 

いつも通り、アビスの力を吸s..................................

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここは、どこ?」

 

気が付いたら、別の空間にいた。旅人にとって、実は珍しいことではない。

 

ついこの前も、連続少女失踪事件の被害者たちの意識とつながったこともあるし、スメールでは、ほとんど日常と言えるくらいだった。

 

「慣れているのね、お姉さん。ふふふ、おかしいの。」

 

そこにいるのは、二人の人影。

 

一人は、金髪の少女。

 

一見可愛らしい見た目をしているが、どこか、名状しがたい感覚を覚える。

 

そして、もう一人は

 

「わざわざメロンを食べていたところを呼び出すだなんて、ほ~んとにうれしいなぁ。」

 

ふてくされたように胡坐をかいている、まるで王子様のような恰好をしている男だった。




気が付いたら放浪者のお話の文字数を超えていました。

短い話を早く、というのはなんだったのか。

そろそろ完結する予定なので、次回作について少し。

何かしら書こうとは思っていますが、ちょっと未定です。

せっかく魔女会関連や、ファルカも登場したので、その辺について書こうとぼんやりおもっていますが、どうなるかはわからないです。

どれくらいぼんやりかというと今作は元々はフリーナメインのお話を書こうと思っていたくらいにはぼんやりです。想定より大変だったので、15の駆け抜けくらいの確立でクロスオーバーではないです。

幽境始まりましたね。ミミックは炎主人公とラウマで燃焼させ、ネフェルで頑張りました。過去のボスが出てくると、当時と違った戦い方がいろいろ発見されて面白いですね。

アルティメットは...ヤモリがどうにかなれば...
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