ぼくらハグルマ団!03~世界一周レースの裏で~ 作:madron
イベントや世界観の発想など、「のびのびTRPG スチームパンク」の二次創作であることには間違いありません。
また、この作品はChatGPTを用いて文章を書き、修正・加筆を手作業で行っています。
ゲーム名:のびのびTRPG
ゲームデザイン:今野隼史
発売元:株式会社アークライト
© 2021 FRONTIERPUB / Arclight, inc.
エピローグ:
ひみつ基地の中で、カルセドたちは黙り込んだまま、ラジオの微かな砂嵐の音を聞いていた。
「……すげぇことになったな」
ジルコンがポツリと呟く。手にはまだラムネ瓶を握ったままだった。あまりの展開に圧倒されて、誰も言葉が出ない。静かな基地の中、ラムネのビー玉がコツンと瓶の口に当たる音だけが響いた。
「……火星人、また出てきたと思ったら、今度は仲間…じゃなくて、同族、って言うのか? それに捕まるとか…こんなの紙芝居でも聞いたことないぞ」
ようやく口を開いたカルセドは少し震えた声で言いながらも、興奮を隠せない様子だった。怖いはずなのに、胸の奥が妙に熱くなる。
「……ロサ?」
ふとジルコンが隣を見やると、ロサはラジオの傍でじっと耳を澄ませていた。目は真剣そのもので、顔にはかすかに不安と興味が入り混じった表情。
「最後の通信、もう一回流れるかなと思って」
小さく答えたロサの声には、どこか名残惜しさが滲んでいた。
「……友好を結ぶつもりだったんだな…あいつら」
「うん……でもさ、その…」
ロサは小さくため息をついた。
「これで終わり……なのかな?」
「お前絶対、友好よりもさっきの円盤の技術の方が気になってるだろ」
ジルコンの茶化すようなツッコミが入ると、ロサは真っ赤になって「なんでわかったのよ!」と叫び、カルセドはこらえきれず声を出して笑った。
そして、再びラジオからアナウンサーの声が入る。
《え、えー、ただいま臨時放送を終えまして、通常の実況に戻ります!
えー、レースはすでに再開され、参加者の皆さんは現在、安全なルートを確保しながら走行中とのことです!
……先頭を行く、ターバイン社製の大型八輪車、現在ウェルズ地方北部の第2ポイントを通過中です! 流石は優勝候補!!》
ジルコンが吹き出した。
「はは、もうレース再開してるんだな!」
「冒険者組合もだけど、こういう連中ってほんとタフだよね!」
「ってか、またターバイン社かよ…いつものことすぎるだろ」
ロサもジルコンも、思わず笑った。
カルセドも、肩の力が抜けたようにラムネを一口飲む。
「……なあ、オレたちも、いつか…父さん達みたいな、すげぇ冒険、できるかな?」
「できるに決まってるじゃない」
ロサが微笑む。
「私たち三人なら、出来る…アンタがよく言ってることでしょ」
三人の笑い声が、夕暮れの基地の中に響く。
気付けば、家からは母が淹れたであろうコーヒーの香りが風に乗って漂ってきた。
遠く、ラジオからは再び賑やかなレース実況の続きと、街のざわめきが戻っていく音が流れている。
この世界は、まだまだ驚きと騒ぎと、そして誰かの知らない冒険に満ちている。
あの後、火星の円盤部隊は一切の通信を絶ち、今も遠い空の彼方へ姿を消したままだ。
END
あとがき
お読みくださり、本当にありがとうございました!
「火星人の侵略」ゥ…お前のおかげで話をどうつなげるか、滅茶苦茶悩んだぞ…!
本当に、本当にきつかった…! 私の頭ではその場その場で一枚ずつイベントカードをめくり、それに合わせて即興で話を構築して行くという、「のびのびTRPG」本来の遊び方でやったら、絶対に話そのものを完成させられなかった自信があります。これは私の力不足なだけかも知れませんが…
………その方向でも挑戦したいですけどね。次はそれに挑戦して、駄目そうだったらいつもの「最初から最後までカードを引き、そこから組み立てる」という路線になると思います。そして次々回、また本来のやり方に挑戦してみます。
昔見た映画「宇宙戦争」(新旧両方)が、かなり参考になり、最後の流れもどうするか悩んだものの、藤子・F・不二雄先生の短編「絶滅の島」をオマージュすることでどうにか仕上がりました。
「空気感染する病原菌に異常に弱い火星人」「三本足の機械兵器」は、完全に宇宙戦争を意識してます。
次回もまた、カードの運命に振り回されながら「のびのびTRPG スチームパンク編」に挑戦しますので、今後もよろしくお願いします。
解説:
第1章:
「最速伝説の幕開け」から、子供があまり関われなさそうという理由からセリルとフラーグムの出会いに繋がるという流れは思いついたけれど、その他のイベントは基本、火星人と繋げることでようやく完成しました。
そしてここで私の勘違いが発覚…
授業を行っているのは冒険者組合と設定したと思っていたのに、見返したらそんなことは書いてなかった…駄菓子屋の方が冒険者組合の所属だから勘違いしたのでしょう…
ちなみに子供たちにとってレースが退屈なものである、という設定ですが、これは私が小学生の時、オリンピックが始まると好きな番組が潰れて、ずっと退屈な気分が続いた記憶が基になっています。
ちなみに、当時好きだった「疾風! ウルトラ忍法帖」では、「毎日見てたぞバルセロナオリンピック」という台詞があり、子供心に「見てたんだ作者…」と思った記憶が…
オリンピックでなくても、野球中継などスポーツ番組で好きな番組が潰れる悲しさは、ドラゴンボール直撃世代ならわかって頂ける方が多いと思います。
第2章:
ネウジェルゼィ という名称は、「宇宙戦争」で最初に宇宙人が現れたとされる「ニュージャージー」という名前から捻って名付けました。
火星人襲来を「宇宙戦争」をベースにすると考えた後、「メタルスラッグ」も参考にしようと思ったけれど、書き始めたらそちらは忘れて「宇宙戦争」のイメージばかりで…
同じく、岩の正体が隕石というのも、「宇宙戦争」において、最初に宇宙人が現れた際に「牧場に大きく燃える物体が落下した」という話の流れだったと聞いたことから、ただの岩ではなく、隕石という設定にしました。
フラーグムの「きっと良いことがありますよ」は、物語の後半で「本当にいい事があった」という流れに使えるので、この部分だけはいくら修正があっても絶対に削らない! と決めました。
資料集めに関しては、過去に見た映画の内容はそこまで細かく覚えていなかったので、原作を読むでもなく、調べるだけに留まってしまったのが最大の反省点だと思っています。
ただ…調べていたところ、リメイク版で「大阪に現れた異星人は倒された」という台詞があり、そこから「道頓堀の汚さにやられたのだ」という説があると知り、当時、私も映画館で同じことを思ったことを思い出し懐かしい気持ちになりました。
というのも上映当時、日本では阪神タイガースの優勝から道頓堀ダイブが話題になり、そこから道頓堀の異常な汚さ、飛び込んだ後の人間の惨状がバラエティ番組で取り上げられ、「次に優勝した時は安心してダイブできるように」と川の掃除が開始されたことも報道されたほど、話題になっていたからでした。
ちなみにダイブ後の惨状とは
・川から上がるための梯子が遠い
・なんとか川から上がっても、川の悪臭が体に染みつき友人たちに逃げられる
・帰ろうにも悪臭のせいでタクシーから乗車拒否され、徒歩で帰宅
・帰宅後は川で摂取してしまった水から感染し、数日間高熱にうなされる
など。すべて記憶を頼りに書いているので間違いがあるかもしれません。
蛇足ですが、
・阪神タイガースがこれより一回前に優勝したのが掛布選手のいる時代だったようで、西岸良平先生の「たんぽぽさんの詩」でまさにこの時の阪神タイガースの優勝を扱った話が一回だけあります。
・近年のタイガース優勝時の、道頓堀ダイブの奇跡の一枚が話題になって美談のように語られたので、川の汚れはかなり改善されたのかなと思われます。
第3章:
第三パートは珍しく猟奇的な表現がありますが、内蔵を抜き取られる…というのは、キャトル・ミューティレーションを意識しました。
蛸型の火星人のイメージから、噛んで食べるのではなく、吸い込むように獲物を呑む食事方法の方が自然だと感じて採用しました。
私の世代はまだ、タコ型火星人のイメージが強く、バラエティ番組でUFO特集が組まれ、宇宙人=リトルグレイのイメージに変わってゆく時期でもありました。
しかし最近、タコ型異星人のイメージは今の若者にはないとバラエティ番組で見てしまい、せめて物語の中でもう一度スポットを当てたい、という想いからタコ型火星人を出すことにしました。
「フロム・エー」のCMでの火星人と金星人を意識したらしいタコとイカ(「カーキン音頭」で調べればすぐ出ると思います)のイメージ、さらにメタルスラッグシリーズのマーズピープルらのイメージ、そして以前にテレビで見た「宇宙戦争」の原作小説の挿絵のイメージを混ぜ、光線銃を持ったタコ型火星人が完成しました。
銀色のスーツ+アーモンド型の目のヘルメットというデザインは、宇宙服とリトルグレイのイメージを組み合わせたものです。
・セリルの二日酔い
ただ単純に、正義感でフラーグムの借金を肩代わりするのには違和感があり、彼女に好意を持っていた、あるいは一目惚れしていた、なんて設定しても、どうも説得力に欠ける気がしたので、酒の勢いと言う要素を追加しました。
これにより、「正義感」「好意を持っていた女性を助けたい」「酒の勢い」と、全部の要素をひっくるめてフラーグムを救う流れに出来ました。
・借金取りのリーダーの「見苦しい事言ってんじゃねぇ!」
この台詞は、「銀河疾風サスライガー」の敵組織のボスであるブラディ・ゴッドの台詞を意識しました。。
敗北したとはいえ、潔く敗北を認め部下たちを一括するその姿は、悪の大ボスとして威厳を崩さず誇りを見せつけた姿に感じましたので、記憶からすぐに引っ張れるくらいには印象が強かったです。
第4章:
・町が濃霧に覆われる
スチームパンクらしいギミックを全然使っていないと感じたので、ここで何か出したい! と思い、このような形で水蒸気を表に出しました。
このおかげで「霧に紛れて奇襲する火星人」というシーンも出来ました。
・「霧が襲ってきた」
昔、映画「プレデター」を金曜ロードショーで見た時、父が「森が襲ってきた、って台詞が、うまいなぁ、って思った」と言っていたことをふと思い出したので、その台詞を意識して書きました。
・五輪車
最初は『三丁目の夕日』でおなじみ、オート三輪を想像していたのですが、三輪では全力疾走に耐えられず横転しそうだったので、五輪車に変更しました。
六輪・八輪も考えましたが、五輪という奇数の方が非現実感があって面白く、この形に。前輪二つの間にやや前に出た一輪、後ろに二輪、という構造です。
・「ワレワレハ 火星人 ダ」
やったらギャグになってしまうと思いつつ、これは絶対やりたかった…!
・全自動グルメテーブル
「のびのびTRPG」のカードの方に記載があったので、ねじ込みました。
結果的に、セリルの三枚目ぶりと、フラーグムとの関わりを出せたのでねじ込んで正解だったかもしれません。
第5章(最終章):
・火星人の襲来
艦隊相手に勝てるわけねーだろ! 宇宙戦争ベースだから火星人が強すぎるんじゃ!!
というわけでさんざん考えた結果、イベントカードの「それとも対話か。」という一文が目に留まり、そっち方向で考えることに。
和解路線にしようと考えたところ、藤子・F・不二雄先生のSF短編「絶滅の島」をオマージュすることでなんとか話を纏めることが出来ました。
・「…おい、足元だ! あれを見ろ、煙が普通に流れてる! ……あそこだけバリアがねぇ!」
2005年版「宇宙戦争」の、トライポッドに鳥がとまってるのを見て「バリアが無い」と気づいて兵士に教えるシーンのオマージュです。
・アナウンサー
投稿時に気づきましたが、このアナウンサーの口調とか、物凄く「ドラゴンボール」シリーズの天下一武道会の審判の影響を受けています。
エピローグ:
完全にAIがゼロから書き足した文章を元に、肉付けを行って書いた話…だったはず。後で履歴を見返さねば…
肉付けの際、ロサへのツッコミはすぐに思いつきました。
また、「三人なら出来る」は、シリーズ1作目で「ゆうれい屋敷」へ向かうことを決定した際、カルセドが言った台詞から引っ張ってきた形になります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
2025/06/26 思い出した事柄を追記
・火星人の「元貴族」という設定
実は、AIが出してきたアイデアです。
ただ、そのアイデアはかなり火星人の設定を広げてしまっており、私がそこまで深く考えていなかったこともあり、大部分を切り捨てました。
ただ、「かつては高貴な身分だった」という設定だけは「赤毛同盟」の終盤のシーンと頭の中で結びつき、あんな感じで軽く触れる程度ならいいか、と思い採用しました。
※ この作品は、アークライト様のアナログゲーム「のびのびTRPG スチームパンク」の二次創作です。
イベントや世界観の発想など、「のびのびTRPG スチームパンク」の二次創作であることには間違いありません。
また、この作品はChatGPTを用いて文章を書き、修正・加筆を手作業で行っています。
ゲーム名:のびのびTRPG
ゲームデザイン:今野隼史
発売元:株式会社アークライト
© 2021 FRONTIERPUB / Arclight, inc.