A相手が理解できる事を前提にしたコミュニケーションです。実際憑依サーシャは理解出来てます。
Qオリキャラ慎重に出すって言ってなかった?
A慎重に考えた結果こうなりました。ゆるして
憑依サーシャは普通のエルフ種の限界レベルまで到達してしまったので、
レベル以外の強化パッチを入れます。
サーシャ強化回その1です。
Q.親の仇の顔を知るためだったら何してもいいですよね?A.リスクとリターンを考えましょう。あなた達の名を歴史に刻める時はほんの一瞬ですから。
ライト君の故郷の村らしき場所。朝。
私は現実を受け入れるのに時間が掛かった。破壊の跡からして襲撃されたのは最近…!
「なんだよ…これ!なんなんだよ!これは!」
その声が聞こえたのは私が現実を見始めてから数秒後の出来事だった。
あまりの荒れように一瞬故郷だと認識出来なかったライト君が、かろうじて顔や体の一部が残った遺体を見始め…
そして、倒壊した家屋の中から腕が出ている。ライト君ががむしゃらに掻き分けると、潰れて分からなくなっている顔らしき部分と、おそらく庇うようにしたがそれごと消し飛ばされたのだろう。服の欠片も残っていた。
「あ…ああ…」
私にはもう誰が誰だか分からない。しかしライト君は分かってしまった。
「とうちゃん…、かあちゃん…」
「!?」
これがライト君のお父さんお母さん!?何故こんな事を…何故ここまでする?明らかに家族持ちだぞ?
その者にとって1番大事な存在で…失ったら耐え難い苦痛に襲われるような、そんな…その者を構成する大事な要素の一つなのに…。それを…踏み躙って…。
「…ふざけるな」
「ふざけるな! どうして村が滅んでいるんだ! どうしてとうちゃん、かあちゃん、村の皆が殺されないといけないんだ! どうして! どうしてッ! 神よ! 僕はここまでの非道を受けるほどの罪を犯したとでも言うのかッ!?」
その叫びは、天には届かない。しかしこの場にいた者には届いた。
「殺してやる! 僕の故郷を破壊した奴らを! 殺してやる! 家族を殺した奴らを絶対に! 絶対に許さないぞ! 草の根を分けてでも探し出して絶対に殺してやるからな! 報いを与えてやる!」
「そうなって、当然ですわよね。ええ、そうですわ。ライト神様の家族を殺したゴミクズに、地獄以上を見せてやるべきですわ。」*1
ライト君の怒りは声が枯れるまで続いた。私たちは立ち尽くす事しか出来なかった。
奈落内。会議室。*2
私たちはあのまま立ち尽くしているわけにもいかないのでライト君の提案を受け入れ奈落に移動する。
「まず…僕の故郷を滅ぼした奴の情報を集める。メイ、分かった事を纏めろ。」
「了解いたしました。」
そう言ってメイはあの場で得られる情報を共有していく。
一つ、建物の損壊具合と死体から見て犯行から1日と8時間。
二つ、どれもこれも圧倒的な力…それこそレベル9000台の存在が暴れ回ってた事。
三つ、これはエリーが言ったのだが、犯人が使った魔法は全て光魔法で確定という事。
四つ、これは朗報だ。ライト君の妹、ユメが見つかっていないという事。逆に言えばそれ以外の人は死亡が確定している。
ここまでまとめたところでライト君が
「村を滅ぼし、両親もにいちゃんも殺したやつを決して許す事はない。
この世に生まれた事を謝罪させながら地獄を見せてやる。」
それはこの場のみんなの総意だった。
会議が終わり、みんなが復讐対象の調査や家族の仇について調べ始めたあと、
私はライト君と2人きりで話していた。
「僕は…やっとサーシャさんが抱えてる痛みを知れた。僕の家族は、この世界で1番大事な存在だった。
犯人に怒りをぶつけても、悲しみは無くならない。でも……」
「仇は絶対に取る。そうでしょう?」
私だって家族を殺した奴がこの世にいたら地の果てまで追って仇を取るだろう。*3
それくらい大事なのだ。家族というのは。
ライト君は肯定したのち、私と絶対に仇を討つと約束して、会議室から出た。
奈落。廊下。
会議室を出たあたりで1人のメイドが息を切らしながら走ってきてこう言ってきた。
「大変ですライト様!もう一枚!神葬ガングニールに続いてまたEXランクのカードが出ました!」
「何っ!?」
「!?」
私たちは大急ぎで無限ガチャルームへと向かう。
(神葬ガングニールに続いてまたEX?どんな確率してるんだ)
レベルに差がありすぎるのでライト君と距離を離された。
焦って召喚しようとしなければいいけど…!
無限ガチャルームにライト君より少し遅れてつく私。
すると明らかに異質なカードがあり、それをライト君は手に取っている。
「『EX、歴史の記録者
「ライト君ダメ!それはランクEXなんだよ!?USRとは次元が違う!ガングニールをどうしたのか忘れたの!?」*4
「そうですよ。焦りに脳を汚染された者は、悉く破滅する。歴史が、そう証明しています。」
「え…?」
「!?」
「初めまして。わたくしは…おや失敬、その権限をあなた達は持ち合わせていない筈でした。」
「では…わたくしの事は記録者とお呼び下さい。」
物腰柔らかに、しかし私達を個人として認知していないにも見えるその態度は、私たちを全力で警戒させるには十分すぎる。レベル1000の私がEX相手に何ができるのか分からないが、とりあえず共鳴武器を構える。ライト君はガングニールをいつでも解放出来るように構える。
私からも念話をして、とりあえず奈落の戦える者全員に緊急事態を伝える。
「落ち着きなさんな。」
記録者と名乗った老人は、少し手をかざした。すると、
??????
何故勝手に出てきたEX相手に私も、ライト君も、
私達は再び構え直すと、ライト君が気づいたように叫ぶ。
「歴史…記録者…僕とサーシャさんの不自然な行動…こいつ、
「気付くのが早いですね。さすが、『歴史に名を刻む者』。しかしわたくしは、皆様と争いがしたいのではありません。わたくしは、
落ち着いた風に、ゆったりとそういう記録者。多分、現実が変わる前は連絡を取ろうとしてたのだろう。
目の前の規格外の存在に対して抵抗は無駄だと理解した。
「悪かったですね。突然武器を構えて」
「はい、謝罪がしっかり出来れば、悲劇の発生率は低くなるものです。歴史が、それを物語っています。
その逆もまた然りですがね。」
「ライト君も、武器を下げて。記録者の交渉に応えなければ…私たちは全滅する。」
ライト君も分かったのかガングニールをしまう。
「貴方方は武器をしまい、この場には武器を持つ者はいなくなった。良い事です。平和的交渉は、事態を良い方向に導きやすいです。歴史が、そう物語っています。」
「貴方のいう…『交渉』とはなんですか?」
「まず
その場合、まずわたくしの権能の一部の歴史の欠片に押し潰されライト様が…その仲間達も死亡します。
その次に近くにいたサーシャ様が死亡し、奈落を歴史の欠片が飲み込みます。
巻き込まれた者は当然死亡します。」
結局何が言いたいんだ?
「それを回避するため、
召喚されてない状態でライト様との接触に成功しました。」
「話が見えてこない。結局何が言いたいんだ?」
ライト君がそう言う。私も分からない。
「わたくしは、あなた方『歴史に名を刻む者』がわたくしの不本意で死亡するのを防いだというわけです。しかし、召喚された以上は何か条件付きで手を貸すのがより良い在り方です。」
「それで交渉という訳か。随分と長かったな。」
ライト君がそう言う。概念系能力は想定してなかったなあ〜。どうしよう。
「で、どう言うものだ?」
次に言った言葉は、記録者とは思えない言葉だった。
「わたくしとしりとりで勝負していただきます。」
「「は?しりとり?」」
記録者から示されたしりとりのルールはこう。
1、参加者は奈落の仲間達から3名を選出する。
2、基本は普通のしりとりだがどんな言語でも使っても良い。日本語以外の場合日本語訳して、その単語にんがついたら強制敗北。もしくはどちらかのチームがターン終了までに喋ることが出来なくなったらそのチームの敗北。
3、しりとりで言った言葉は本人のイメージに基づいて具現化される。
4、言葉はゲーム開始前に生まれた言葉のみ、なおかつ地球とこの世界の言葉のみ使う。
5、お互いに参加者に直接攻撃、部外者の干渉、あらゆる過去改変禁止。
6、自分が言葉を言うターンになってから15秒が経過するとそのターン中のメンバーの内ランダムに1人が死亡する。奈落チームは制限時間を永続的に5秒延長できるがした分過去の惨劇がより酷くなる。
7、仮想空間ではない。故に、言葉で出した被害はそのままだが、ゲーム中に死んだ参加者は蘇る。部外者は例外。*6
勝利の報酬は
「過去にその場で起こったことを見る事が出来る能力」を奈落所属の生物に。
「呪いに対する完全耐性」をライトに。
「サーシャの前世の世界における真実の歴史の本」を獲得。
「過去、現在、未来改変に対するある程度の耐性」をライトとライトが選ぶ任意の存在3つに。
「平行世界の閲覧、一部利用」をライトとサーシャに。
奈落 玉座の間。
私達はルールを見た後、参加出来そうなメンバーを集めた。
ほぼ無制限の過去改変持ちという怪物を相手に、改変なしとはいえ具象化しりとりをする。
参加者は慎重に選ばなくては。
まず9999勢、私、ライトだ。
「意見を、言ってもよろしいでしょうか?」
「うん、言ってもいいよ。」
「まず、私とサーシャ様は確定ですわ。ここまでは宜しくて?」
全員が納得した。まあ、別世界の
「あと1人…なんだよな。超タンクのナズナちゃんか、万能のライト君か?」
しりとり中にもカードが使えるなら対応幅が大幅に広がり、最悪ガングニールによる打ち消しもある。
ナズナは記録者の言葉による攻撃をほぼ確実に受け止めることができる。
…これ確定では?
「最後の1人はライト君。異論はない?」
異論がない…と思っていたら
「これは異論では無いのですが…少し抜け道があるような気がしますわ」
「抜け道?言ってみて」
「例えば、私、サーシャ様、ライト神様でゲームに参加します。ゲーム開始直後、ライト神様のカード、
『UR、
「別に参加しない人が近くにいてもなんらかの干渉をしない限り問題はない筈ですわ。干渉しているのは、ただの参加者が作ったすんごい精巧な人形なのですから」
なるほど…これが通れば万能のライト君と最強タンクが揃う!
「しかもそれが通ったら…メイもアオユキも出せる!分身カードの在庫だけ実質参加者を増やせる!
でも、15秒の制限時間が過ぎても分身は身代わりにできない。あくまで部外者だからね」
「でしたら私は参加しない方がいいですわね。『保険』が使えなくなる可能性がありますから…」
そんな風に作戦会議をしながら記録者とのしりとり対決に備えるのだった…。
奈落の広い空間。
私たちは、記録者と相対していた。
「さて、参加者は決められましたかな?」
「ああ、僕…ライトと、サーシャさんと、メイだ。」
「よろしい。ルールは把握しておられるようですので、早速始めましょう。先行後攻はどうされますかな?」
「後攻。守る側は基本的に有利だ。歴史も、統計もそう言っている。」
事前の作戦通りになって安心する私。
「では…始めましょう。しりとりを。」
そう宣言すると同時に巨大な魔法陣が展開される。真ん中に15と表示されている。これが制限時間か。
「まずわたくしから。」
そういうと、カウントが減り始める。
「まず…」
「『UR、
そう宣言するとナズナ、エリー、アオユキの分身が出てくる。すぐに記録者が何を言ったかはライト君の声に掻き消されて聞こえなかった*8が、何が出てくる…!
「日本語語尾。
記録者がそういうと頭上に無限の形をした白い物体の中で光の点が動いているのが見えた。
光の点がどんどん加速しており、それが絶対にマズイ事を予感させる。
自爆は論外だと思っていたが、相手は破壊を気にしなくてもいいのか…!というか素で超耐久なのかあいつ…。
あれはどう考えても超破壊力をもたらす魔法。どう受ける…!
そう思っていると、エリーから『ど』か『お』のどちらかから始まる対処魔法のイメージを送ってくる。
「日本語語尾。『
無限の形をした物体は超細かく分割され、爆発はしたものの、私たちに害を与えることは無かった。
「おや、受けにまわってよろしいのですか?日本語語尾。『
光の帯が複数私たちにホーミングして向かってくる。
しかしナズナがそれを手の大きさを5mにまで面積を広げ、全て防御しきった。
「次はこっちのターンだね。」
作戦会議をして主に決めた事は、分身体に何をさせるかという事。具体的には
エリーはイメージ共有と魔法とサブカル。最重要。
ナズナは防御と相手に暴力が通る場合の暴力装置。
アオユキは動物対処だ。
分身は“参加者”ではなく“参加者の召喚物”としてカウントされるようだ。
なので記録者に暴力を振るえるが、おそらく効かない。
今回参加者にメイが選ばれた理由は言っちゃ悪いが、明確に役割がなく、仮に死んでもゲームに与える影響は少ないからだ。
分身の3人は本人と同じ知識、技量を持っている。指令は「作戦通りに。本人と同じように振る舞え。」
というもの。エリー、ナズナ、アオユキを分身にした理由は死亡時アオユキ以外はゲームに対しての影響が大きく、こちらの作戦が瓦解する可能性があるからだ。
『き』『ki』か『い』『i』で始まる言葉…今度は私ががイメージを共有した。*11「日本語語尾『
そう私が言うと、茨が記録者に殺到し、拘束する。そして、
魔法は本来、最低でも正式な名前を呼ばなければならない。エリーですらそうだ。
今回の『茨の束縛』も『いばらのそくばく』ではなく『ドルン・フェッセルン』と発音しなければ本来なら発動しない。
今回のような例外を除いて、だが。
イメージが可能ならと私は魔法を“二つの名前を持っている”と解釈し、日本語読みで発言してみたのだ。
するとそれが大当たり。記録者の口を塞ぎ、物理的に喋ることを防ぐ事に成功したのだ。
「よし!」
茨達は記録者を拘束し、記録者のターンなのに喋れない状態でどんどん時間が過ぎていく。
勝った…?こんなあっさり…。EXが仕掛けてくるゲームだぞ?もっと…何かあるんじゃないのか?
みんなそう思ったのか、警戒を決して緩めない。ナズナは緩めてた。
そしてカウントが8を切った時…
『
脱出した。記録者は関心したような顔をし、
「魔法の名前をそう解釈するとは。新しい解釈は、新たな歴史を生みます。とても素敵な事です」
「EXだからそうだろうとは思ってたけど…やはりこうなるか…!」
ライト君がそう言って悔しがる。
「ではわたくしの方も…既存のものですが斬新だと感じた解釈の言葉を選ばせて頂きましょう。
日本語語尾…」
『口裂け女』
そう言った瞬間、私たちの時が止まった。当然、口も動かせない。
そして…
カウントは動いていた。
参加者3人!どんな言語でも、日本語にするよ!
日本語にしてんがついたら負け!全員喋れなくなっても負け!
言ったことが現実に現れるよ!
地球とこの世界の言葉だけ使うよ!
お互い相手に直接危害加えたらダメ!
15秒経過で誰か死ぬよ!延長出来るけど、代償あるよ!
現実でやってるから、蘇生はしてあげるけど、壊したらそのままだよ!
Qこの回いる?
A全力で頭捻って戦うライト達を見たくないですか?私は見たいです。
Q記録者って?
Aあまねく世界全ての歴史を記録し、歴史が崩壊するような重大ななにかが起こった時のために改変能力が与えられてる神の力を付与された、元はただの歴史好きだった人間。
上位存在(自分達)による干渉をなるべくせず、そのままの歴史を歩んでほしいと思っています。
ですが同時に人間(超越者ではあるけど)でもあるので、孤独は普通に嫌です。
ちなみにレベルは作中で表記する気はないのでここで公開しますが、強さ的には10↑↑4(10テトレーション4)くらいです。(素の身体能力は3000くらい。改変能力とその応用が全てを占めてる)
求める場合はAIに桁数を求めさせましょう。
Qこのまま記録者が現れなかったらライト君召喚してたの?
A実はライト君はエリーに念話でEXカードを召喚し即座に封印するという旨を伝えていました。
少なくとも、この世界線ではなんの準備もせず召喚するつもりはありませんでした。
準備して召喚してああなっただけで。
Q記録者がライト君が死んだ未来を消したのってなんで?
A本人的には歴史上の影響力が大きい人物を幼いうちにうっかり殺しちゃったようなものです。
それではマズイと思って無かった事にしました。
記録者的にライト君は地球における織田信長、スターリン、アインシュタインとかの偉人に名を連ねるようなので。
Qサブタイおかしくない?
AEXのキャラはサブタイ侵食します。その方が強キャラ感が出てきます。多分。
Q最後の何?
A呪術廻戦の口裂け女。時間止めてるっぽい描写あったからそれに基づいてる。
物理的被害は彼らには無いに等しい。
ちなみに1人1人高速で参加者に聞いていってる。アニメ2期4話より。
次回、サーシャ強化回その2、ライト君とアオユキが活躍します。多分。
唐突にしりとり始めてますけど許して下さい…。