サーシャ超強化
Q前回ゲームの能力だった世界線の能力引いてたじゃん?なんのゲームやってたの?
Aまずあの世界線のサーシャは2026年のバレンタインに死んでます。その上でやってたゲームは…
『ティンクルスターナイツ』と同時起動してた『トリッカル』です。両方面白いからやろうね!
Qガルーへの復讐はどうしたの?
A世界の平均戦力に詳しい元B級冒険者のサーシャがいるのに戦力確認いる?
一応原作と同じ復讐方法でやりますが、本当に念の為くらいでしかないです。
Qクルスタ、トリッカルで何が出来るの?
A“魔力消費を一切気にしなければ”理屈無視、事象滅却、認識改変、現実改変、物理法則無視、適応、事象凍結、
幸運、聖杯、代償後ろ倒し、色々あります。規模が大きすぎるとエリーでも発動不可能です。特に事象滅却、理屈無視はエリーが100人くらいいないと発動すら出来ません。代償の後ろ倒しして理屈無視、事象滅却なんてしようものなら死にます。
並行世界の力を手に入れ、最前線に立った私。
記録者の件から特に何事もなく過去視で村が滅んだ原因を詳しく調査し、その結果、『ヒロ』という名の、
レベル9000台の男が村の住民を虐殺した事が判明。
ユメは逃亡成功が確定し、生存確率がグッと上がった。
その男のギフトまでは分からなかったが、光関連なのは間違いないだろう。
そしてライト君の村を気まぐれではなく計画的に襲っていた事も判明。
この男が『ますたー』の何か、それも重大な何かを知っているかもしれない。
そう思ったライト君により調査されたが、最終的に
「こいつを排除しようとなると戦争しかなくなる」
という結論に達し、いつかは絶対に殺すと誓い、後回しになったのだった。
ここまでが村が滅んだ原因の調査の話。
次に、本格的にこの奈落を国家として国際社会に進出させるという計画が始動した。
しかし国家としての名前が『奈落』ではあまりにも不吉すぎる。
ここは表向きの国家としての名前が必要だと私は提案した。
そしてそれと同時に、国家として必要な地上拠点が必要だという意見も出てきて、
やるべき事が少し嵩張ってきた。
最終的には
“まず表向きの国家名とエルフ女王国に奈落地上拠点を立てる”
という事になった。これは大体エリーがやってくれる。
ここまでが奈落の国家としての話。
国家の話が終わったらまた次の議題が出る。
それは、“個人単位で情報を収集するべきだ”
というもの。発案者は私。
ライト君の復讐対象のガルーらが受けた仕事である偽マスターの始末は国家に頼まれてやった事だった。
私もそうだった。
という事で『ますたー』を探している国家を調査しつつ、接触する。
そして強者の情報収集。他国家と戦争になった時そいつによって戦場が破壊されるのを阻止するためだ。
そしてランクを上げ権力者とのコネを持つ。上位のランクの冒険者は色々な機密情報に触れられるのだ。
私はあまり触れられなかったが。*1
努力目標だが、他の『ますたー』を見つけ確保する。
主にやるのはこれくらいだ。
という訳でこれには奈落の戦闘要員のゴールド、ネムムと私、ライト君の2チームに分かれ行動する事になった。
国家元首としての自覚を持ってほしいが待ってほしい。無限ガチャを回すのも、書類を捌くのも、全部分身カードで出来る。そうなると本体のライト君は奈落で何をすればいいのか分からないのだ。
本当の大事は念話で伝えるという事にして、国家元首自らが出陣する事となった。
私は単純に元冒険者だからというのもあるけどこれ以上奈落でニートはキツい。
ネムムとゴールドにはライト君の名前と私の名前、そして奈落の事を絶対に出さない事と、なるべく世界中を巡ってほしいという事も伝えた。
とまあ、こんな風に色々な事が進んで行った。大きなトラブルも特になく、細かい打ち合わせ等も難なく終えた。
3週間後。ライト君の故郷の村。両親、兄の墓前にて。
ライト君は墓参りをしていた。近況報告、お供物など、色々してからライト君は立ち上がった。
この3週間で何をやってたのかというと、ライト君の配下を商人や何処かの企業に入れて情報収集をさせる準備をしていた。*2
「よし、これで本当に準備は完了っと。ゴールドとネムムも頑張ってね」
「わはははははははは!このゴールド、ライト様のために粉骨砕身、我が騎士道に賭け必ず情報を得てきまする!」
「私も、コイツと一緒に思われるのは嫌だけど同感です。必ずや有効な情報を静かに集めてきます!」
元気だなあ…。本当に久しぶりに冒険者やるから緊張する。地上では偽名を使って活動するが、思わず本名が漏れてしまいそうだ。偽名を決める時、
「地上で本名使うわけにもいかないから、偽名を決めて置こう。
………『ダーク』でいいかな?」*3
結構悩んだ末の答えらしかったが、本名とあまりにも関連付いてる偽名だ。勘のいい奴は本名に気付く事もあるだろう。そこから冒険者計画がピンチになる可能性もある。
偽名とは本名と離れていればいる程良い。幸いにもサブカルに精通してる私は偽名のアイデアを沢山持っている。
最終的に決まったのは、
ライト→ローラン
サーシャ→ミリネ
という事になった。これなら無関係だし偽名から本名バレする心配もない。
ついでに意味はないが黒い手袋をさせておく。意味はないが。
閑話休題。
ゴールドチームとライトチームは別々の方向に旅立っていった。
もちろん、カードを使って、だが。
ドワーフ王国。街に向かう道中。
私たちは街に入るときに不自然だと疑われないように街の少し前にワープした。
しかし道中はドワーフ種の盗賊が襲撃してきたがそれをスルーした*4くらいで、特に何も起こらなかった。
まあそのあとは冒険者登録をして、宿を選んだ位だ。冒険者時代となんら変わりないため特に言うこともない。
ダンジョン前。
私はライト君に小さな事で話しかける。
「懐かしいねココ。私の体が幼女になった場所だよココ。」
「ええ!?ミリネさんが小さくなったのってここだったんですか?」
「そうだよ。まだD級の頃だったなあ…懐かしい。」
あの頃に掛けられた呪いは寿命は完全に解除されたが幼女化は解除されなかった。
記録者の勝利報酬で解除出来ると思ってたのに残念だ。
そんな昔を懐かしむ会話をしていると…
私たちの一つ前、駆け出し冒険者感満載の新人冒険者たちのパーティの前にフードの…体格から男と見られる人が、横入りしていた。新人たちは、どうすればいいのか分からずオロオロしている。
(あ〜あるんだよなこういうの。大体プライド高いエルフでしょ)
今までの経験からそうあたりをつけ、
「そこの人、横入りはしちゃいけませんよ!」
とあえて大きな声で注意する。
こうする事で、周りを味方に付け横入りを撃退しやすくなる。
何回も横入りされた事がある私の対処法だ。
注意されたフードの男は、勢いよく振り返り、
「僕様に注意するとは……。僕様が誰か知っての狼藉か!」
(僕様ァ!?一人称僕様!?嘘でしょ?そんな奴エルフでもあんまいないぞ!?)*5
私はあまりの衝撃に言葉を失っていると、
「フードで顔を隠している相手をどうやって知っていると……。僕が知らないだけで高名なお方ならなおさら『横入り』なんて恥ずかしいマネは慎んだ方がいいですよ?」
とライト君は指摘する。私もそれに便乗しよう…!
「そうですよ!どうせエルフかなんかでしょうけど、ここでは身分の差はあんまり関係無いんですよ!さっさと列に戻ってください!」
「確かにあの坊主と嬢ちゃんの言う通りだ! 正体を隠すオマエのことを知っていたら逆に怖いわ!」
「そうだ、そうだ! 坊主の言う通りちゃんと並べ!」
よし、上手く周りを味方に着けれた…!こうなったらあとは放置すれば解決する。
周りがブーイングしたり、冷めた視線を送る中で、フードの男は捨てセリフを言って列の最後尾に行った。
そして横入りの次の試練が襲いかかる。
若い冒険者は誰が助けてくれたのか探した。
「先ほどは助けて頂きありがとうございます!」
「いえいえ、いいんですよ。ああ言うのは大体プライド高いエルフの仕業ですから」
私は当たり前の事を守らせたまでですから。と付け加える。
「突然のことで俺達だけではなんて言っていいか分からなくて。
下手にプライドが高い種族だと揉め事にもなるので……。
結局押しつける形になってしまって申し訳ありませんでした」
「しっかし幼いのに凄い勇気っすねえ〜。自分たちもこれくらい出来ないとダメっすよ!」
「私30代…」
「おいギムラ!その人は多分呪いのせいでそうなってるんだろ。
あんまり失礼なことを言うんじゃない!」
「すんませんっす…」
ギムラと呼ばれたお調子者らしい青年は、大人しく謝罪する。
「うちのパーティメンバーが…失礼な事聞いてしまってすみません」
「いいんですよそれくらい。よく経験しましたから。」
「先程、助けて頂いたお礼ではありませんが、皆さんはこのダンジョンに潜るのは初めてですよね?」
「いえ、違いますよ…?どうしてですか?」
「いえ…手荷物を持っていないので…」
「「あ…」」
私たちは念話で大慌てで会議を始める。
【どうしよう完全に忘れてた手荷物無いと怪しまれる】
【カードで何か誤魔化せないか?なんかないかなんかないか!】
「……“貴方たちは私たちが手荷物を持って入ったと思う”」
そう周辺の認識と記憶を変えると、私たちは警備に追われた泥棒のように急いでダンジョンに入っていった。
ダンジョン内。少し歩いたあたり。
私は膝を突いて反省をしていた。
「どう考えてもアイテムボックスありますで通るじゃん!何やってんの私!!!!」
「ちょっと僕も焦ってたかな。想定外だった…あまりにも当たり前すぎて…」
奈落に長期間いて忘れていたのだが、一般的にはアイテムボックスは貴重な能力である。
それを忘れた私たちは、無様にも大慌て。結局認識改変で解決した。
「ま…魔力が…とんでもない量持ってかれる…」
さっきから気軽に使ってるこの認識改変だが、思い込ませた自分の行動に辻褄を合わせるため、
結構大規模な改変が発生するのである。そうなると、馬鹿みたいに魔力を大食いする。
一回で最低10%、今回は半分持ってかれた。
ちなみに並行世界から魔力消費肩代わりは不可能だった。
“魔力回復の
これも判明した事だが、片目に一つの世界線をセット可能らしく、
現在はゲーム能力と魔力高速回復の能力をいつでも発動可能な状態にしている。同時発動は不可。
一度外すと付け直しに最低5分は掛かる。新しいのを探すとなるともっと掛かる。
閑話休題。
今後の反省点が出来た所でダンジョンの中を進んでいく。
もう既に見知った場所だったので空を隠れながら飛びつつ、3階層に向かうのだった。
ダンジョン内。3階層と思われている場所。
年月が経つとダンジョンはその姿を変える。エリーが言うには、
「ダンジョンは意志を持って生きていますわ。
生きるために年月をかけて大きく構造を変えるのはそこまで珍しい事ではないですわ。」
との事。それでもこんな短い期間で変わるのは珍しいと思うが。
「弱い…レベル50ってなんだ?幼女化の時は400とかいたのに…」
私は変わり果ててしまったこのダンジョンに少し残念がりつつ、最短で、
しかしモンスターを見つけたら狩りつつ進んでいた。そんな時だった。
ライト君からダンジョン前で横入れされてたパーティを見つけた、という話が出てきた。
私はそれにとりあえず見てみようくらいには思ったので、
「観戦して、危なくなったら助けよう」
と言った。ライト君も賛成した。
凄い懸命にゴブリンと戦ってる……。
しかしあれでは増援に対応できないのでは…?
あっ蛇の増援が来て案の定戦線が崩壊した。
危なくなったため助けに入る。
モンスターを一瞬で殲滅して慣れた手つきで魔石を取り出す。パーティのリーダーの男が、
「ありがとうございます!助けて頂いて貰えなかったら死んでたかもしれません!」
と言ったので、
「大丈夫ですよ。戦いに集中するのはいいですけど…周りをクリアリングしてからにしましょう。
こうなってしまいますから。」
とアドバイスをしつつさっきのゴブリン達から取った魔石をパーティメンバーに渡す。
「えっ良いんですか?助けて頂いたお礼にその魔石は…」
「大丈夫です。これくらいなら損失に値しませんから」
「ほらミヤ、お前も、ありがとうって言え」
「えーと、あ、ありがとうございましゅ!」
あ^〜善人の心〜!
私は浄化されこの世から成仏しそうになるものの、平静を装いつつ目の前の光景を見る。
「それにしてもかっこよかったっすね!空からいきなりバヒューンッ!って!
どうやって気づいたんすか!?」
正直に空飛びながら見つけたのでそのまま突っ込みましたなんて言えないので、
「歩いてたら遠くに見えたので。ジャンプして来ました。」
「おお〜スゴイ!」
そんな会話をしつつリーダー…───エリオというらしい───の妹が
「エリオお兄ちゃん、お礼に…」
「今日はまだ使ってないな。ミヤ、頼む」
「――魔力よ、顕現し水を作り形をなせ、ウォーターボール!」
そういうと目の前に1mくらいの水の玉が現れる。
私たちのために貴重な魔力を使ってくれてる…。
現代世界だったら血が途絶える心配をする必要はないレベルの誠実さを感じる。
「素敵です。あなた達のような人が、エルフ種にも増えればいいのに」
血で少し汚れていたので水球で洗う。それに便乗してパーティメンバーも手を洗っていく。
「ダンジョン前の事といい、今回といい、助けられてばっかりですね…」
「ダンジョン前の横入りは、僕達的にも被害を受けることですし、今回は偶然気づけて見過ごすのも違うと思い手を出しただけですから。本来、一声かけるべきでしたが、皆さん集中していたので逆にご迷惑かと思い、勝手にやらせて頂きましたが」
とライト君がエリオと話していると、
「ローラン、敵複数」
敵の気配を感じたので報告しておく。
「了解。誰だ?……狼か。」
千里眼の効果が残っているのか、見えたらしいライト君。
「ローラン、私この戦闘で試したい事があるんだけど、良い?」
「良いけど…何するの?」
私はこれからする実験をライト君に伝える。
「ええ!?…まあ、良いけど…エリー呼んどくね?」
今回の実験は結果によっては蘇生魔法が必要だ。
実験といっても、ゲーム能力で最強の攻撃技を使うだけだ。
使うだけでもヤバいのだが…まあ、普通にやっても魔力が空になって不発で終了だ。
ゲーム能力の並行世界を観察して気づいたのだが、並行世界の私がやってたあのゲーム、「代償を後ろ倒しにする」能力がある。つまり、期間中はいくらでも魔力使い放題だが、その代償が後々やってくる、みたいな能力がある。*6
今回はそれを使って最強の攻撃を試し打ちしてみようと思ったのだ。
少しすると、エリーがやってくる。当然、見えない状態になっている。
「はあ…なんか変な事しようとしてますわ…ライト神様をあまり心配させないでくださいまし…」
呆れたような顔をしているエリー。私はそれを流して狼がやって来た事をパーティメンバーに伝える。
「皆さん、敵です。ローランが基本やりますが、巻き込まれないように気をつけてください。」
ライト君に戦闘は任せ、私は実験の準備に取り掛かる。
「『サイレント』。さあ、これで叫んでも気づかれなくなりましたわよ。さっさと終わらせて下さいな。」
エリーの配慮に感謝する。聞こえないけど。
試し打ちの準備に取り掛かる。
まずは代償を後ろ倒しに出来る状態にする。
「まずは…『オーバースペキュレーション』!」
そういうと、体からめちゃくちゃに魔力が溢れてくる。
本来あの技は、星力、魔力、霊力をかけ合わせて莫大なエネルギーを得て、
それをビームの形にしてぶつけるという単純な技だ。
じゃあそれならそこまでしなくてもいいじゃんってなるかもしれないが、
圧縮度合いが違うだけで
なにせ理屈を無視する…いや破壊する一撃だ。本気の記録者には勝てないが、
かすり傷を付ける事くらいは可能な、そんな一撃だ。
当然だが、3つも掛け合わせてやっとできるような技を、魔力単体でやるのだ。
その消費量は計り知れない。
私が準備を終えたのを察したのか、エリーはサイレントを解除する。
「皆さん!!!これからとんでもない一撃を放ちますので、できるだけ離れて下さい!!」
私は
「あの魔力…何これ!?ローランさんの戦い振りも凄まじいのに…あっ分かりました!」
「ローランも!!!退避して下さい!!!」
「了解!」
ライト君も転移カードで撤退した。エリオ達のところに行ったのだろう。
そしてライト君と戦ってた狼達は、ターゲットを急に失ってパニックになっていたのか、
私の所に向かって来た。
「『ヴィーナスエクスカリバーノヴァ』!!!!」
そしてこれ以上代償が酷くならないように…!
「『キャピタルドレイン』!」
その瞬間、私は意識を失った。多分死んだ。*7
ダンジョン内。いつかは不明。多分1分後。
私は目を覚ました。立ったままだった。エリーはもう居なかった。
そして、自分の体に魔力が一切無いように感じた。それは魔力回復でどうにかするとして…
目の前の惨状を見てみる。
まず地面。少し触れただけなのに触れた部分だけ焼失している。
次に直撃部分。デカいクレーターになっていた。もちろん狼は全滅した。多分魔物は一生ここに近寄らない。
圧縮度合いが神撃と違うのか、余波はちょっとした衝撃波程度に収まっていた。*8
明らかに火力過剰だし、打つ相手を間違えている気がするが、まあ良い。
でも発動する度に蘇生魔法が必須なのはダメなので、今後発動する機会も、打つ敵も存在しないだろう。
総評!蘇生魔法必須かつ過剰火力!以上!
「ミリネさん!大丈夫ですか!?」
エリオ達と一緒に駆け寄ってくるライト君。
「大丈夫です。魔力がすっからかんになって回復する気配を見せないくらいですかね」
「大問題じゃないですか!?」
そう会話している側で、
「なんかもう…神話の深淵を見せられた気分…ローランさんもヤバいけど…あれもう神の御技だよあれ…」
「人って神になれるんすね…」
とあまりの威力にドン引きしているエリオパーティだった。
ダンジョン内。改めて確認したところ夜の時間帯。
私たちはエリオパーティと…某配管工の番外シリーズみたいだな。
閑話休題。
エリオパーティと一緒に夜を過ごす事になった。その際、テントを貸してくれた。
エリオが持っているテントを設営し、荷物を置く。焚き火もして完全にキャンプって感じだ。
私はエリオの妹であるミヤと話していた。
「本当に30代なんですね。このダンジョンでそんな呪いを受けるなんて…恐ろしいですね。」
「まあ困った事は色々あったけど、そんなに悪くはないよ?近接しないならデメリットないようなもんだし」
「大有りですよ!だって舐められちゃうじゃないですか」
「実力で示せばいい。相手が私を舐めたのならその次の瞬間相手は土を舐めてるからね」
「スゴイ自信ですね…」
そんな会話を交わしつつ、魔術の話になる。
「あの狼に放った神の一撃なんですけど…」
「あれは私の能力だね。正確には魔法じゃない。
「例えば…?」
「記憶を変えたり…現実を小規模書き換えたり…魔力を高速で回復したりとか、まあ色々出来るよ。
燃費悪すぎるのが問題だけどね」
「とんでもない
そのあとは私の魔術を、とはいっても共鳴武器の事を言うと速攻で身バレするので、適当に誤魔化しておく。
使える事には間違い無いので、話に矛盾が出ない。
あの神の一撃をどう放ったのかの説明を嘘を交えつつした後、もう遅い時間だったので寝る事にした。
翌日。ダンジョン外。ギルド内。
ダンジョン内で手に入れた魔石を換金する際にトラブルが発生してしまった。
なんでも人間如きにそんな深い所の魔石が入手出来るかボケ、との事だったがそれは私がエルフ種である事をカミングアウトした所手のひらを返した。
ライト君の名誉が少し犠牲になったがそれは今後実力で示せばいいだろう。
今日はかつて私の寿命の呪いを半減させてくれたあのお姉さんの医療所へと行く。
ライト君が受け取った記録者の勝利報酬である、
「呪いに対する完全耐性」をあのお姉さんに見せるためだ。
あのお姉さんは呪いマニアである事が分かり、冒険者時代にも何度か個人的な親交があったりする。
私の貴重な地上で縁を持っている人の1人だ。
そんな場所に、ライト君を連れて行く。
呪い治療所「ロマンシングカース」。何度見ても医療所の名前じゃない。
「なるほど…呪いに対する完全耐性、ねえ…」
「久しぶりに会っていきなりこんなのを見せてくるなんて、なかなか酷いなお前」
ちなみにこのお姉さんには真実を明かしている。
その上で、強制力が発生する契約書のカードを使って誰にも言わない事を約束させている。
このお姉さんは呪いを通じて人を判断する。
呪い関連がなければ誰であっても無関心だし、逆なら
そんな人だ。…完全な平等ってこの世界じゃ珍しいな…。
「それで?どうです?呪い治療に使えそうですか?」
「無理だ。通常の呪い耐性というもんは、
これじゃあ転用は不可能だ。」
「ダメかー」
「だが利用法が無いわけでもない。呪いをこいつに移せば、呪いは完全に解除される。
問題なのは、呪いを人工的に移す方法が存在しない事くらいだ」
「大問題じゃん」
「大問題だ。お前、呪い移しに心当たりはあるか?」
「1人心当たりあるけど…いつも仕事量が多いんだよね。出来る事が多すぎるから」
「じゃあそいつの仕事をさらに増やすか自分に負担させれば良いんじゃないか?」
「出来る限り少なくしてやってるけど、それでも多すぎる。さらに増やすしかないか…?」
そんな会話をして最終的には、
「エリー頑張って」
という結論になった。
「ところで…そんなに優秀な呪い治療が出来るなら、後から建てる僕の国の専属呪い治療者にならない?
エリーの負担も減るし、報酬もいっぱい出す。呪いもいっぱい見れるように計らうよ。」
お姉さんは少し迷った顔をした後、
「ここに未練があるか探してたんだが…特にないな。じゃあ、それに乗ろう。
だが建国するその時までこの医療所は経営させてくれよ。」
「もちろん!我が国はあなたを喜んで受け入れるよ!」
そういう事になった。
こうして複数の計画が始動し、冒険者計画も順調に。そして優秀な別種族の医者を手に入れたライト君であった。
Q漫画の能力ないの?
Aそんな事したらめだかボックスから安心院さんとって規制を無くすスキル→探し物を一瞬で見つけるスキル→スキルを作るスキルで全知全能になってしまうのでダメです。
実際にやろうとしましたが、そもそもその他は使えても獅子目言彦と安心院さん、球磨川君の能力は全て使用禁止にされてます。
打ち切りエンドするなら解禁します。
Q正体バレないように動くのになんでそんな技撃ったんですか?
A一応聞かれましたが「魔力全消費とあるものを消費した上でギフトとの合わせ技で撃てる技です。今回初めて撃ったのでこうなるとは思いませんでした。もう2度と撃ちません」と誤魔化してます。記憶消去すれば良いじゃんって?エリーは去る直前に口止め魔法をエリオパーティに付けてます。きっと記憶消去が面倒だったのでしょう。
Qヴィーナスエクスカリバーノヴァって最強技なの?
Aなんとビックリ、クルスタ本編で使ったのは2回ですが、両方敵を倒せていません。(内相打ち一回)
相手がその技以上に強いです。ゲーム的には最強クラスのEX2+で、ルネアと合わせてよく2000億ダメージを出してます。本家の方は打っても死にませんし、大きくリソースが減るだけです。
次回、冒険者殺し。そしてガルーに復讐。さらに巨塔建設。