Aまだ引けていません。
アオユキ以外のレベル9999勢を召喚します。ナズナのキャラ難しい…
前回のあらすじ
QOLを上げて決戦の時と勘違いした
自分の書き方の指摘をしてくれた人に感謝を…
壮絶な戦いになると思ってた。でも別にそんなことは無かった。
なんだかすごい空回りした気分だ。
だがレベル9999の前衛、ナズナを仲間に入れた私達。
そのまま他のレベル9999のカードも召喚したい所だが、ナズナの召喚で使ったカード達を補給するためにある程度の日数が必要だった。
「ナズナちゃん、無限ガチャについてなんか知ってる事とか、ある?」
「あるぞ!えーと1番上から…EX、USR、…なんだっけ?」
「ありがとう、それで十分ですよ」
ナズナは私に感謝されたのが嬉しいのか、
「サーシャの役にたてて嬉しいぞ!」
と喜んでいた。*1これだけ見るとすごい可愛いのだが、いかんせんレベル9999である。
共鳴武器を合計何秒当てれば良いかわからないし、爆散させるのにどれだけ膨大な魔力が必要か想像もつかない。
しかし、1番上がEXか…一度も引けて無いな。
一方でライト君はナズナに対して塩とは行かずともどこかぎこちない印象だった。
一度裏切られてるから信じきれてないのと、初対面の距離感を測り損ねているのだろう。
かくいう私も信じるしかないのだが…。
(1人でも反逆されたら死ぬから、これ以上増やしてもあんまり変わらないか…)
ライト君がカードを補給している間に、私はナズナと一緒に普段モンスター狩りを行っている場所にやってきていた。
ここでやるのは勿論、ナズナの戦闘能力のチェックである。
「今からナズナちゃんの戦闘能力とか、特殊能力とか確かめたいからさ、そう、戦闘しながらでも良いから自分の特殊能力とか言ってって?」
「了解!」
奈落のモンスター達が一撃で半分以上消し飛ばされてるのを見て、
(あんなのと戦うつもりだったのか)
と戦慄しつつも、分かった事をまとめる。
まず目についたのは、召喚の時拘束を抜け出した時にも発揮した超パワーだ。
試しに、
「本気であの石柱、殴ってみて?」
とお願いしたところ、一瞬だけm単位で肥大化した腕が見えない速度*2で石柱を消し飛ばした。私はドン引きした。あと余波で吹っ飛ばされた。
次に某人間大好き真祖がやっていた体型変化だ。
出来るかどうか聞いたら、
「出来るけど…うーん。あんまり変えすぎると戻れなくなっちゃう*3からしたくないんだよな。え?液状化?…出来るけど、戻れなくなりそうだから最終手段かな」
と言っていた。出来るのか…。
次に、超再生能力。本人に自傷させるわけにもいけないのでこれは自己申告で。
「体のどっかが残ってれば再生可能だぞ!でも太陽に照らされてると弱くなっちゃうんだよな」
最後に、ヴァンパイアといえば…
「ナズナちゃん。吸血とか出来る?」
「出来る…のかな?やったことはないし欲しいとも思った事はないぞ!」
(お前それでもヴァンパイアかよ!?)
まあ良い。これで大まかに知りたい事は知れた。
「ナズナちゃん、これでチェックは終了だけど…もっと体動かしたい?」
「うごかしたーい!」
「なら、私は先に帰ってるから満足したら戻っておいで?」
「りょーかーい!」
そして目の前から消えるナズナ。その直後に響き始めた轟音を背に、私は拠点に帰るのだった。
拠点の中。
無の表情になりながら『無限ガチャ』のボタンを押しているライト君の姿と、「槍術入門*4」を読んでいるライト君の姿を見つけた。
「!?ついにライト君、分身魔法を…?」
「違うよサーシャさん、これは『UR/
これはすごい。これがあれば最高効率でカードの補給が出来る。
あとライト君が読んでるその本は…?
「僕もサーシャさんのように戦闘技術を磨こうと思ってて。僕の適性は槍だったから」
私は槍を使う訳でもないので*5
よくわからないが、頑張って欲しい。
「それに、僕だっていつまでも武器頼りというわけにも行かないし…」
今ライト君が用いている武器は『UR/ウラガン』という槍だ。風属性が込められている槍で、速度が上がったり風属性の攻撃が出来たりと優秀な槍だ。
(それでもダンジョンコアのあの部屋でヒドラを倒したのはライト君の力だけどね)
広範囲に撒かれる毒は非常に厄介で、偵察に行った私が死にかけたくらいだ。
閑話休題。
そんな会話をしているとナズナが帰って来て、「武器の事を教えてほしいのか!?」と元気にそう言った。ライト君は悩んだような顔を数秒したあと、
「まあ…教えてほしい…ね」
「分かったぞご主人様!外で待ってるぞ!」
そのあとナズナが天才肌故か、それとも教える才能の無さか、
「動きしか参考にならなかった…」と嘆くライト君を見るのはこれより数時間後の話。
数日後
数日が経った。
分身カードの在庫が運良く切れずにカードを補給し続けることが出来たので、
ナズナ召喚前程とまではいかないが、しかし十分な量のカードが集まった。
今回はナズナという前例があるとはいえ調伏ありだった場合に備えて
戦闘準備はしてある。敵対が確定した場合にカードを使うようにし、
1番前にライト君を守るようにしてナズナを配置している。私は1番後ろだ。
「行くよ…」
ライト君からの合図に頷くナズナと私。
「『USR/禁忌の魔女 エリー』
ナズナを召喚した時と同じような光が溢れてくる。
(さあ、来い…!出来れば敵対するな…!)
光が収まった時、『禁忌の魔女』は
「お待ちしておりましたわライト神様!この世全ての超常を極めたこの私、
禁忌の魔女エリーに超常は全てお任せ下さいですわ!!!!」
そう言って出て来た如何にも“魔女”な格好をした金髪の『禁忌の魔女』は、
張り切った風にそう言った。
(なんか濃いのが出て来たな…)
(敵対は…していない。カードを使う必要はないかな?)
(すっげー強そうだぞ…!)*6
「じゃあ早速だけどエリー。仕事があるんだ」
「はい!なんでもお任せ下さいまし!」
「このダンジョンコア*7…解析出来ない?」
「!!!!!!!!魔法、魔術、禁術、精霊術――ありとあらゆる術を極めた禁忌の魔女であるわたくしにかかればダンジョンコアの制御などお茶の子さいさいですわ!」
(アレが分かるのか…すごいな。ていうか自己紹介2度もした上に内容変わってなかった?)
「おお、流石だねエリー、じゃあ頼むよ」
するとエリーは久しぶりに飼い主に会った犬のような顔になりながら
「お任せ下さいですわ!!!!!!!!」
と大声で言った。尻尾があったら間違いなく振り回してる。
「さて…本格的にダンジョン脱出の準備が出来てきたわけだけども」
「脱出にダンジョンコアの解析が必須…破壊は論外として」
わざわざ拠点からコアに向かうのは面倒だ。
その考えは一致したのか、
「「拠点移転しない?」」
とライト君と発言が丸かぶりするのだった。
拠点を移転すると言っても、ワープの類は使えない。つまり移転と言っても…
(新設の方が近いかな。この場合)
ダンジョンコア周辺に拠点に施している結界とエリーの手伝いにより強固かつ範囲調節可能な更なる防御結界を張った。拠点を築くのはライト君のカードの力…と思っていたが、ここでなんとエリーが
「ライト神様に相応しい拠点を築きあげますわ!」
「エリーは拠点作り出来るの?」
「当然!出来ますわ!」
思わぬ所で助けられた。
エリーに拠点建築は任せる事にして、私たちは拠点で待機する事になった。
エリーの魔法による拠点建築はなんとたったの8時間で終了した。
どんな出来栄えになっているかとコアルームに向かうと…
「まさかあの巨大な白い建物が拠点…?」
「その通りですわ。本当はもっと大きくしたかったのですけど…これ以上ライト神様を待たせるわけにもいきませんですから。しかーし!やろうと思えばこれ以上の拡張も可能ですわよ!」
(デカッッッ!)
入り口前に立った私は、まるでレイド討伐クエストの対象の巨大生物の正面に立ったみたいな錯覚を受けた。
(デカすぎるでしょこれ…こんなに要らないでしょ)
中に入ってもなんか名画っぽい絵とか、高級そうな柱とか…まるで博物館に迷い込んだみたいだ。
一応罠を警戒してナズナを先に歩かせてはいるが…レベル9999の魔女が仕掛ける罠だ。
ナズナも感知出来ず私たちだけに当たる罠を仕掛けることも可能だろう。
(もうどうにでもなれ〜)
もうやけくそになった私は博物館気分で案内を聞いていく。
3時間後、やっと案内が終わり、自分の部屋に入る。
罠の類は一切ないように感じた。やはり敵対はしてない?
自分の部屋の設備もライト君の部屋と同じだし、なんならベッドが2つある。
どっか私の見えない所でライト君が私との関係性を説明したのかな?*8
ベッドに入りつつ、明日の事を考える。
(明日は最後のUSR、探求者メイドのメイの召喚する。前例が二つもある以上敵対するとは考えにくいけどしたとしてもおそらく大丈夫…かも?)
そこまで考えた私はゆっくりと意識を落としていく…。
翌日。
玉座の間に集まったナズナを除いた私たち。
ナズナには後で説明するとして、今日する事を話合うのだが…。
「ライト神様、どうかこの玉座に」
「ええっと…なんか恥ずかしい…」
「恥じる必要はありませんわライト神様!ライト神様は近いうちこの世全てを統べる絶対至高の神!ならばこの玉座に座るのも当然ですわ!」
(頑張れライト君!ここで慣れとかないと今後もたないぞ!)
ライトに玉座に座る事を強要するエリー。柔らかく拒否しようとするライト君。
「あー、えっと、エリーもそう言ってるんだし、座ったら?」
「そうですわ!」
ライト君は渋々玉座に座った。*9
「んでまあ今日やる事を決めるわけですが、」
そう切り出した私は、最後に残ったUSR、探求者メイドのメイを召喚する事、今までの前例から可能性は低いが調伏が必要になった場合のために準備が必要な事を話した。
「ふむ…もしそうなった場合、ライト神様に万が一の事がありますわね。それでしたら────」
エリーが示したのは2つ。
一つ、ライト君のレベル上げをする事。
二つ、ライト君は離れてナズナ前衛、エリー後衛で迎え撃つ事。
「流石にわたくしと同じレベルとはいえ、
「それなら任せましょう。召喚場所はどうしますか?」
「前にナズナを召喚した場所がいいんじゃない?」
「いいね。じゃあそこにしましょう」
すごいスムーズに決まったな。
ナズナを呼んで召喚場所に向かう。
途中で説明もしたが、よく分からないというのが顔に書いてあったので、
「敵っぽそうなら戦って、味方なら何もしなくてもいいよ」
と説明したら理解してくれた。
前にナズナを召喚した場所。
私たちは準備を整えていく。とは言っても、ライト君が遠隔で召喚して、
私とライト君は安全地帯にいる。そういう感じだった。
配置はもちろん前衛にナズナ、後衛にエリーという配置だ。
「じゃあいくよ!」
ライト君のその言葉で、戦闘体制を取る2人。
「『USR/探求者メイドのメイ』…
今回もやはり同じように光る。
さて、どんな奴が出てくるのか…
光が収まる。一見すると敵意の一切を感じない。戦闘員の2人も攻撃する気配を見せない。
やはり味方か。
「ライト君、確認してみて?」
ひっそりとライト君に言う。ライト君は頷いた後、
「探究者メイドのメイ!お前に問う!お前は、僕に忠誠を誓うか?」
と叫んだ。
(いやいやいやいきなり忠誠を誓うかどうかって、そりゃ今まで忠誠心中までたっぷりな人たちしか出てこなかったけども)
私のそんな心配を無視するように、『探究者メイド』は、
「はい、誓います。我がメイド道に誓い…ライト様に絶対の忠誠を誓わせて頂きます。」
と言った。
味方である事が確定した。が、ここで疑問が出てくる。
(こいつらどうやってライト君の名前を知ったんだ?)
エリーはまあ…分かる。鑑定したんだろう。
ナズナはそもそもライト君の名前を呼んでいない。
メイは何?私ちょっと耳打ちしただけだよ?アレ聞こえてたの?*10
そんな疑問を抱えつつも、USRの召喚は“全員最初から味方だった”というなんか損した気分になる結果だった。まあ敵対しない方がいいのは事実。
これからはメイドのメイも加えて生活する事になるのだった。
Q憑依サーシャからエリー、メイは現在どう思ってるの?その逆も。
Aまずナズナが来た頃と違って“『無限ガチャ』から召喚した者はレベルに関わらず味方”という事がほぼ確定したため、しっかり個人として見る事が出来ています。しかし会ってから日が浅いので解像度が低いです。
サーシャ→エリーは魔法のやべー奴、あとシンプルにやべー奴、あと犬っぽいと認識してます。
エリー→サーシャはライト神様の命の大恩人。丁重に接そう、と思っています。信頼度は割と高いです。
サーシャ→メイは、聴覚のやべー奴、能力知ってからは万能の人と思っています。
実は憑依サーシャは幼少期の体験から使用人、またはメイドが苦手なのですが、メイは丁寧すぎて怖いレベル。
父親もこんな事されてたのかな…と思っていました。
メイ→サーシャはライト様の命の大恩人なのだからライト様と同列に扱おう、と思ってます。
味方である事が確定したのでサーシャ→ナズナも変わります。
サーシャ→ナズナは体型好みの無垢なスーパーゴリラ。後身長10cm縮んでバスト20cm増えないかなと強く思っているが、セクハラは信頼を損なうので言わないし言うつもりも無いです。
まだ召喚してから日が浅いのでこんなもんですが、ライト君に嫌われない限り奈落勢が敵に回る事はありません。
おまけにライト君→召喚勢は信じられる仲間が増えて嬉しいと思っています。
Qアオユキは?ダンジョンコアは?
A次回出します。ダンジョンコアは…原作と同じで解析に時間がかかるので日常回を挟みます。
次回、ライト君のレベル上げと奈落の新拠点を人で満たします。