精霊使いの転生者 1
ここは一体どこだろう?私はさっきまで街の歩道を歩いていたはずだけど…気が付くと周りは白く眩しい世界となっていたが何故か目に射すようなことはなかった
私はしばらくその場でこれまでのことを考えていたが、不意に頭に語りかけてくる声が聞こえてきた
『私の声が聞こえていますか?もし聞こえるようならそのまま前に進んでくれますか?今の状況をお話します』
唐突に聞こえてきた声に私は戸惑ったが、ここで考えてもしかたないと思い声に従って歩き始めた
程なく前方に人影がみえはじめ、私は少々歩調を速くした
「貴女が先ほど私に語りかけてきた方ですか?」
「はい、私はこの世界の管理を任されている神の1柱テミスと申します」
「神、だって?それに世界の管理って…」
「これまでのことも含め説明いたします。まず世界の管理は文字どうり人々の生死、人生、文化などあらゆる事を管理し調整を行っています。ですが、いくら神といっても全てを完全に管理はできないのです。どうしても数十年単位でイレギュラーなことが発生し、その対応を行います。今回そのイレギュラーが貴方に発生しました」
「イレギュラー…でも私はここに来る直前までを覚えてますが、普通に歩道を歩いていたはずです、それなのになぜ?」
「普通に寿命や病気、事故などでなくなった方は通常の輪廻転生をしますが、イレギュラーでここに来る方は輪廻転生できずに存在そのものが世界から消えてなくなってしまうのです」
「そ、存在そのものが消える!?」
「ええ、ですがそれでは余りにも可哀想なのでこちらで転生を行う規則が存在します」
「で、では元の世界に戻れるのですか?」
「残念ながら元の世界はすでに存在が消えてしまっているので同じ世界に転生することはできません」
「そうなのですか、では私はいったいどこに転生するのですか?」
「転生する世界は貴女が生きていた時に観ていたもしくは、読んでいた小説やアニメを元にした世界となります。それとこちらで転生するときに特典を3つまで与えることも規則としてあります」
そうテミスが答えたため、私はよく考えてみた。小説やアニメの世界とはいえ死なないとは限らない、だが折角なら好きな世界で自由に生きていきたいし、それにもし魔法が使えたら…なんて今でも思ってたしね
「決めました、転生する世界は魔法が存在するアニメで【魔法少女リリカルなのは】をお願いします」
「分かりました、ではその世界で必要となる基本的な能力を教えます」
私が神妙に頷くとテミスが語りだした
「まず、魔法を扱うためのリンカーコアですがこれはランクCとなります。次にデバイスですがこちらで用意した特注の物になります。そして転生時の容姿も変えられますが「あ、容姿は別に今のままでいいです」そうですか、わかりました。転生時の年齢は3歳です。最後に親は既に亡くなっていることになっています」
「いくつか質問があるのですがいいですか?」
「どうぞ」
「えぇと、まず転生した時に戸籍や家はありますか?」
「こちらで用意をしますので安心してください、それと生活費も毎月振込みます」
「ありがとうございます」
「まだ他の質問はありますか?」
「いえ、大丈夫です」
「そうですか、では3つの特典を決めてください」
そう言うと私は考え始めた、魔法なんだからいろんな属性があるはずだよな、それにゲームだと成長限界があるから限界突破もいいな、後はそうだな成長速度のアップかな
「決まりました、まず一つ目は火・水・土・木・風・光・闇の精霊を扱えるようにしてください」
「分かりました、おまけとしてそれぞれの属性を付けている時は属性に合った付加効果を発揮するようにしておきます」
「そこまでしなくても、でもありがとうございます。2つ目ですが成長限界の撤廃を、3つ目は成長速度の増加をおねがいします」
「分かりました、それではその3つでよろしいですね?」
「はい、よろしくお願いします」
「ではこの門を潜ればその先は転生先の世界になります」
そう言ってテミスが左手を軽く振ると重厚な意匠を施された門が現れた。私はゴクリと喉を鳴らし門を見、そして歩き出そうとしてテミスに向き直り
「いろいろありがとうございました、転生先でも貴方のことは忘れません」
そう言って私は門に向かって歩き始め、そして門を潜った
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「ふぅ…行きましたか、それにしてもとても礼儀正しい方でしたね、イレギュラーが皆あのような者ならこちらも助かるのですが…まぁいいでしょう。ともあれ、貴方に祝福があらんことを…【
いかがだったでしょうか、第1話はテンプレの転生前の神様との会話です。
作者は小説も書くのは初めてであり、今後の展開やキャラの会話もおかしなところが出るかもしれませんが、生暖かい目で見守ってくれると嬉しいです。
最後に、こんな稚拙な文を読んでくれてありがとうございます。