精霊使いの転生者   作:キジトラのヌコ

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精霊使いの転生者 18

 神社のジュエルシードを封印した次の日。

ユーノがなのはと暮らしたいといってきた。理由はなのはの魔法を鍛えるため。

その為私となのはは桃子さんにユーノと一緒に暮らせないかと頼んでみたら「ちゃんと世話出来るならいいわよ」

と言ってくれたので、その日からユーノはなのはの家に住むことになった。

美由紀さんがユーノを気に入った見たいらしく、良く捕まえて抱きしめているそうだ。

 

 そして現在私達3人は朝早い時間に広めの空き地でユーノがなのはに魔法を教えていた。

 

 「そう、集中して。心の中にイメージを描いて」

 

 「ん~~…」

 

 ユーノ隣で難しい顔をしてレイジングハートを握っているなのは。ユーノの隣には私もいる、理由は結界を張るため。

ユーノも結界を張ることはできるが、なのはに魔法を教えることに集中したいとのことだったので私が結界を張っている。

そして今、ユーノが講師になってなのはに魔法を教えている。

私の魔法はユーノと被るうえ魔法自体、精霊を介することが大半なのであまり教えても意味がないのだ。

 

 「イメージを手にした杖に、レイジングハートに渡して」

 

 「うん……レイジングハート、お願い」

 

 [スタンバイレディ]

 

 「イメージに魔力を込めて、呪文とともに杖の先から一気に発動」

 

 ユーノの講師が続くが…私は何やら不安になりニンフに防御魔法の準備を命じていた。

 

 「イメージに魔力を……リリカル!マジカル!えっと……捕獲魔法!発動!」

 

 レイジングハートの先から桃色の魔力が膨れ上がる。…がやはり嫌な予感は当たるものだ。

 

 「やった!成功!?」

 

 「いや、してない!」

 

 「え…ふぇぇぇええ!!」

 

 

 

 ―――ドオオオオォォォォン!!

 

 

 

 爆発音は響き渡り桃色の光が破裂し、なのはが私達の後ろまで吹っ飛んだ。

これだけの爆発、結界がなければかなりの騒ぎになっていたね。

 

 「うぅ~……いたた」

 

 「なのは大丈夫?」

 

 私達がなのはに近づき安否を確かめる。

 

 「うん、大丈夫だよ~」

 

 「ならよかった。ところで僕達も近くに居たけど全く影響がなかったのは樹のお陰?」

 

 「ええ、なにか嫌な予感がしたからね、一応ニンフに何時でも防御出来るように指示していたの」

 

 「ありがとう助かったよ、樹・ニンフ」

 

 「どういたしまして」

 

 [怪我がなくてなりよりです]

 

 私達がお互いの無事を確認していたらなのはが

 

 「むーわたしのことはどうでもいいの!?」

 

 と言ってきたので。

 

 「なのはだったらレイジングハートがいるから大丈夫だと思っていたんだよ、

ユーノは防御魔法を使えても今は教えていた最中だったからね、突然の出来事には対応できないと思ったから」

 

 「あ、そうだったの」

 

 なのはも納得したようなので続いて私が言う。

 

 「そろそろ朝ご飯の時間じゃない?家に帰らなくてもいいの?」

 

 「え?もうそんな時間!?ユーノ君行こ。樹ちゃんもまた後で!」

 

 なのはとユーノは先に帰っていった。なぜ私だけ残ったのか、

それは私は私で別の訓練を今からするのだ。

それは精霊の顕現化。現在は光と闇の精霊が特別力が強い為、私の魔力に関係なく顕現できるが、

それを私の魔力で顕現出来るように訓練するのだ。

これまでの訓練で精霊に同じ魔力を通した時、一番効率が良かったのはドリアドだった。

その為周りに樹木が生い茂る場所が一番やりやすいのだが、ここは広いだけの空き地なので転移魔法で山に向かった。

勿論、結界を張ってからである。

 

 

 

*************

 

 

 

 山に着き周りに人がいないことをニンフに確認をとる。結界を張っていると生命を上手く感じ取れないからである。

 

 「よし、それじゃあんまり時間もないし早速始めよう」

 

 私は座禅を組み目を閉じ、己の内にいるドリアドに向かってイメージと魔力を送り込む。

精霊達の話では顕現するために明確なイメージが必要と言っていた。

私はよくゲーム等で見かける姿をイメージとして、そこに各精霊の口調や声の高さから男性女性の区別を付け明確に作り上げていく。

 

 どれほどそうしていただろうか、やがて樹の周りの樹木から魔力が一点に集まり始めた。

更に数十秒後、集まった力はエメラルドの光を発しはじめ一つの形を作り出す。

 

 『……ドリアド顕現致しました』

 

 その言葉を聞き、樹は漸く目を開けた。

 

 「よかった、成功したんだ。こうして会うのは初めてだね、ドリアド」

 

 『はい、樹さん。漸くこうして会うことができました』

 

 [この姿がマスターが想像したドリアドですか]

 

 「うん、そうだね。どうしてもゲームで見る姿が先行しちゃうからこうなってしまったね」

 

 『私は、気に入ってますよこの姿』

 

 「そう言ってくれると助かるよ。それにしてもやっぱり時間掛かったなー。

もう少し早くなれば実戦でも扱えるかもしれないけど、それに魔力消費も大きいね」

 

 『そこは慣れですね樹さん。……それから私から一つ伝えたいことがあります』

 

 「何かな?ドリアド」

 

 『私を顕現出来るようになったため、私の最大の魔法が使えるようになります』

 

 「そうなのか、その魔法は今教えてくれるの?」

 

 『はい、その魔法は……』

 

 

 

*************

 

 

 

 ドリアドに魔法を教えてもらい登校時間も迫っていたので、

訓練も切り上げ家に戻った後食事してから登校した。

そして教室で

 

 「みんなおはよう」

 

 「あら樹遅いじゃないどうしたの?」

 

 「ちょっと野暮用でね遅れちゃたんだ」

 

 「そうなんだ、そういえば今日は体力測定があるみたいだよ、私の見せ場だよ」

 

 そう言ってすずかは笑っていたが、私は目立たくないので手加減するつもりだった。

そんな話をしていたら先生が入ってきた。

 

 「みんなおはよう!今日はまず昨日のテストを返すぞ、そのあとは体力測定だみんな頑張るように。

それじゃテストを返すぞ」

 

 先生がテストを返している間私は「そういえば昨日アリサがそんなこと言っていたな…」なんて考えていた。

 

 「みんな戻ったか?」

 

 「あの、先生私のがありませんが」

 

 「じゃあこれが櫛灘のだな、ちゃんと名前を書けよせっかくいい点を取ったんだからな」

 

 そう言って私にテスト用紙を返してくれた。

 

 「よし、それじゃ体力測定するから運動場に着替えて集合するように以上」

 

 先生が何か言っていたようだが私は戻ってきたテストに少々呆然としていた。

 

 「樹後でテストを見せてよね」

 

 そんなやり取りをしながら運動場に行くのだった。




第18話終了です
なかなか上手く書けません
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