精霊使いの転生者   作:キジトラのヌコ

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精霊使いの転生者 2

 

 門を潜り数秒もしないうちに私の意識はなくなった。そして再び目を開けたとき私はどこかのベットで横になっていた

 

 「知らない天井だ…そもそもさっきまでの問答は現実にあったのか?」

 

 と、独り言をしていたら声がいつもより高いことが気になった。そこで私は鏡がないか部屋を見渡し、そして気づいた

 

 「手が小さい、視線も低くなってる。か、鏡は…」

 

 部屋を見渡しクローゼットを発見したので開く、そこの鏡に映っていたのは大体身長90cmほどの髪が肩まである幼児がいた

 

 「ほ、本当だったのか。じゃあ、あの白い世界での出来事も[はい、全て本当にあった事です]っ、だ、だれかいるのか?」

 

 [こちらですマスター]

 

 そう声の聞こえた方を向くと机の上にネックレスが置かれていた。中央にエメラルドのような宝石?があり周りを銀のような鎖で出来ていた物だった

 

 「今のは君が?」

 

 [はい、初めまして。私はテミス様よりマスターに贈られたインテリジェントデバイスです]

 

 「初めまして、私は櫛灘 樹だよ。ええと、君には名前はあるのかな?」

 

 [私にはまだ名前はございません、マスターが名前を決めてください]

 

 「そっか、なら君の名前は【ニンフ】だ」

 

 [ニンフですね、登録しました。マスター、この名前には何か由来でもあるのですか?]

 

 「うんそうだよ、たしかテミスってギリシャ神話の女神の名前だし、テミスはゼウスの妻の一人だったはず。それにニンフはゼウスの娘という説もあってちょうどいいかなと思ったんだ」

 

 [なるほどそうでしたか]

 

 「それに精霊って意味もあったはずだよ、特典の精霊の扱いも上手くいくかもってね」

 

 [たしかマスターの特典は【火・水・土・木・風・光・闇の精霊を扱う】、【成長限界の撤廃】と【成長速度の増加】でしたね。精霊の扱い方ですがテミス様から伝言を預かっています]

 

 「聞かせて」

 

 『櫛灘 樹さんこの伝言を聞いているということは無事に転生出来たということですね。早速ですが特典の精霊に関しての説明をします。精霊は貴方の心に棲んでいます、話すだけなら心で言えば精霊にも伝わります。

次に扱い方ですが、【エレメンタル・シフト〇〇】と言葉で言うか、心で思ってくれれば対応する精霊が貴方に力を貸してくれます。【解除】と言うか、心で思えば精霊は解除されます。付加効果についてはそれぞれの精霊に直接聞いてください、なかなかの効果ですよ。

他の特典ですが【成長限界の撤廃】はそのままなので説明は省きます。そして【成長速度の増加】ですが、現在の3歳の体では最大で1.5倍までが限界です。それ以上の倍率にしようとした場合、体が成長に追いつかずに壊れてしまいます。

最後にですが、貴方の2度目の人生に幸有らんことを』

 

 [以上がテミス様の伝言です]

 

 私は言葉にできないほど感謝していた。ここまで用意周到にしてくれたこと、特典の詳しい内容、全てが十分すぎるほどだ

 

 「ありがとう、もしテミス様に伝言できるなら、私がとても感謝していたと伝えてください」

 

 [はい]

 

 「じゃあ早速精r[あ、その前にデバイスの登録とバリアジャケットの作成を推奨します]っと、そうか、登録はどうすればいいの?」

 

 [マスターが私に触れてくれればそれだけで大丈夫です。バリアジャケットはマスターが頭でイメージしたものをこちらで作成します]

 

 「触ればいいのね…これでいいかな」

 

 そういって私はニンフを持ち上げ右手に乗せた

 

 […マスター登録を完了しました、これで私はマスターにしか扱えないようになりました。次にバリアジャケットですがイメージ出来たらセットアップと言ってください]

 

 「うーん、そうだな…よしあの格好にしよう。ニンフ、セットアップ」

 

 [イエス、マスター。スタンバイレディ、セットアップ]

 

 ニンフがそう応えると私の体は白というより若干灰色に近い光に包まれ光が収まった時にはバリアジャケットを身にまとっていた

 

 「うん、イメージ道理だありがとうニンフ」

 

 私のバリアジャケットは一言で言えば道着である、白の上に黒の袴、そして武器として杖を持っている。ただし、杖といっても先端に突起が付いてるのではなく、なんの変哲もないただの棒だ。長さは身長に合わせて3尺(約90cm)にしている

 

 「さて、それじゃあ精霊に呼びかけてみるかな」

 

 私は目を瞑り心の内側に向かって呼びかけた

 

 『私の声が聞こえますか?聞こえるようなら返事をしてください』

 

 すると呼びかけに応えたいくつかの声が聞こえてきた

 

 『応、聞こえてるぜ。俺は火の精霊【サラマンダー】だよろしくな樹』

 

 『聞こえてますよ、うちは水の精霊【ウンディーネ】よろしゅうな』

 

 『わしは土の精霊【ノーム】じゃ、これからよろしくな』

 

 『あ、あの私は木の精霊【ドリアド】です、精一杯頑張りますね』

 

 『おいらは風の精霊【ジン】だよ一緒にやっていこうね』

 

 『後二人、光と闇がいるんだけどな、まだ樹には荷が重いんだ。もう少し成長したら手伝ってやるって二人共言ってたぜ』

 

 『そうか、応えてくれただけでもありがたいよ、ありがとうサラマンダー、ウンディーネ、ノーム、ドリアド、ジンそしてまだ見ぬ光と闇の精霊、私は櫛灘 樹です』

 

 私はそれぞれに挨拶を交わし、そして目を開いた

 

 [マスター精霊達に交信出来ましたか?]

 

 「うん、光と闇はまだ荷が重いから直接挨拶はできなかったけど、他の5属性にはキチンと挨拶ができたよ」

 

 [それは良かったです、ではこれから先はどうしますか?]

 

 「まずは食事かな、転生してから結構時間もかかったし、お腹も減ってるからね」

 

 そう言うとお腹がグ~と鳴った。私は苦笑しながら「ほらね」と言った




今回はバリアジャケットの作成と特典の確認回でした。
次回は特典の練習と原作開始前までに起きたことを中心にしていきたいです。
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