翠屋のバイト?が終わった数日経ち、中間テストも後一週間と迫ったある日のこと。
この日もまた翠屋に皆集まりテスト対策を話し合っていた。
「ねぇみんなテスト勉強してる?」
なのはが開口一番にそう言ってきた。
「私はいつも通りよ」
「私もそれ程問題はないわよ」
これはアリサとすずか、
「樹君は?」
「私?特別な勉強はしてないよ、授業をちゃんと聞いていればそれで大丈夫だしね」
なのはの言葉に私はそう答える。
「うぅ、三人共余裕なんだね」
「そういうなのははどうなの?」
私は皆とは三年になるまで一緒ではなかったので疑問に思い聞いてみた。
「私は算数と理科は大丈夫なの」
「残りは?」
「の、残りは……」
「なのはは国語とか社会はあまり得意じゃないのよ」
なのはが言い淀んでいるとアリサがそうあっさり暴露した。
「ア、アリサちゃんひどいよー」
「ひどいも何も事実でしょうが」
「アリサそれって本当?」
私の疑問にアリサは、
「本当よ、四月の頭に話したでしょ。この娘、算数と理科だけは私よりも成績がいいのよ」
「本当にすごいわよねー、私も算数と理科だけは勝てたことがないのよ」
すずかも同じように賛同した。
「それよりも!樹、アンタ今回は絶対に本気を出しなさいよ。じゃないと許さないからね」
「分かった、分かった今回はちゃんとやるよ」
その後も色々話してその日は解散となった。
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―――そしてテスト当日―――
「よーし、皆揃ってるわね。それじゃテストを始めるわよ。テスト用紙を配るから後ろの人に分けてね。それとまだ見ちゃダメよ」
担任の相田先生が注意事項を言いながら先頭の人にテスト用紙を配っていく、もちろん私は先頭にいるので同じように用紙を貰って後ろに配る。
「皆用紙は行き渡ったわね、それじゃ始め」
最初は国語、次に算数、理科、社会、そして最後が英語だった。
私はどれも問題なく空欄を埋めていく。時間がやはり余ってしまったので2、3度見直して間違いがないか確認していた。
それでも最後の英語の時には暇になってしまった。
相田先生は一年の頃からの担任だったので、私のこともよく知っており恐らく私が手を抜いてテストしていたことも知っていただろう。
まぁ口には出してはいませんでしたが…
そんな訳で私はテスト用紙の裏に担任の相田先生用に料理のレシピを書いていた。
その際簡単な一言も追加で書いていた。
内容は普通にいつもありがとうとか、疲労回復の料理レシピです。なんて書いた。
そんな事を思いながらテストは終了した。
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―――数日後―――
聖祥は上位陣のテストの結果が張り出されるので皆で見に行くことになった。
「さて私のテストの結果はどうかしら?」
アリサがそんな事を言いながら確認をしていると、
「なっ!?私が2位ですって!?」
アリサの点数は五教科で489点、普通に考えれば充分トップになれただろう。
が、その上にいるのが私の点数500点ではなく。何故か505点と張り出されている私のテスト結果だった。
「樹!505点ってどういうことよ!」
アリサが詰め寄ってくるが、
「私にもよく分からないだけど……テストが戻ってきたら分かるんじゃないかな?」
私はそう言ってその場を後にした。
そして教室に戻ってきた私達に担任の相田先生からテストの返却がされる。
その際、相田先生から、
「樹君、テスト裏のレシピありがとうね。とても美味しかったわ。だけどらくがきじゃなかったけど今後はあのようなことは書かないようにね」
なんの事かは一応分かっているが、
「すみません」
と、謝った。そんなやり取りをして席に戻り全員にテストが返却され、
「さて皆テストはどうだったかな?今回の平均点数は○○点でした。それでは答え合わせをしていきますよ。まず一問目から……」
「それでは皆、気を付けて帰るように」
HRも終わり各々が帰り支度をしている中、私達四人は集まってテストを見せ合っていた。
「樹君どうやって505点も取れたの?」
すずかがそう言ってきたので私は五教科全てを並べて見せた。
「どれも全部100点だったよ。ただ英語だけちょっと裏に料理のレシピを書いたんだけど……なぜかそれに5点が加算されてた」
「なんでよ!」
アリサが叫ぶが私だって理由が分からない。
「裏に先生の一言が書いてあるから見てみれば?」
アリサは英語のテスト用紙をひったくる様にして奪い取る。
そこには料理のレシピ道理に作ったらとても美味しかった等感謝の言葉が書かれていた。
それを見たアリサは、
「なんかもうどうでもいいような気がしてきたわ…」
何か諦めたような声を出しため息を吐いたのだった。
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そのまた数日後、ユーノがミッドから戻ってきた。
どうやらユーノの用事だったジュエルシードは、管理局へ全て預けて封印処理をしたので地球に戻ってきたようだった。
ユーノはなのはに魔法の特訓をするために戻ってきたと言っていた。
なのはに魔法を教えた責任を取るために魔導師としての心構えや魔法を使う時の注意事項等を教えるため息巻いていた。
戻ってきた時にテスタロッサ家の裁判は順調に進んでらしくもう暫くすれば終わりそうだと言っていた。
なのははそれを聞いて早くフェイトちゃんに会いたいと言っていた。
私としてはアリシアとプリシアに掛けた魔法が確り効果を発揮しているかが不安だった。
此方から会いに行っても良かったのだが、現在は裁判中なので自重していたのだ。
裁判が終わったらハラオウン親子共々一緒にアースラで地球にやってくるそうだ。
なのははもちろん、私もその日を楽しみにして日々を過ごしていた。
第35話終了です
今回は過去にあったテストの話です
ネタを考えるのが難しいです、それと今回はかなり短くなってしまいました
次回はもう少し書きたいですね…
次の話はフェイトの〇〇の予定です