精霊使いの転生者   作:キジトラのヌコ

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精霊使いの転生者 46

 エルナトとしてなのは達を護衛することになった私だが、四六時中付きっきりとはいかないので出来るだけ助けられるよう学校に休学届けを出すためにプレシアさんに協力してもらうことにした。

プレシアさんには私がフリーの魔導師として活動している事を既に話しているので、今回の事を話したら快く協力してくれた。

学校を休学する事に学校側は多少訝しんだが、プレシアさんの口添えと私自身成績優秀だったため比較的簡単に許可が下りた。

 

 なのはとフェイトはデバイスが修理中なので派手に動くことが出来ないのでそのまま学校に登校していた。

私が休学することにアリサとすずかから説明を求められたそうだが、私は皆には遠い親戚から呼ばれたため暫く休学すると伝えていた。

あまり信じていなかったように見えたけど…

ユーノはリンディさんから無限書庫でベルカの騎士のことを調べてくれるように頼んだそうだ。

ユーノはその頼みを受け無限書庫で今も調べ物をしているらしい。

 

 そしてリンディさん達アースラのクルーだが、まずデバイスの修理の為にエイミィとリニスさんが本局に、

リンディさんとクロノは今回の事件が正式にアースラの管轄になった為事件の中心となりそうな地球に拠点を置くことになった。

その拠点だがなのはの近くになるそうだ。なのはの保護を兼ねているらしい。

またその拠点にも転送ポータルが設置されるため比較的簡単にミッドに行くことも出来るようになった。

 

 そして私は現在ミッドの無限書庫に来ていた。ユーノに過去ベルカの騎士が起こした事件がないか確認するためだ。

また、私が一度ミッドから地球に戻るとき連絡が出来ないと困るのでエルナト時のルビスの連絡コードを教えておいた。

 

 「ユーノ、調べ物ははかどっているかい?」

 

 「あ、エルナトうん、まあまあかな?」

 

 「どうやら過去にもベルカの騎士が出現してその時にも魔導師や魔法生物が犠牲になったみたいだよ。

そしてその事件には共通の単語が出てくるんだ」

 

 「共通の単語?」

 

 私の疑問にユーノが答える。

 

 「そう、それは闇の書って言うんだ」

 

 「闇の書ね……後でリンディさんかクロノに聞いてみよう。他には何かあるかい?」

 

 「そうだね…闇の書にはある特徴がある。その特徴は魔導師や魔法生物のリンカーコアから魔力と魔法資質を蒐集すること」

 

 「魔力と魔法資質を蒐集!?それじゃあ蒐集された人物はどうなるんだい?」

 

 「個人差があるけど暫くは魔法が使えなくなる、リンカーコアは魔導師の力の源だから」

 

 「蒐集が完成したら闇の書はどうなるんだ?」

 

 「少なくとも碌な事にはならないはずだよ」

 

 私はその後もユーノと話をして色々と情報を集めた。

 

 

 

*************

 

 

 

 翌日、私は無限書庫で調べた情報をリンディさんとクロノに報告と確認するため地球に戻ってきていた。

 

 「こんにちはリンディさん、なのは達の様子はどうですか?」

 

 「あらエルナト、そうね…今のところ問題はなさそうね。それより今日はどうしたの?」

 

 「無限書庫で情報をいくつか手に入ったので報告と確認をですね」

 

 私は無限書庫で分かった情報を話す。リンディさんは闇の書に対して何か知っているのか説明している途中で何度か反応していた。

 

 「これが無限書庫で手に入った現在の情報ですが……リンディさん何か知っているのですか?」

 

 「どうしてそう思ったのかしら?」

 

 「貴女は普段完璧に表情を隠してますが、闇の書に対してだけは僅かに反応してました。

つまり何かしらの関係があるということです」

 

 私の説明にリンディさんは苦笑しつつも話してくれた。

リンディアさんによると11年前に闇の書による事件があったらしい。

闇の書の輸送中、輸送していた艦の制御を奪われ、クルーは全員脱出したが艦を指揮していた人物だけが残り、当時の上官であったギル・グレアムに嘆願し艦と運命を共にしたらしい。

 

 「リンディさんもしやただ一人残った人というのはまさか……」

 

 「ええ、私の夫でありクロノの父親…クライド・ハラオウンよ」

 

 やはり関係者だったようだ、それにしてもまさか家族だったとは……

 

 「リンディさんこの事はクロノには言うのですか?」

 

 「この件に関して私情を挟むつもりはないわ、だけどクロノがなんと言うかはね……」

 

 この件は家族に関することだ、私が口を挟むことはないだろう。

私はリンディさんに断りを入れてその場を後にした。

 

 

 

*************

 

 

 

 私はなのはとフェイトのデバイスの様子を見るためにミッドに行くことにした。

 

 ―――コンコンコン

 

 「どうぞ」

 

 「失礼しますね」

 

 「あら、エルナトだったわね。どうかしたかしら」

 

 「デバイスの状態を確認しに来ました」

 

 私の言葉にリニスさんとエイミィは現在の状態を教えてくれた。

それによると、今日の朝方部品が到着し先程修理し終わったそうだ、だが何故かエラーが発生してるという。

 

 「部品は足りているんですよね?」

 

 二つのデバイスはそれ程珍しい部品を使っているわけではないはずだが……

 

 「そうなんだけどね、ほら……」

 

 そう言ってエイミィはモニターを見せてくれた。

そこに映っていたのは……

 

 「コレは……デバイスがこんな判断をするなんてね」

 

 

 

 

 

 『エラーコードE203、必要な部品が不足しています。エラー解決のための部品“CVK-792”を含むシステムを組み込んでください』

 

 

 

 

 “CVK-792”この部品番号には見覚えがあった、それは……

 

 ベルカ式カートリッジシステム……




第46話終了です
樹の行動が少し…いやかなり強引です
ご都合主義で学校を休学にしました
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