なかなか執筆出来ません
「まずは自己紹介だな、俺は高町恭也なのはの兄だ、恭也と呼んでくれ」
「私は美由紀よ、私も美由紀って呼んでくれればいいからね」
「恭也さんに美由紀さんですね、私は櫛灘樹です、よろしくお願いします」
「君にはとても感謝している、なのはの気持ちだけではなく私達家族もまるで周りを見ていなかったのを気づかせてくれたのだから」
「いえ、私は話を聞いてもっと素直になるように言っただけです。そしてそれを決めて行動したのはなのはちゃん自身です。私は何もしていません」
「ううん、私は樹ちゃんが話してくれたから勇気が湧いたの、だから私の恩人なの」
「その通りだ、私達家族がこうして向き合っていられるのも、君のおかげだありがとう」
そう言って高町家のみんなは笑顔を浮かべている。そんなみんなを見ているとこちらも自然と笑顔になった
「ところで話は変わるのだが、明日みんなで父さんの見舞いに行くんだが樹ちゃんもどうかな」
「え、関係のない私が見舞いに行ってもいいのですか?」
「樹ちゃんなら構わないわよ、むしろ一緒に来て欲しいの、まだ目が覚めてないけど士郎さんに紹介したいの。私達家族の恩人だとね」
「そうですか、わかりました何かできるか判りませんがご一緒します。何時にどこへ来ればいいですか?」
「面会時間はお昼過ぎだからその前に来てくれ」
「そうだわ、お昼ご飯も家で食べていきなさい、その方がなにかと楽だわ」
「そこまでいただく訳には「子供が遠慮しないの」そうでしたね、なのはちゃんに私が言ったのに私が遠慮するのはおかしいですね。分かりましたでわお昼の前に此方の家に来ますね」
「うむ、遠慮せず来るようにしてくれ。ところで、その格好は道着だよな、樹ちゃんはなにか武道でもやっているのかい?」
恭弥さんが私の格好を見てそう言ってきた
「ええと、武道なんて大した物じゃないですが、護身程度に本で読んだ柔術と合気、それと棒術を独学でやっています」
「そうか!俺もね剣術を習っているんだ。よかったら手合わせしてみないか?」
「私も今まで一人で鍛錬していたので相手が欲しかったですが、それはまた別の機会にしましょう、流石にこの状況で言う事ではありません」
「そうよ恭也、時と場合を考えなさい。ちょっとオハナシしましょうか」
そう言って桃子さんは恭也さんを捕まえて部屋から出ていった、しばらくすると部屋の外から悲鳴が聞こえてきた
「えっといいんですか?そのままにして」
「いいのよ、いまのは恭ちゃんが悪いから」
『なんだか深入りはしないほうが良さそうだ…』
『そうですね、他の家族の事情までは詮索しないほうが吉です』
私とニンフは念話が外に漏れないように会話をした
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次の日の昼前、私はいつもの道着ではなくデニムのジーンズとシャツにベストの格好をして高町家の前までやってきた。
右手には白い箱を持っている、中身は内緒だ。
私は玄関に立ちチャイムを押した
《ピンポーン》
「御免下さいー」
「…はーい今出まーす」
返事が聞こえてすぐに扉が開き中から栗色の髪が飛び出した
「いらっしゃい樹ちゃんあがってあがって」
「それでは失礼しますね」
「いらっしゃい樹ちゃん、もうすぐお昼の準備が終わるからなのはとリビングで待ってて」
「はい、わかりました。それとこれはお土産です、大したものではありませんが皆さんで食べてください」
そう言って私は右手に持っていた箱を渡す
「あら、そんな気を回さなくっても良かったのに、でもありがとうね」
「みなさんの口に合えばいいのですが」
私は苦笑してリビングに向かった
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中身はなんなのかしら?箱の形からしてケーキを入れる物だけど…どれどれ…
ガサガサ…
あら…これはカップ?色も黄色だしプリンかしら?でも蓋はラップでされてるからまさか手作り!?
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やがて食卓に食事が並び
「いただきます」×5
高町家と私の掛け声で食事は始まる。そして一口食べたところで私は思わず
「…はぁーー美味しいです」
「あら、ありがとうお世辞でも嬉しいわ」
「いえ、世辞ではなく本当に美味しいです」
そんな話を挟みつつお昼ご飯は楽しく食べ終わった後、桃子さんが先ほど私が渡したお土産をお盆に乗せて持ってきた
「さぁ食後のデザートよ、これは樹ちゃんが持ってきてくれたプリンよ」
「プリン!樹ちゃんありがとう」
なのはは笑顔を浮かべて私にお礼を言ってきた
「たいした物じゃないからお礼はいらないよ」
「樹ちゃんありがたくいただくわね…ん?あんまり甘くない??市販品じゃないの?」
「ええ、昨日私が作りました。市販品は甘すぎるので食べたくなったらいつも手作りしています」
「え!これ樹ちゃんの手作りなの?すっごーい」
そんな会話をしつつそしてお見舞いの時間がやってきた
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海鳴大学病院ここになのはの父親士郎さんが入院しているそうだ
「士郎さん、今日はなのはや美由紀、恭也が来てくれたわよ。それになのはのお友達も」
「初めまして、なのはちゃんの友達の樹です、お体の調子はどうでしょうか?あまり家族の方に心配はさせない方がいいですよ」
そんなことを話している傍ら私は念話でニンフと話していた
『ニンフ、貴女から見て士郎さんは回復しそう?』
『そうですね、解析したところおそらくこのまま何もしなくても後数日で目を覚ますでしょう。ですが、手足などに若干の後遺症が出る可能性があります』
『そうか、それは私の回復魔法でどうにかできるかな?』
『いえ、恐らく無理だと思われます。もう少しマスターの魔力が高ければなんとか出来たかもしれませんが』
『うーん、どうにか回復させてあげたいな…』
私とニンフがそんな話をしていると
『話は聞かせてもらったで樹はん、うちが力を貸してあげようじゃないの』
『あ、あの私も手伝わせてください』
『え、ウンディーネにドリアド、どうしたんだい急に』
『樹はんの回復魔法だけじゃ無理でも、うちら精霊を触媒にした回復魔法ならかなり強い魔法が使えるんや』
『そ、その通りなのです。ウンディーネさんは水を媒体にした回復アイテムを、私は植物の持つ力を最大限にして付加させることができます』
『それはつまり、エリクサーみたいなものが作れるということ?それで後遺症も治せると』
『はい、その通りです』
『マスター何かあったのですか?』
『あぁニンフ、どうやらウンディーネとドリアドが回復アイテムの作成を手伝ってくれるみたいなんだ』
『ウンディーネそのアイテムはここで作れるのかい?』
『作ろうと思えば作れるけどね、シフトしないとあかんから、家に帰ってからにしまひょ』
『そうか、ならお見舞いが終わったら作成しよう。あとなにか必要なものがあれば言ってくれるかな、用意するから』
『うちはミネラルウォーターや』
『私は果物や野菜になります』
『なんか材料だけ聞くと野菜ジュースだね』
私は顔には出さず内心で苦笑する
『まぁ効果はまるで違うんやけどな』
そんな話をしているとどうやらお見舞いの時間が過ぎていたらしい。桃子さんがそろそろ帰りましょうと言ってきたので、
私も挨拶をして帰路についた
その帰りにスーパーに寄って材料を購入したのは言うまでもない