士郎さんのお見舞いをしたその日の夜
「さて、そろそろアイテムの作成をしますか、ニンフ結界を張ってくれるかな、万一にでも周りにバレないようにね」
[了解ですマスター…結界展開完了です]
「よし、じゃ始めよう」
『ウンディーネまずは何から始めたらいいのかい?』
『うちは買ってきてくれたミネラルウオーターの操作だけやから後でいいで』
『そうか、それじゃドリアドこの果物と野菜をどうすればいいかな』
『果物は皮を剥いて細かく切って、野菜も同じく切ってください。そしてジューサーに掛けて濾してください』
『まんま野菜ジュースだねまぁいいけど……よし出来た。それでこのあとはどうするんだい?』
『ここからは私の力を使いますのでシフトをお願いします』
『ん、解った【エレメンタル・シフトドリアド】』
私の魔力光と瞳が緑になる
『それでは魔法の手順ですが、まず私の木の属性からエナジーボールを使用してください。本来は使用する相手の体力や、魔力の回復になりますが、今回はジュースに対して行うので効果が少し変わります。
栄養価の最大限の増幅になります。』
『解った、じゃあやるね』
「【エナジーボール】」
魔法を唱えると私の周りに微かに輝きながら緑の光を生み出す球体がいくつか発生した
『これをジュースに組み込めばいいんだね、どれぐらい必要かな』
『あまり多すぎてもいけませんので3個ですね』
『了解だよ』
私は光球を操作しジュースに1つづつ入れていった
『これで私の方は終わりになります、次はウンディーネさんです』
『うん、解った【エレメンタル・シフトウンディーネ】』
ウンディーネにシフトすることで青になる
『よっしゃうちの出番や、といってもうちの方もそんなに大したことするわけじゃないけどな。手順はこうや、ミネラルウオーターに魔法のリフレッシュを付加させるだけや。
こいつの効果は状態異常の回復、こいつも本来は毒や火傷、麻痺なんかに使うんや今回は麻痺の回復やな。あと珍しい効果に二日酔いにも効くんや、泥酔者に効果抜群や』
『なるほど、私はお酒は飲まないから自分には使わない効果だけどかなり便利だね、よしじゃあ早速』
私は買ってきたミネラルウオーターに対して魔法を発動させる
「【リフレッシュ】」
『…?見た目は変わらないんだね、これでいいの?』
『ああ、ばっちり魔法が掛かってるで、あとはさっきのジュースにこいつを混ぜるだけや』
『解った……よし出来た。これ私が飲んでも大丈夫?士郎さんに渡して効果が無かったじゃダメだから一応確認したいんだけど』
『大丈夫やで、普通の状態の人が飲んでも唯の栄養剤ぐらいや、多少魔力が上がったりするけど魔力のない人には意味のない効果やし』
『そうか、じゃあ試しに飲んでみよう案外沢山できたしね』
[マスター完成したのですか?]
「うん、完成したけど一応確認のためにね自分で飲んでみるんだ、ウンディーネからは飲んでも大丈夫って言われたからね、それじゃいただきます」
そう言って私は小分けにした一つを飲んでみた
「ニンフどうかな?ウンディーネからは魔力が上がるって言っていたけど」
[そうですね、確かに少し魔力が上がっています、ただそれ程劇的ではないですね、それに少しづつ上がった魔力が元の値まで下がってきています]
「そうか、効果があるならいいかな。それじゃこれを保存して、士郎さんが退院したら渡しにいこうか」
[了解ですマスター]
その数日後、なのはから士郎さんが目を覚ましたと連絡が入った
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士郎さんが目を覚ましてから一週間後、退院したと聞いたので私は件のアイテムを持って高町家にお見舞いに行くことにした
ピンポーン…ドアベルの呼び出しが鳴り響いたあと
「御免下さい」
「……はーい今出ますよー…はい、どちら様ですか…ってあら、樹ちゃんじゃないどうしたの?」
ドアを開けて出てきたの美由紀さんだった
「いえ、士郎さんが退院したと聞いたのでお見舞いにきました」
「あらー、わざわざありがとうね、お母さんはお店に行っているけど、お父さんは家にいるから上がってちょうだい」
「では、失礼しますね」
私は挨拶をしてリビングに向かうと、一人の男性がソファーに座っていたのを見つけた
「美由紀誰か来たのかい?」
「うん、お父さん樹ちゃんがお見舞いに来てくれたの」
「樹ちゃん?桃子さんやなのはが言っていたあの子か」
ひとしきり紹介されたので私は自己紹介をした
「こうやって会うのは初めてですね、初めまして紹介に与りました櫛灘樹です。どうぞよろしくお願いします」
「君が樹ちゃんか、私は高町士郎だ。私が入院中に色々お世話になったようだね、ありがとう」
「いえ、私は何もしていません、私は少し助言しただけで、解決したのはなのはちゃん自身です」
「いや、謙遜することはないありがとう」
「はぁ、分かりましたありがたく受け取っておきます。それとこれはお見舞いの品ですどうぞ」
そう言って私は小脇に抱えたカバンから3つのドリンクを出す
「これはなんだい?」
「私が作りました野菜ジュースです、見舞いの品を何にしようか考えたのですが、早く良くなるようにと願いを込めて」
「わざわざすまないね、ありがたくもらっておくよ」
「早く良くなって家族を安心させてください」
「耳が痛い話だ、そうだねしっかり体を治して安心させないとな。さて話は変わるが恭也から聞いたんだが樹ちゃんは武道をやっているそうだね」
「護身程度です大したことはありません、ですが士郎さんのリハビリに付き合うぐらいなら大丈夫ですよ」
「そうか、ありがとう。だが流石に今日やるのは忍びないな、それにせっかく来てくれたんだうちの店に寄ってくれ、桃子が作ったシュークリームは美味いぞ」
「お店に行くなら私が案内してあげるよ、お世話になったしね」
そう言って美由紀さんが案内を勝手でた
「すみません、ではよろしくお願いします。それからお見舞いのジュースですけど、1日一本にしてください、あまり飲みすぎても効果は変わりませんから」
「忠告ありがとう、食後に飲むようにするよ」
「それではリバビリは何時ごろにしますか?」
「そうだね…3日後でどうだろうか場所は家に来てくれ、道場があるからそこでやろう」
「分かりましたそれでは3日後に、今日はこれで失礼しますね」
「それじゃ樹ちゃん案内するからついてきてね」
そしてわたしは美由紀さんの後を追って翠屋に来店した
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「いらっしゃいませーって美由紀じゃないどうしたの?」
「こんにちわ、今日はこの子の案内よそれとお母さんはいる?」
「桃子さんなら厨房にいるわよ」
「ありがとう、樹ちゃんこのテーブルで待っててね」
そう言って美由紀さんは奥に向かっていった。残された私は大人しくテーブルで待つことにした。しばらくすると奥から桃子さんが歩いてきた
「樹ちゃん来てくれてありがとう、それと美由紀からから聞いたんだけど士郎さんのお見舞いにも来てくたそうね改めてありがとう。今日は私のおごりだから好きなものを頼んでね」
「ありがとうございます、じゃあミートスパとダージリン、それからシュークリームをお願いします」
「はい了解よちょっと待っててね」
注文を受け取ると桃子さんは厨房に戻っていった。お店を見回してみるとお昼に近い時間のためかかなりの人が入っており、もうすぐ満員になりそうだった。
そのため美由紀さんもお店のお手伝いに入ってしまい私は一人で待っていた
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「ちょっと美由紀あの子だれ?」
「ん?あの子のこと?あの子は櫛灘樹ちゃん。私達家族の恩人よ」
「へー、可愛い子ね。(今からつば付けておこうかしら…)」
「…何か変なこと考えてないでしょうね真由美」
「な、何の事かしら」
「あんたはレズっけがあるからお客に手を出さないか心配なのよ」
そんな話をしているとは知らず樹は大人しく待っていた
「あんた達お喋りしてないで仕事しなさい、ほら料理できたわよ持って行って」
「あ、ごめんお母さん」
「はーい了解です」
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食事はとても美味しく、シュークリームは真似できそうにないほど美味かった。こうして私は翠屋の常連客になっていった
第6話終了です。今回登場した魔法を紹介します。
《木属性》エナジーボール 対象の体力と魔力の回復・植物に対しては栄養価の増幅
《水属性》リフレッシュ 対象の状態異常の回復・毒・麻痺・火傷だけでなく車酔いや、二日酔いにも効果有り、直接掛けるだけでなく水等に掛けても効果あり、ただし水にかけた場合直接よりも若干効果は下がる
今後も魔法が登場したときは属性と効果を出します、ただこの魔法は属性が違うんじゃないかとか出るかもしれませんが、その時はスルーしてくだしぁ。
真由美は翠屋のバイトです出番は今回だけかも?
ではこれにて失礼します。