十種影法術で逝く青春記録   作:段差ダンサー

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クソ短い、ごめんね。


ん、ビナーを襲う

「ホシノちゃん!?」

 

「ユメ先輩!無事だったんですね!?」

 

「うん…ごめんね、ホシノちゃん心配かけさせちゃって」

 

感動の再会ってやつか、抱き合う二人の姿はとても微笑ましい。

今は二人だけの世界にしてやってもいいだろう、時間は無いわけじゃない。

それからしばらくして、二人は少し離れる。

それを見計らい、声を掛けた。

 

「さて、お二人さん。感動の再会はもういいか?」

 

「うん、大丈夫だよ。それで依頼の話だったっけ?」

 

「そうだ、ホシノ。お前に依頼を出したい」

 

 

さて、ここで引き受けてくれるかで今後の動きが大きく変わるぞ。

気を引き締めろ、伏黒シユウ。

 

 

「依頼内容は、機械蛇(ビナー)討伐の協力だ」

 

 

どう出る、小鳥遊ホシノ。乗るか反るか。

 

「ユメ先輩が襲われたロボットでしたよね、ヘイローがあったって言う」

 

「そうだ、それでどうする」

 

「お礼参りはしておきたかった所ですし。引き受けますよ、その依頼」

 

肩の荷が下りたようにほっとした。

全身の毛穴から疲労が浸み出すような安堵を覚える。

 

「ふぅ…感謝する。小鳥遊ホシノ」

 

「それ」

 

なんだ?何か条件でもあるのか?

頭の中で予測を張り巡らせる。

依頼料金の交渉か?それとも他の形で支援をしろとかか?

 

「ホシノでいいですよ、呼び方」

 

「…そうか、わかった。ホシノ、よろしく頼む」

 

あらかじめ決めておいた段取りを伝えるために再び口を開く。

 

「決行は一か月後。報酬は言い値で先払いだ。欲しいモノがあればこちらで調達する…できるなら今から打ち合わせをしたいが…」

 

「打ち合わせはいいですよ、ですけど」

 

「なんだ?」

 

「なんでそのロボットに拘るんです?執着する理由が分からないです」

 

「ああ、なんだそんな事か」

 

 

――バラして売ったら金になりそうだろ?あいつ」

 

 

勿論嘘だ。真の理由はあいつが、あいつその物が呪物だったからだ。

あの大きさの呪物、そしてそれを作り出せる術師。

あれから辿って行けば初めての同胞に出会えるかもしれない、それを期待している。

 

理由なんてそんなもんだ。今後の行動が変わるのもそれ関連を追うか追わないかってだけ。

 

「ははっ、そんな理由で化け物に喧嘩を売るんですね」

 

「いいだろ、べつに」

 

「そりゃ報酬を払ってくれれば文句は無いですけど」

 

「そうだ、報酬は今この場じゃなくてもう少し待ってほしい、明日には現金で持ってくる」

 

「何言ってるんですか?報酬はお金じゃないですよ」

 

「は?」

 

「言い値で払うって言いましたよね」

 

「そりゃ言ったが…何を報酬にするつもりだ?ちなみに獣を出す能力は技術じゃないから教えられないぞ」

 

「そんなものはどうでもいいです。あと、後払いでいいですよ」

 

「なんでだよ」

 

「いいじゃないですか、どうでも。無理なことは言いません」

 

ちょっと怖いな、だがここで無理に聞き出そうとして依頼を無かったことにされるのは厳しい。

後払いでいいってんならそれでいい。

 

 

決行は一か月後。出来る準備は全部しておかないとな。

 

 

 




評価1つけるときは少しでもいいから理由書いて行って欲しいですね…つまんないとかだけでもいいんで。

あっモチベになるんで評価とか感想下さい(乞食)
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