個性名:【フレイヤ・ファミリア】
いや、まぁ・・・なんというか・・・ヤバさしか伝わってこない。
というか、内容がヤバい。
オッタル達の力を使える時点で原作崩壊は必須だ。
しかも、この個性の発現によって俺の魂に刻まれていたフレイヤの
まさか、転生してまでフレイヤとの繋がりを強く感じることになるとは思わなかったよ。
というか、死んだ時点で俺の
更に言ってしまえば、前世の死ぬまで感じていた
でも、何故か不思議と不安よりも安心感が勝っていた。
しかし、これって扱い間違ったら金玉野郎標的確定じゃねぇか!?
そう思いながら思考に耽っていると、俺の個性を診断した担当医がこう言ってくる。
「ケンマ君、この個性だが君はどう思う?」
「よくわかんない」
俺は担当医の問いに子供っぽく演技して答えて流すのだった。
それから数日後、俺が日課のランニングをしているといじめの現場を目撃した。
片方は一人の子供を庇って、もう片方は三人組。
「なんだ、デクお前俺に喧嘩売ってんのか?」
「かっちゃん、弱いものイジメなんてダメだよ」
デクにかっちゃん、つまりあの二人は緑谷出久と爆豪勝己か・・・。
にしても、この頃の爆豪って本当にアレなんだな、小物感が強い。
そう思いながら俺は二人に近付く。
「おい、そこの爆弾ウニみっともないから止めておけ。あと、個性は使用禁止だろ」
「あぁん!?」
俺の言葉に爆豪が反応する。
「いきなりなんだテメェ!!」
「見るに堪えないから止めに来た通りすがりの男だ」
「通りすがりならさっさと通りすがっとけ!!」
「お前には学習能力というのがないのか、お前の行動が見るに堪えないから止めに来たと言った」
「よし、テメェからぶっ殺す!!」
「やれやれ」
数分後・・・。
「強えぇ・・・」
俺は爆豪とその他二人を拳骨を喰らわせて大人しくさせる。
まぁ、この頃から負けん気が強く根性もあるから見所はあるな。
「お前、名前は?」
「? ・・・爆豪勝己」
俺に名前を聞かれて疑問に思いながらも答える爆豪。
「爆豪勝己、お前の持つ力は何をする力だ。他者を苦しめるためのものか?」
「違う、俺はオールマイトを超えるヒーローになるんだ!!」
「ならば、お前がさっきまでしていたことは何だ。とてもヒーローを目指す者のする行動ではないぞ」
「!!」
俺の言葉に爆豪は動揺する。
「ヒーローを目指すというのであれば他者を思いやり尊重することを学べ。他者を虐げることで産まれるものなど最悪でしかないのだから」
「才能があるからと逆上せ上がるな。世界には貴様程度などいくらでも居るし、傲慢な者は堕ちていくだけだ」
「とくに『心配』を『見下している』と勘違いをしている奴はな」
「!!」
自身の心を見透かされているのかと思えるような発言に爆豪は驚愕する。
「そんなことでは見えるものも見失い、それに気付いた頃にはもう手が届かない場所にあるぞ」
俺はそう言ってその場から去るのだった。