ありふれた転生者の旅行譚~転スラ編~   作:白の牙

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第01話

 

 

 

 

 「7年ぶりになるな、ここに来るのは」

 

 広大な森の入り口で1人の青年がそう呟く。

 

 「そうね。あの子に貴方のことを紹介するために来た時以来になるわね」

 

 青年に寄り添うように立っている長い白髪と深海色の瞳を持つ妖艶な女性が頷く。

 

 「そういえば、2人にあったのもこの森でだったな?」

 

 後ろにいる1人の少女と1人の女性、1人の青年に尋ねる。

 

 「そうですわね。刀真君に助けてもらっていなかったら、私はここにはいませんわ」

 

 「・・・・・」

 

 2人が出会ったときのことを懐かしんでいると、

 

 「刀真様、そろそろ調査に向かったほうが」

 

 「確かにメイのいう通りだな。向かうとしますか・・・・突拍子もなく消えた義弟の詳細を探りに」

 

 青年の後ろに控えていたメイド服を着用した女性に言われ、ここに来た目的を果たすべく青年“上条刀真”は5人の女性と1人の青年とともに森の中へと入っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「まったく。ここに住む魔物はやたらでかいのが多いよなっと!」

 

 愚痴を言いながらも、刀真は右手に持つ大太刀を振り下ろし襲い掛かってきた大蜘蛛の頭部を切り落とした。

 

 「・・・しばらくは蟹?料理だな」

 

 「美味しいのはいいけどさすがに毎日はあきるにゃ」

 

 仕留められた大量の大蜘蛛の数を見て、当分は蟹味の蜘蛛料理だと呟く刀真に着物を着崩して着る猫耳と3又の尻尾

 

 「7年ぶりになるな、ここに来るのは」

 

 広大な森の入り口で1人の青年がそう呟く。

 

 「そうね。あの子に貴方のことを紹介するために来た時以来になるわね」

 

 青年に寄り添うように立っている長い白髪と深海色の瞳を持つ妖艶な女性が頷く。

 

 「そういえば、2人にあったのもこの森でだったな?」

 

 後ろにいる1人の少女と1人の女性、1人の青年に尋ねる。

 

 「そうですわね。刀真君に助けてもらっていなかったら、私はここにはいませんわ」

 

 「・・・・・」

 

 2人が出会ったときのことを懐かしんでいると、

 

 「刀真様、そろそろ調査に向かったほうが」

 

 「確かにメイのいう通りだな。向かうとしますか・・・・突拍子もなく消えた義弟の詳細を探りに」

 

 青年の後ろに控えていたメイド服を着用した女性に言われ、ここに来た目的を果たすべく青年“上条刀真”は5人の女性と1人の青年とともに森の中へと入っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「まったく。ここに住む魔物はやたらでかいのが多いよなっと!」

 

 愚痴を言いながらも、刀真は右手に持つ大太刀を振り下ろし襲い掛かってきた大蜘蛛の頭部を切り落とした。

 

 「・・・しばらくは蟹?料理だな」

 

 「美味しいのはいいけどさすがに毎日はあきるにゃ」

 

 仕留められた大量の大蜘蛛の数を見て、当分は蟹味の蜘蛛料理だと呟く刀真に着物を着崩して着る猫耳と3股に分かれた尻尾をもつ美女“黒歌”が毎日カニ料理は飽きるという。

 

 「オーガの里へのお土産にちょうどいいかもしれません」

 

 刀真の後ろに控えていたメイド服を着た女性“メイ”が調査の後に寄ろうとしている所への土産に丁度いいという。

 

 「あのバカが調子に乗って料理を作ると言い出さないといいんだけどな」

 

 2人の話を聞いていた青髪の青年“クオン”が得意は料理と豪語するも完成するのは謎の暗黒物質。里帰りはやめたほうがいいと考え始める。 

 

 「あら?」

 

 「どうかしたのかヴェルザード?」

 

 白髪の女性“ヴェルザード”の深海色の瞳が何かを見つけたようだ。

 

 「5人の人間の気配を感知したわ。これは・・・何かから逃げているみたいね」

 

 「何から逃げているか分かるか?」

 

 「え~~~と、あらあら」

 

 「何が見えたんですかヴェルザード様?」

 

 目を凝らした後、笑みを浮かべるヴェルザードに犬耳としっぽが特徴の少女“ロクサーヌ”が尋ねる

 

 「さっき話した人間達が巨大妖蟻の群れに襲われているわ」

 

 「そいつはまた」

 

 「どうするんですの刀真君?」

 

 「覚えるある気配があるから無視してもいいんだが、助けに行けって俺の直感が言ってるから、行ってくる」

 

 黒髪の少女“姫島朱乃”の問いに答えると、刀真は魔物に襲われている者達を助けるべく、地を蹴った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 「カバルの旦那が悪いんでやんすよ!いきなり巨大妖蟻の巣に剣なんかぶっ刺すから!」

 

 「う、うるせぇ!リーダーに口答えするな!」

 

 「リーダーくせに迂闊すぎよ!死んだら枕元に化けて出てやるんだから~~!」

 

 「はははは!そいつは無理ってもんだ!何故なら俺も一緒に死ぬんだからな!!」

 

 「イヤーーーーー!!」

 

 逃げながら原因を作った人物に文句を言うもやった当人は反省しながらも笑いながら自分達は運命共同体といい、それを聞いた少女は悲鳴をあげる。

 

 そんな中、3人と一緒に逃げていた2人の女性が足を止め、振り向きながら1人は剣を、もう1人は薙刀を抜いた。

 

 「私が足止めをしよう」

 

 「手伝います、先生」

 

 「シズさん!?カエデちゃん!?」

 

 「おいよせ!」

 

 リーダーの男が無謀だと思い止めようとするが、それよりも早くシズと呼ばれた女性の持つ剣から炎が燃え上がり、前に突き出すと炎が噴きで、迫っていた巨大妖蟻を焼き払った。

 

 「はぁあああ!」

 

 そして、裂帛の気合とともに前で出たカエデと呼ばれた女性は水を纏わせた薙刀を振るい、次々と巨大妖蟻を切り倒していく。そして、シズも剣に炎を纏わせて振るっていく。ものの数分で5人を追いかけていた巨大妖蟻は全滅し、シズとカエデはその中央に立つ。

 

 「・・・・凄い」

 

 あまりの出来事に3人が呆然としていると、シズとカエデの背後に倒れていた3体の巨大妖蟻が起き上がった。

 

 「っ!?シズさん、カエデちゃん!後ろにまだ」

 

 少女の声に振り返りながら武器を構える2人だが、シズが頭を押さえ、動きが止まる

 

 「シズ先生!?」

 

 膝をついたシズにカエデが寄り添うが、命を懸けた場でその行動を悪手だった。動きを止め、自分達から目を外した2人を見て好機ととらえた巨大妖蟻が一斉に2人を襲う。

 

 「シズさん!カエデちゃん!」

 

 少女が叫んだその瞬間、

 

 「朧・空顎」

 

 赤黒い斬撃が3体の巨大妖蟻の頭部を切断したのだった。

 

 「(今のって)シズさん大丈夫?」

 

 身に覚えのある技だったが、今はシズの安否が最優先と思った少女はシズに近づき、安否を確認する。

 

 「・・・・えぇ」

 

 「先生、やっぱり無理は」

 

 「大丈夫だよ、カエデ」

 

 「覚えのある気配だったから来てみたが、やっぱりあんただったかシズさん」

 

 茂みの奥から刀を肩に担いだ刀真が出てくる。

 

 「トウマさん!?」

 

 「「トウマの旦那!?」」

 

 「エレンにカバル、ギドじゃねぇか。何やってるんだこんなところで?」

 

 更に見知った顔が3人いることに驚く。

 

 「・・・・とう・・ま?」

 

 「ん?・・・・・・・は?」

 

 名を呼ばれ、顔を向けた刀真は文字通り固まった。

 

 「(いやいやいやいやいや、え?何で?何であいつのがいるの?いや、他人の空似って可能性も・・・でも、さっき俺の名を呼んでたよな。ってことは、まじで)楓(カエデ)なのか?」

 

 「っ!刀真!!」

 

 自身の名を呼ばれたカエデは感極まって刀真へと抱きつく。

 

 「ちょ、かえ・・・」

 

 「ようやく、ようやく会えた」

 

 涙を流し、刀真の胸に顔をうずめるカエデ。

 

 「・・・・これはどういうことなのかしら刀真?」

 

 そして、追いついてきたヴェルザードを含む女性陣(黒歌とロクサーヌ、メイは除く)が黒いオーラに包まれる。

 

 「えっと、なんだこの状況は」

 

 部下からの報告を受け、修羅場、一触即発な現場に辿り着いた1匹のスライムと巨狼はそのなんとも言えない状況に戸惑うのだった。

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