デスゲームエンジョイ勢   作:デンヴェル

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 第3話です


こうはい/けんしょう

「せ゛ん゛ぱ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛い゛」

 

「っ"ぅ"、ぅ"ぁ"ぇ"ッ"ッ"〜〜〜〜」

 

「あ?まだゲームは終わってないんだが?」

 

 

 号泣しながら私に抱き着く後輩。

 股間を全力で蹴られ悶絶する男。

 男に死体蹴りをかます私の分身。

 

 場は混沌を極めていた。 

 

 

 

 結論から言うとDゲームの招待を送った理由はこの男に脅されたからだった。

 

 強引にアプリをインストールさせ、エンカウントバトルを仕掛ける。そういった手段でポイントを稼いでいたらしい。

 

 ほとんどの人はまともにシギルすら使えないからほぼノーリスクで勝てるというわけだ。

 

 そして勝ったあとには相手を脅して次の獲物を呼び出させる。

 

 その獲物が私だった。

 

 しかし、事前に分身を物影に待機させておいたのでエンカウントバトル開始直後、襲われる前に背後からの不意打ち金的フルスイングを放ち、戦闘不能にすることができた。

 

 

 正直この男の扱いをどうするか迷っている。

 

 今回の勝負を根に持ってまた襲われるのも面倒だが殺すのもなぁ………

 

 一度死んで命の捉え方が変わったからか、又はここを心の底ではフィクションの世界だと捉えているのか、殺人に対して強い抵抗感はない。

 

 でもここには後輩ちゃんもいるし何よりも殺人という人として超えてはいけないラインを超えるには勇気がいる。

 

 これから生き残るためには必ず誰かを殺すことになるだろう。今、覚悟を決めるなければ………

 

 

 Time is up! The system judges! win or defeat!

 

 

 そんな事を考えてるうちに対戦が終わったらしい。スマホの画面に目を移すと『WIN!!』という文字が映し出されていた。

 

 そして何度も急所を蹴られたことで気絶していた男がバチンバチンと音を立てながら消滅していく。*1

 

 いやカツアゲ(?)しておいてポイント持って無いのかよ……。こいつといいパンダ君といい初心者狩りは皆計画性皆無なのか?

 

 まあいっか。覚悟云々はその時が来たらまた考えよう。

 

 

 

 

……………

 

 

 

 

 

 後輩ちゃんにDゲームと分身のことについて話し家まで送った後、私たちはシギルの検証を行った。

 

 今回は不意打ちで何とかなったが、これからはそうはいかない。正面からやり合ったりすることもあるだろうし、今後、異世界から魔物がやってくるから自分のできることを把握したほうが良いだろうということだ。

 

 そして以降に書かれていることが検証で分かったシギルの詳細だ。

 

 

 

・能力を発動すると自身の分身を具現化する

・分身の具現化は体力と精神力の消耗が伴う

・本体と分身の間でテレパシーを送り合うことができる

・分身が分身を具現化することはできるが、能力使用時の疲労は本体が負担する。

 

 

 

 ざっとこんなものだろう。

 

 現段階では4人までしか自分を増やせなかったがシギルはトレーニングできるので、近いうちに自分だけの軍隊ができることだろう。

 

 あと分身によって性格が異なっていたため話し相手にもなるし、思考も独立しているので麻雀卓を囲むこともできる。

 

 まあ基本的に分身に戦ってもらことになりそうだな。負傷しても再度能力発動で治療できるし。

 

 

 あとはどのような戦闘スタイルにするか。やっぱりハンドガンでもいいから銃火器は欲しいよな。

 

 ということでガチャを回す。丁度いいことに現在銃火器排出率アップイベントが開催されているのでバトルで手に入れたポイントを全てつぎ込むとしよう。*2

 

 

 

 20連ほど回した結果、アサルトライフルやリボルバーなどの銃火器、金属バットやサバイバルナイフなどの武器、ヘビのぬいぐるみ等など本当に色々な物が出てきた。

 

 結構引き良くないか?

 

 自慢用に写真を撮ろうとするが普通に銃刀法違反だしSNSなんかでシェアしたら垢バン()食らうだろうからやめといた。

*1
ダーウィンズゲームでバトルに勝利すると相手からポイントをもらえる。所持ポイントが0になるとゲームオーバーとなり死亡する。

*2
銃火器の基本排出率は8%(2巻巻末より)




28巻巻末にピックアップガチャのネタがあったので入れてみました。

 次回、シブヤ編突入です。

麻雀回は

  • いる
  • いらない
  • どちらでも
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