デスゲームエンジョイ勢   作:デンヴェル

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 第8話です
 遅れて申し訳ないです。


えいすとばとる

「ということがあってアカネちゃんをクランに加入させたいんだけど大丈夫だよね?」

「事前に一言欲しかったです。人数が増える分にはありがたいので良いですけど」

 

 分身たちが帰ってきたのでレインちゃんに事情を説明しに行ったが許されたようだ。 いやーよかったよかった。これで拒否られたらガチギレされただろうな。

 アカネちゃんは私たちがタワーを占拠していることにかなり驚いていた。何気に現時点で一番リングを持っているチームなんじゃないかな。

 

 あとシュカの救出に向かっていたカナメ達から連絡が届いた。リングを全種類集めてゲームクリアの手がかりを掴むため、そのままダイヤモンドのリングが今さっきスポーンした警察署へと向かうとのこと。

 

 

 恐らくもう少ししたらエイスがリングを求めてここにやってくるだろう。

 

 原作ではヒイラギさんが一人でホテルに残り決死の覚悟で立ち向かうも敗北。建物丸ごと倒壊させる自爆攻撃を行い命を落としてしまう。

 

 しかし私は思った。

 ヒイラギさんがが負けた原因は炎使いのシグとの相性が悪かった事と空手家のケーイチ*1から不意打ちにある。

 だから同じ炎使いのアカネがいて不意打ちも対策できる今なら返り討ちにできるんじゃない? と。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 火炎魔神のシグはエレベーターの植物トラップをものともせず上階へと向かう。彼の異能は自分自身の体を燃やす身体変化型のものであり、ヒイラギの能力ととても相性が良かった。そのためこのホテルは簡単に潰せると思っていた。

 

 エレベーターは40階に到着し、ドアが開く。周囲を見渡すと通路から二人の少女がこちらを覗いている事に気づく。

 

「お前が植物野郎か?」 

「花屋はテメェと入れ違いになって下のヤツらを殺しに行ったよ」

「そうか。まあここに居るってことはソイツの仲間なんだろ?なら殺すしかないな」

「死ぬのは貴方よ、劣下位互換さん」

 

 セーラー服の少女はそう言った瞬間、水の入ったペットボトルと箱ティッシュを投げつけた。シグはそれらを手で弾こうとするが、

 

「烈火がこの場を焼き尽くす! 燃え尽きろ!」

 

 少女の発声と共に箱ティッシュが発火、その炎にあてられた水分は一瞬で蒸発し、水蒸気爆発を引き起こす。

 

 彼に火への耐性はあるが爆発の衝撃を逃す術はない。無惨にも吹き飛ばされ壁に叩きつけられた。

 

 攻撃はこれだけでは終わらない。今度は壁に飾られた絵画が発火し、シグに引火。自身の能力よりも高い温度の炎に身を包まれる。彼女の炎は四千度、息の根を止めるには十分な火力だった。

 

 

 

 敵を倒し息をついたのも束の間、今度は坊主頭の男(ケーイチ)が窓を割りながら突入してきた。

 

 彼の視界に映ってたのは見知らぬ二人の少女と焼け焦げて顔の判別も出来ない大男。

 

 互いの目が合わさる。刺さる程強い視線と殺気がこれから争いが起こることを物語っていた。

 

 地面を蹴り上げ近づいた瞬間、

 

 

 

 ッタァーーーン

 

 

 

 壁を貫通して放たれる弾丸。

 

 意識外からの攻撃に反応できず彼は絶命した。

*1
空気を固められる異能を持つ。空中に足場を作って空を歩いたり、周囲にバリアのように展開することもできる。

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