ライダーがずっと実体化してる。残ったアサシンがマスター狩りしてくる可能性を考慮しているからだ。だけど困った。目立って仕方がない。
「ライダー。流石に予備校の中はまずいよ」
街中でもコスプレな格好で歩いているのがきついのに予備校の中にまで連れて行けない。
「だが」
「とりあえず霊体化してくれ」
「しかし」
「だめ。じゃないと傍に置けない」
「むぅー」
ライダーはしぶしぶ霊体化して俺と予備校に入る。授業中は大人しくしててほしい。しかし困ったなぁ。講義が終わって家に帰るときに俺はふっと思ったことを口にした。
「明日さ。服を買いに行こうか」
「服?」
「その格好だと目立って仕方がないからね。だから普段はまともな服着てもらう。それにさ。いつも戦闘服なんて肩凝らないか?」
「……必要なのか?」
「服を着飾るのは大事だと思うよ。俺だって私服はわりとこだわってる」
もっとも俺の場合、服屋で予算提示して店員さんに全身コーディネートしてもらう感じにしてるからまあ適当っちゃ適当なんだけど。
「ライダーも案外ハマるかもよ。現代の服って着心地いいはずだよ」
でもライダーってそもそも他のサーヴァントと違って過去の人じゃないんだよな。九十九が言うにはライダーには過去そのものがないっていう話だ。未来に現れると予言されている存在。実際なんかメカニカルなSFっぽい服着てるし。なんとも言い難いところはあるけど。
「……わかった。マスターが望むならそうしよう」
「じゃあ約束な。きっと楽しいぞ。あはは」
俺たちはそう約束した。そして家に帰って勉強した。ライダーにはタブレット渡してネットでどんな服がいいか画像検索させておいた。ライダーはわりと熱心にスカートやらサンダルやら見ていた。なんだかんだと女の子だなって思えてうれしかった。そして俺はベットにお休みした。
ノウスは森の奥で強大な魔方陣を発動させた。アサシンが印を組んで呪文を唱えている。
「聖杯への横やりは上手くいっタ。すでに四騎分の英霊の魂が入っていル。根源への到達は無理だが、マスターの願いくらいなら十分可能だろウ」
「ありがとうアサシン。では……」
「あア。やり給エ」
アサシンはずっと肌身離さず持っていた剥き身の剣をノウスに差し出す。そしてノウスはそれを令呪の宿る右手に持って……。
「令呪を持って命じる……アサシン。あなたを弑し奉る……」
ノウスはすべての令呪を使ってアサシンに命じた。アサシンはただ静かに微笑み、目を瞑る。そしてノウスはアサシンの剣でアサシンの胸を突き刺した。
「……ごめんなさい……ごめんなさいアサシン……」
「かまわなイ。もともと私はそういう存在なのだからネ。君の願いを見届けるサ」
そしてアサシンは魔方陣の上に倒れた。ノウスは剥き身の剣を大地に突き刺して呪文を唱える。
「ここに古き王は倒れた。世界の更新は今始まる。神々よ!祝福せよ!新たなる王の秩序を大地に打ち立てん!」
ノウスの周りを虹色の立体魔方陣が展開する。そしてそれは超高速で広がり、この星全体を覆う。
「第六法!今こそ啓け!!【確証された幸せ】!!!」
そして世界は。
第六魔法によって幸せになった。
Fate/Still Ordinary
Happy End!!
【ルーラー道場】
やあみんな!見てるかい?残念ながら君たちが期待しているエモい展開は来なかった。アサシン組の手によって世界は救われてみんなが幸せになってしまったよ!これもまたFateじゃよくあることさ!まあここからはみんなが幸せな世界でほのぼのうふふなラブコメでも楽しんでくれ!九十九ちゃんとか、セイバーとか、ノクティラリアとか可愛いだろう?どうかな?普通に萌え萌えイベントやるって言うのも悪くないだろう?あはは!まあ君たちも萌え萌えの方がいいだろう?違うかい?まあ楽しんでいってくれ。では新たなるタイトルコール。ノベルゲーならキャラ中心なオープニングムービーだね。好きなギャルゲーのテンション高い曲でも描けながら想像してくれ!新タイトル。
Fate/Still Ordinary
ーsilent felicitas
始まるよ!
うぉうを!うぉうを!うぉうを!いぇいえい!
うぉうを!うぉうを!うぉうを!いぇいえい!