ロシア装備でサバゲーしていた俺がいつの間にかブルアカの世界に転生してTSしていたんだが? 作:NK7
「ん、流れとしたらまず、アヤネが主要電源を落として停電させて中の連絡手段を潰す。その間に私たちがマーケットガードを倒す。非常電源が付いたら私が職員を脅して集金記録を奪って即退散。分かった?」
シロコの説明に、全員が頷く。
自分だけが――ほんの一瞬、頷きが遅れた。
「主要電源落としました!今です!」
アヤネの声で、覚悟を決める。
「私が先頭で突撃します!!ついてきてくださいね!!!!」
言葉が自然に口から出た。
(せめて……被害は最小限に)
「おーレインちゃん頼んだよー」
「……はい。絶対に一般職員には危害を加えません。マーケットガードだけを無力化します。いいですね、皆さん」
短く、念押しする。
自分を先頭に銀行へ突撃する。
「何が起きているんだ!!」
「中の状態は!?」
「非常用シャッターが下りている。確認できん」
「すまないが、ここでしばらくおねんねしてな」
「何者d」ゴキッ
外で警戒しているマーケットガードの背後へ回り込み、PKPの銃床を頭部へ叩き込む。
鈍い感触。
だが手応えは最小限に抑えた。
「……大丈夫、死んでません。機能停止しているだけです」
無意識にそう呟く。
誰に向けてかは分からない。
「うへーごめんねー」
「ん」
自分に続き、ホシノ先輩とシロコがマーケットガードを機能停止させる。
シャッターにグレネードを投げ、破壊する。
爆風の余波が頬を叩く。
中に侵入した瞬間、非常電源が起動し照明が点灯する。
「全員その場に伏せなさい!持っている武器は捨てて!」
「言うこと聞かないと、痛い目にあいますよ☆」
「あ、あはは…みなさん、ケガしちゃいけないので…伏せてくださいね…」
自分も一歩前へ出る。
「抵抗しない限り危害は加えません!!床に伏せてください!!」
声が、想像以上に響いた。
(お願いだから……誰も抵抗しないでください)
「ぎ、銀行強盗!?」
聞き覚えのある声に視線を向ける。
そこには――
陸八魔アルと便利屋68の面々。
なぜここにいる
「緊急事態発生!緊急事態発生!」
「うへ~無駄無駄ー。外部に通報される警備システムの電源は落としちゃったからねー」
(そこまでやってたんですね……)
「ひ、ひいっ!」
「ほら、そこ!!伏せてってば!下手に動くとあの世行きだよ!?」
「みなさん、お願いだからジッとしててください…あうう…」
ヒフミの声が震えている。
その声を聞き、胸が痛む。
(本当に……巻き込んでしまった)
「うへ~ここまでは計画通り!次のステップに進もうー!リーダーのファウストさん!指示を願う!」
「えっ!?えっ!?ファウストって、わ、私ですか?リーダーですか?私が!?」
「リーダーです!ボスです!ちなみに私は…覆面水着団のクリスティーナだお♧」
「うわ、何それ!いつから覆面水着団なんて名前になったの!?それにダサすぎだし!!」
「そうですよ!!ダサいですよ!!」
定例会議の時にも聞いたが、やはりダサすぎる
「うへ、ファウストさんは怒ると怖いんだよー?言うこと聞かないと怒られるぞー?」
「あう…リーダーになっちゃいました…これじゃあ、ティーパーティーの名に泥を塗る羽目に…」
「……ファウストさん。大丈夫です。責任は自分も背負います」
小声でそう言う。
ヒフミさん、本当に申し訳ない…
便利屋68の連中はこちらの正体を見抜いたようだ。陸八魔アルを除いて。
「監視カメラの死角、警備員の動線、銀行内の構造、すべて頭に入ってる。無駄な抵抗はしないこと。」
(何でブラックマーケットの銀行まで把握してるんですか……絶対ここも襲撃候補に入れてましたよね……)
「さあ、そこのあなた、このバッグに入れて。少し前に到着した現金輸送車の…」
「わっ、分かりました!何でも差し上げます!現金でも、債券でも、金塊でも、いくらでも持ってってください!」
「そ、そうじゃなくて…集金記録を…」
「集金記録だけで結構です!!他は不要です!!」
慌てて補足する。
(これ以上犯罪性を上げたくない)
「どっ、どうぞ!これでもかと詰めました!どうか命だけは!!」
「あ…う、うーん…」
バッグを覗き込み、思わずため息が漏れる。
大量の現金。
集金も、確かに入っている。
(これ……後で絶対問題になりますよね)
陸八魔アルは、自分たちに目を輝かせていた。
(やっぱりこの人……アウトロー向いてないな)
便利屋68の面々も困惑している。
「あの、シロ…い、いや、ブルー先輩!ブツは手に入った?」
「あ、う、うん。確保した」
「それじゃ逃げるよー!全員撤退!」
「アディオ~ス☆」
「け、ケガ人はいないようですし…すみませんでした、さよならっ!!」
自分は最後に振り返る。
床に伏せた職員たち。
気絶したマーケットガード。
破壊された入口。
(……取り返しのつかないことをしている)
それでも――
足を踏み出す。
(せめて……)
(これが無駄じゃない結果に繋がってください)
感想お待ちしてます
続きません
レインの設定って書いたほうがいいですか?
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いる
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いらん