ロシア装備でサバゲーしていた俺がいつの間にかブルアカの世界に転生してTSしていたんだが? 作:NK7
一通り武装したオートマタの集団を殲滅し終えた
「うへ~、結局何なのこいつら?」
「そんなに強くないけど邪魔っていうか、めんどくさいっていうか…なんか、今まで戦ってきたやつらの中でもひと際『厄介』って感じ」
「ん、下手したら風紀委員会より面倒…」
「何なのでしょう、この方たちは…それに、こんなところで一体何をしてるんでしょうか?」
砂煙の中、倒れたオートマタの残骸を横目に、私は周囲を素早く確認する。弾倉を交換しながら、施設の外壁へと視線を滑らせた。
規律だった動き。
統一された装備。
無線のやり取り。
(ただの無法者じゃない)
明確な“組織”。
そのとき、アヤネの声が飛ぶ。
「施設に、何らかのマークを発見しました!」
視線を向けると、外壁の一部に大きなロゴ。
『KAISER PMC』
胸の奥が、ひやりと冷える。
「これって…」
「少々お待ちください、今確認を……確認が取れました。このマーク、この集団は…」
「『カイザーPMC』」
私の口から、ほとんど反射的に言葉がこぼれる。
隣でホシノ先輩も同時に呟いた。
「っ!?…はいホシノ先輩とレインちゃんの仰る通り、カイザーPMCです」
「カイザー…?こいつらもカイザーコーポレーションってこと!?」
「はい、カイザーコーポレーションの系列企業で…」
「もうどこに行ってもカイザー、カイザー、カイザー!一体何なの!?」
セリカの苛立ち混じりの声が響く。
私はゆっくり息を整える。
(やっぱり、つながっている)
砂漠化、土地の買収、正体不明の施設。
点と点が、嫌な形で結びつき始める。
「それに、『PMC』ということは…」
「え、何かマズい言葉なの?」
「PMCとは民間軍事会社(Private Military Company)のことです…」
「つまり、カイザーコーポレーションの保有する軍隊ってことです」
ノノミの説明に、私は静かに補足する。
「……カイザーコーポレーションから命令を受ければ、何でもしてきます」
声は柔らかい。
でも、内側では冷たい現実が広がっていく。
(企業が、ここまでの戦力を砂漠の奥に?)
偶然の遭遇じゃない。
これは拠点だ。
本拠地か、それに準ずる施設。
「ぐ、軍隊…」
「退学した生徒や不良の生徒たちを集めて、企業が私設兵として雇っているという噂がありましたが、まさか…」
その瞬間。
甲高い警報音が、施設全体から鳴り響いた。
空気が震える。
「警告音…!」
「これ、何だか大事になりそうな予感なんだけど…」
私の背筋に、冷たいものが走る。
(包囲網を敷くつもりだ)
次の瞬間、空気を叩く重低音。
ローター音。
さらに地面が震える。
遠くから迫る、重い振動。
「大規模な兵力が接近中!こちらを包囲してきます!仰る通り、装甲車以外にも戦車やヘリまで…ものすごい数です!包囲が完成する前に離脱してください!まずは急いで、その場から脱出を…!」
砂丘の向こうに、黒い影がいくつも現れる。
ヘリの編隊。
砂煙を巻き上げる装甲車列。
その後方に、はっきりと分かる重装甲のシルエット。
(本気だ)
私たちを排除するために、躊躇がない。
これは警告射撃じゃない。
“殲滅”。
喉がわずかに乾く。
でも、恐怖で思考は鈍らない。
むしろ、冴えていく。
(正面突破は不可能。持久戦も無理。なら――撤退しかない)
「先生、指示をお願いします!」
アヤネが先生に対して伝える。
私は、計算を重ねる。
(ヘリの追尾。装甲車の機動力。戦車の射程)
時間との勝負。
一分遅れれば、包囲が閉じる。
「重装備は私が引きつけます。そのためのこれです」
私は、RPG-28を軽く叩く。
「先生、決断は早い方がいいです。ここで消耗する理由はありません」
砂漠の風が強まる。
ヘリの影が、地面を横切る。
(……これは、ただの調査任務じゃない)
カイザー。
この砂漠の奥に、確実に“何か”を隠している。
引き金に指をかけながら、私は静かに覚悟を固めた。
(ここで終わるわけにはいかない)
「……必ず、全員で帰りましょう。先生」
それだけを考え、AK-12を構えた
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続きません
レインの設定って書いたほうがいいですか?
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いる
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いらん