ロシア装備でサバゲーしていた俺がいつの間にかブルアカの世界に転生してTSしていたんだが? 作:NK7
「ホシノ先輩の位置、確認できました!あそこです、あのバンカーの地下に!」
アヤネの声が通信機越しに響く。
彼女が指差す先――崩れた校舎の奥、砂に半分埋もれたコンクリート製のバンカーが見えた。
地下施設。
(……あそこにいる)
胸の奥が強く脈打つ。
あと少しだ。あと少しでホシノ先輩に手が届く。
「…行こう」
シロコが短く言う。
「はい、急ぎましょう…!」
ノノミも頷く。
私たちは一斉に走り出そうとした。
その瞬間。
瓦礫の影から、ゆっくりと一人の影が現れる。
カイザーの理事。
オートマタを従えて、進路を塞ぐように立っていた。
「カイザーの理事…!!」
セリカが歯を食いしばる。
「しつこい…」
シロコが低い声で言う。
「ああもう、どこまで邪魔すれば気が済むのよ!」
セリカが怒鳴る。
「どいてください!さもないと…!」
ノノミも声を強める。
その時、私はホルスターに手を伸ばした。
金属の冷たい感触。
MP-443を引き抜く。
理事はゆっくり口を開く。
「対策委員会…ずっとお前たちが目障りだった」
拳を震わせる。
「これまで、ありとあらゆる手段を講じてきた…それでもお前たちは、滅びかけの学校に最後まで残り」
声が荒くなる。
「しつこく粘って、どうにか借金を返済しようとして!あれほど懲らしめたのに、徹底的に苦しめたのに!」
怒鳴る。
「毎日毎日楽しそうに!!!」
私は黙って聞いていた。
胸の奥で、何かが溜まっていく。
理事が絶叫する。
「お前たちのせいで、計画がっ!!!私の計画があぁぁっ!!!!」
その瞬間。
頭の奥で。
――プツッ
何かが切れた。
(……ああ)
私はゆっくり息を吐く。
そして理事を見る。
ホシノ先輩を捕まえた男。
アビドスをここまで追い詰めた男。
みんなを、毎日、ずっと苦しめてきた男。
胸の奥から湧き上がる感情。
怒り。
嫌悪。
憎しみ。
私は小さく言った。
「……黙れ」
一歩前に出ながらバイザーを上げ、MP-443のスライドを引く。
「お前が何を言おうと」
「何を企んでいようと」
「アビドスは潰れない。潰させない」
引き金に指をかける。
「ホシノ先輩を捕まえて」
「学校を壊して」
「みんなを苦しめて」
低く言う。
「それで何かを手に入れたつもりか」
「……ふざけるな」
パンッ!!
銃声。
弾丸が理事の足元を撃ち抜く。
理事がよろめく。
私は一歩近づく。
パンッ!!
膝を撃つ。
理事の体が崩れる。
叫び声。
私は止まらない。
(……まだだ)
パンッ!!
もう片方の脚。
理事は地面に倒れ込む。
砂を掴む。
私は歩み寄る。
胸の奥の怒りは、静かに燃えていた。
「これは」
パンッ!!
腕を撃つ。
理事が叫ぶ。
「アビドスの分」
パンッ!!
もう片方の腕に撃ちこむ。
理事は完全に地面に転がった。
私はゆっくり近づく。
銃口を胸に向ける。
「これは」
一歩近づく。
「ホシノ先輩の分」
パンッ!!
理事の体が震える。
致命傷ではない。
でも確実に苦しむ場所。
私はさらに近づく。
銃口をゆっくり上げる。
胸。
肩。
首。
そして――
頭。
理事の顔がこちらに向く。
私は静かに言う。
「まだ言うことある?」
その時。
「レインちゃん!」
アヤネの声が飛んできた。
私は動かない。
「も、もうそのくらいで…!」
少し焦った声。
「やりすぎです…!」
私は数秒、理事を見下ろしていた。
そしてゆっくり息を吐く。
銃口を少し下げる。
それから、理事に言った。
「……命拾いしたな」
理事からはオイルが弾痕から溢れ、砂に滲んでいた。
私はMP-443を下ろす。
胸の奥の怒りはまだ消えていない。
でも――
今やるべきことはこれじゃない。
「ふん!」
「あんたみたいな下劣で浅はかなやつが何をしようと!」
「私たちの心は折れたりしないわよ!!!」
セリカが叫ぶ。
「ホシノ先輩を、返してもらうよ」
シロコが静かに言う。
「はい!」
「あなたみたいな情けない大人に、私たちは負けません!」
「絶対に!」
ノノミも強く言う。
私はMP-443をホルスターに戻す。
前を見る。
バンカーの入口。
ホシノ先輩がいる場所。
胸の鼓動がまた強くなる。
私は対策委員会のみんなと一緒に――
地下バンカーへ向かった。
感想お待ちしてます
続きません
レインの設定って書いたほうがいいですか?
-
いる
-
いらん