あらすじ
家族に再開!
突然だが今の現状をお話ししよう。
あのライブ会場での惨劇の後、あの惨劇を生き残った生存者達には迫害の魔の手が迫っていた。
何故迫害されるのか、それは恐らく責任転嫁というか八つ当たりというか・・・
兎に角
『何であの人が死んで!あんたなんかが生き残ってるのよ!!!』
『そうよそうよ!!あんたが死ねば良かったのに!』
如何やら響のクラスメイトの人気者があの時ノイズの所為で死んだ様だ。
そして人気者の友達が八つ当たりで響を迫害・・・という流れだろう。
「大丈夫か、響、この前退院したばかりなのに・・・」
「!・・・へいきへっちゃらだよ、お兄ちゃん。」
「・・・あまり無理するなよ。」
かと言って黙って見ている訳にもいかない。
策は立てた事だし今日はもう寝ようか・・・
二年後
響が中学を卒業し私立リディアン音楽院高等科に入学した。
そりゃあもう盛大に祝った、仲間達と一緒に祝ったが騒ぎ過ぎて母さんに怒られた。
あとそうそう、響が友達の小日向未来ちゃんを紹介してくれた。
話してみると丁寧な子だったな。
まあリディアンに行っているときは楽しそうだしその時だけは“あの時”の惨劇を忘れてくれると有り難い。
今、響はリディアンの寮に住んでいる勿論部屋割りは未来ちゃんと一緒だ。
ピロン
その時携帯が通知を受けた音が鳴る。
「ん?なになに・・・」
『お兄ちゃん、今日はそっちで泊るね。』
「『わかった、迎えに行く。』・・・と。」
よし、もうすぐ夕方だし・・・リディアン前の公園に行くか。
響sids
皆さんこんにちわ!立花響です!今はお兄ちゃんに迎えに来てもらってます。
まあ迎えに来るとは言っても近くの公園なんですけどね。
そもそもリディアンは女子校です、大人の男性が入ることは出来ません。
・・・ありゃ、早く着きすぎたかな?
よ~しいい機会だし直ぐ近くのコンビニに売ってあるツヴァイウィングの限定CDを買いに行きますか!
実家からここまで車でも30分かかるし大丈夫でしょ!
sids out
さてその頃瑠璃はというと
瑠璃はのんびり歩きながら響との打ち合わせ場所に向かっていたがそう言って居られなくなった。
「ノイズ警報だと!!!」
ノイズが出たその事実を町の住民に知らせる警報が町に鳴り響く。
「響はどこだ!ヴェッグ!」
彼がその名を叫ぶと小さい幽霊のようなものが現れた。
「工業地帯に向かっている・・・くそっ!ノイズに追われているのか!!」
(ただ、一度行ったことがあるからそこだけ幸いか・・・)
「ヴェッグ、おれは
小さい幽霊は頷くような仕草を見せた後腰に差してある剣を抜き放ち消えた。
その直後瑠璃も同じ様に消えた。
響sids
皆さんこんばんは!!!立花響です!!今現在絶賛ノイズに襲われてます!!!
「誰か助けてーーー!!!」
「あで!?」
こけちゃった・・・はっ!?そんなことよりノイズが!
響が後方に目をやると様々な種類のノイズがにじり寄ってきているのが確認できた。
「お姉ちゃん・・・私たち死んじゃうの?」
ノイズから逃げる途中で拾った子供が響に不安をぶつけてくる。
「大丈夫、お姉ちゃんが死なせない!だから・・・」
「生きるのを諦めないで!」
その時不思議な事が起きた。
Balwisyall nescell gungnir tron……
響はいきなり浮かんできた歌を歌うと胸から機械の塊が無数に生えてくる。
「う、ウアアアアアアア!!!」
予想だにしない苦痛と熱に魘されうめき声がもれてしまう。
熱がようやく引いたと思うと自分の着ている服に違和感を覚えた。
「え!?何この服!?」
いきなりの変化に戸惑う響とは裏腹に子供は目を輝かせて響に言う。
「うわあああああ・・・お姉ちゃんカッコイイ!」
「えへへ・・・そうかなぁって危ない!」
浮かれていたのも束の間、すぐさま子供を抱き上げジャンプすると・・・
「うひゃあああああ!!ここまでのジャンプは求めてないーーー!!!」
対する子供は
「うわあああああ!ジェットコースターみたい!」
笑っていた。
直後危なげなく着地した響・・・ではなく子供を狙ったノイズの攻撃が迫っていたがなぜか途中で槍に形を変えたノイズは炭化し消滅した。
「な、何が・・・って、ヴェッグ君!」
小さい幽霊のようなものが響の周りを飛んでいた、恐らくこいつがノイズを倒したのだろうと響は考える。
「ヴェッグ君がいてくれるのなら安心、このままに」
逃げようと言うつもりがよそ見をしていたせいでノイズを蹴り飛ばした。
「うう、ノイズに触っちゃた・・・切り落とさないとダメかな・・・痛いのやだな・・・あれ?」
蹴り飛ばされたノイズは炭化した、対して響の足は炭化のたの字も見られなかった。
「うそ、これ私が倒したの?」
何とか状況を飲み込もうとしている響の前に更に意味が分からない出来事が起きた。
「大丈夫か響!!!」
何と空から瑠璃が降って来たのだ。
「????」
あまりの出来事にフリーズしている響のもとに瑠璃が無事を聞きに来る。
「大丈夫か響!怪我してないか!」
「あ、うん、怪我はしてないよ、ただ色々起き過ぎててフリーズしてるだけ。」
「よ、良かった~」
「お兄ちゃんカッコイイよ!」
「俺はカッコよくても君よりかっこよくない。」
「何で?」
「それは君が泣かなかったからだよ。」
「そっかぁ・・・」
「・・・」
「響だぞ。」
そこにさらに乱入者が現れた。
Imyuteus amenohabakiri tron……
Croitzal ronzell gungnir zizzl……
「惚けない死ぬわよ。」
「おう、さっさと逃げろよ。」
「俺も混ぜさせてもらうぞ。」
(胸が熱い・・・動かなければ沸騰しそうだ。)
「一般人が戦闘に参加するのは看過できない!離れていろ!」
「この前助けてやったのはどこの誰だっけ?」
「まあまあ、いいじゃねぇか翼、戦力が増えるんだし。」
「でかいのは任せろ。」
「あいよ、翼、細かいノイズを倒すぞ。」
「でも!」
「硬すぎるんだよ翼は、それにあいつだってやる気満々だぜ?」
「【大いなる破滅】エンチャント“衝撃波”」
薙刀を取り出し謎の紫色の光を使っていた瑠璃の方を指さしながら言う。
「・・・もう、仕方ない、では大物は任せた!」
「では・・・立花瑠璃・・・行く!」
瑠璃はとても大きいノイズを一刀のもとに切り伏せ奏と呼ばれた少女たちも小さいノイズを炭素の塊へと変えていく。
全てのノイズが殲滅されるまでそう時間はかからなかった。
「終わったな。」
「おう、・・・少しついてきてもらえるか?」
「ああ、どうせ逃がしてくれないのだろう?俺の後ろにいる奴みたいに。」
「驚きました、私の隠密に指令以外に気づかれるなんて・・・」
「取り敢えずその物騒なもので腕を拘束しなければついて言っても構わん、だろ?響。」
「え?」
「では着いてきてください。」
「ええ?」
「行くぞ、響、さすがにもう誤魔化せん。」
「ええええええええええええ!!!!」
夜の闇に響の絶叫が響いた。
英雄は新たな協力者に会いに行く。