拒めない独占欲:東雲絵名の場合
「……はぁ? 何よこれ。バカバカしい」
絵名はプレートを睨みつけますが、扉はびくともしません。隣で顔を真っ赤にして固まっている星名を見て、絵名はふっと意地悪く口角を上げました。
「ねぇ、星名。あんた、私以外の人ともこんな部屋に入ったことあるわけ?」
「……な、ないよ。お姉ちゃん、……どうしよう。……本当に、しないと……」
「……いいわよ。あんたがそんなに情けない顔してるなら、お姉ちゃんがしてあげる」
絵名は星名の顎を指先でクイと持ち上げ、逃げ道を塞ぐように壁に追い詰めました。
「ん……っ……」
拒む暇もなく、絵名の唇が重なります。驚きで見開かれた星名の瞳が、次第に熱に浮かされたようにとろけていくのを、絵名は満足げに見つめていました。
静かなる略奪:宵崎奏の場合
「……キス、しないと、出られないんだね」
奏はどこか他人事のように呟きますが、その瞳は星名をじっと見つめて離しません。星名は奏の細い指が自分の頬に触れるのを、震えながら受け入れていました。
「……奏、さん。……あの。……私、……覚悟、できてる……から」
星名がぎゅっと目を閉じると、奏の冷たい髪が首筋に触れました。
「……ごめんね、星名さん。……私、星名さんのこと……もっと、知りたいって、思っちゃった」
囁きと共に、奏の唇が星名のそれに触れます。優しく、けれど逃がさないという強い意志を感じる口づけ。星名は奏の服を掴んでいた手の力が抜け、その細い体に抱き寄せられるままになりました。
強引なリードと慈しみ:日野森志歩の場合
「……悪趣味ね」
志歩はイライラしたように髪をかき上げますが、星名が恐怖で震えているのを見て、すぐにため息をつきました。
「……星名。こっち向いて」
「……志歩、ちゃん。……私……」
「いいから。……あんたにこんなことさせるの、私だって癪だけど……他の人にされるよりはいいでしょ」
志歩は星名の後頭部をぐいっと引き寄せ、強引に、けれどどこか慈しむように唇を重ねました。星名の小さな吐息が漏れるのを、志歩は自分の口内に閉じ込めるようにして、何度も深く角度を変えて繋がりました。
逃がさない魔術師:神代類の場合
「ふふ、これは興味深いね。星名くん、君は僕に……どんな顔で『してほしい』とねだるのかな?」
類は楽しそうに、けれどその瞳の奥には昏い熱を宿して、星名を見下ろします。
「……類、先輩。……からかわないで……ください……っ」
「からかってなんていないよ。……さぁ、目を閉じて。魔法をかけてあげよう」
類は星名の手を取り、その指先に一度口づけてから、ゆっくりと顔を近づけました。星名が震える唇をわずかに開いた瞬間、類はそれを逃さず奪い去りました。星名の腰を抱き寄せ、密着した体から伝わる鼓動に、星名は抵抗する術を失っていました。
翻弄される「妹」:暁山瑞希の場合
「えーっ! これ、ボクたちがするまで開かないってこと? 面白そー!」
瑞希は楽しげに笑いますが、星名の肩が小さく揺れているのに気づくと、その表情を少しだけ大人びたものに変えました。
「……星名ちゃん。ボクのこと、見て?」
「……瑞希ちゃん。……あの。……怖い、んじゃなくて。……恥ずかしくて……」
「あはは、知ってるよ。……じゃあ、恥ずかしくないように、ボクがとびきり可愛くしてあげる」
瑞希は星名の髪を耳にかけ、その頬を優しく撫でました。
「ん……ちゅ……」
軽めのキスの後、瑞希は離れようとする星名の首筋に手を回し、今度は逃がさないように深く唇を合わせました。瑞希のテクニックに翻弄され、星名は瑞希の腕の中で力なく崩れ落ちそうになりました。
騎士の強引な献身:天馬司の場合
「……な、なんだと!? この天馬司が、レディに対してそのような無礼な……!」
司は憤慨して扉を叩きますが、やがて星名の不安そうな顔を見て、ハッと我に返ります。
「……星名。……怖い思いをさせてすまない。だが、俺が君をここから出すと約束しよう」
「……司、先輩。……あの。……先輩と、なら。……私、大丈夫……です」
星名が震える声で告げると、司の瞳に熱が宿りました。
「……っ。君は、本当に……。……目を閉じていてくれ。スターの名に懸けて、最高の……そして、一生の思い出にしてみせる!」
司の大きな手が、星名の小さな頭を自分の方へ引き寄せます。力強く、けれど大切に扱うような唇の重なり。星名は司の圧倒的な体温と香りに包まれ、意識が真っ白に染まっていくのを感じていました。
逃がさない包容力:望月穂波の場合
「……困ったわね、星名さん。……本当に、しないと出られないみたい」
穂波は困ったように笑いますが、その目は少しも笑っていません。星名は穂波の「お母さん」のような優しさの中に、時折混ざる執着を感じて身をすくめました。
「……穂波ちゃん。……あの。……恥ずかしい、よ……」
「大丈夫よ。……誰も見ていないし、……星名さんの初めて、私がもらってもいいかしら?」
穂波は優しく星名の腰に手を回し、ゆっくりと距離を詰めます。星名が逃げようとすると、穂波の手の力がわずかに強まりました。
「ん……っ……」
驚く星名の唇を、穂波が吸い込むように深く奪いました。優しくなだめるような舌の動きに、星名はいつの間にか自分から穂波の首に手を回し、甘い溜息を漏らしていました。
鏡合わせの初恋:小豆沢こはねの場合
「あわわわっ! 星名、ど、どうしよう……っ!」
こはねは部屋の隅で真っ赤になり、ハムスターのようにオロオロしています。星名も同じくらい赤くなりながら、泣きそうな顔でこはねを見つめました。
「……こはね。……このままじゃ、……帰れない、よね」
「……っ。……う、うん。私、私……頑張るっ! 星名に、嫌な思い、させないように……っ!」
こはねは意を決して星名の肩を掴み、背伸びをして顔を近づけます。
「……ちゅ……」
一瞬触れただけの唇。でも、扉は開きません。
「……っ。……こはね。……もっと、ちゃんと……しないと。……私が、……リードするね……?」
星名は震える手でこはねの頬を包み、今度は自分から深く唇を重ねました。こはねの純粋な熱が伝わってきて、二人はそのまま床に崩れ落ちるようにして、何度も唇を食みました。
ステージ裏の独占劇:草薙寧々の場合
「……っ。……なんで、あんたと……こんな……」
寧々は毒づきますが、その頬は耳まで真っ赤です。星名は寧々の服の裾をぎゅっと握りました。
「……寧々ちゃん。……私、……嫌……?」
「……! ……嫌なわけないじゃない……バカ」
寧々は観念したようにため息をつくと、星名の首筋に手を回しました。
「……いくわよ。……星名、途中で逃げたりしたら……承知しないから」
威嚇するような言葉とは裏腹に、寧々の唇は震えていました。けれど重なった瞬間、寧々は星名の唇を噛むようにして深く貪りました。星名は寧々の必死な熱に中てられ、涙目で彼女の名前を呼び続けました。
虚無の中に灯る微熱:朝比奈まふゆの場合
「……キスをすれば、開くのね」
まふゆは感情の読み取れない瞳でプレートを見つめ、それから震える星名の肩に手を置きました。
「……まふゆ、さん。……あの、……怖い、んじゃなくて……」
「……怖いなら、目を閉じて。すぐに終わらせるから」
そう言いながら、まふゆは星名の顎を掬い上げ、迷いなく唇を重ねました。冷たい印象の彼女からは想像できないほど熱い吐息。星名はまふゆの空虚な瞳の奥に、自分を求めるような強い執着を感じて、背筋が震えるのを感じました。一度では終わらず、何度も角度を変えて重ねられる唇に、星名はまふゆの色に染められていく恐怖と快感に身を委ねました。
弾ける笑顔と無邪気な略奪:鳳えむの場合
「わんだほーい! キスしたら出られるんだって! 星名ちゃん、ちゅーしよ!」
えむはいつもの元気な調子で星名に抱きつきます。星名は「あ、えむちゃん……っ!」と叫ぶ間もなく、押し倒されるような形で床に沈み込みました。
「えへへ、星名ちゃんのお口、とっても甘い匂いがするよ! いただきまーす!」
チュッ、と軽い音の後に続くのは、予想に反して熱を帯びた、深い吸い付くような口づけでした。
「……えむ、ちゃん……っ。……もっと……」
無邪気なはずのえむの瞳が、今は獲物を見つけた狩人のように輝いています。星名はえむの底知れないエネルギーに飲み込まれ、されるがままに何度も唇を塞がれ続けました。
太陽の熱に焼かれて:花里みのりの場合
「……えええっ!? き、き、キスしないと……っ!?」
みのりは顔を真っ赤にしてパニックになりますが、星名が不安げに裾を掴むのを見て、ハッと表情を変えました。
「……星名ちゃん。私、……星名ちゃんに嫌な思いさせたくないけど……、ここから出られないのも困るよね……」
「……みのりちゃん。……私、……みのりちゃんなら、……大丈夫」
星名が覚悟を決めて目を閉じると、みのりは震える手で星名の肩を抱き寄せました。
「ん……っ……」
一瞬のつもりが、重なった瞬間にみのりの自制心が弾けます。太陽のように熱い吐息と、必死に星名を求めるような深い口づけ。星名はみのりのひたむきな熱量に中てられ、気づけば自分からもみのりの首に手を回していました。
情熱的な略奪と誘惑:白石杏の場合
「なーんだ、そんなこと? ……星名、覚悟はいい?」
杏は不敵に笑い、じりじりと距離を詰めます。星名は杏の放つ自信に満ちたオーラに、蛇に睨まれた蛙のように動けなくなりました。
「……杏、ちゃん。……あの。……心の準備、が……」
「準備なんていらないよ。……全部私に任せて」
杏は星名の顎を指先でクイと持ち上げ、強引に唇を奪いました。驚いて開いた星名の口内に、杏の熱が滑り込みます。翻弄され、息が続かなくなるまで深いキスを繰り返され、星名は杏の腕の中でぐったりと力なく預けられるしかありませんでした。
太陽の強引な「おまじない」:天馬咲希の場合
「わわわっ! ちゅーしないと出られないなんて、マンガみたい! ……ねぇ星名ちゃん、私と、しよ?」
咲希はいつもの明るさで誘いますが、その距離感はいつもよりずっと近く、逃げ場をなくすように星名を壁に追い詰めていました。
「……咲希ちゃん。……心の準備、が……っ」
「準備なんていらないよ。……ほら、私だけ見て。星名ちゃんの『初めて』、私が可愛く彩ってあげる!」
咲希は星名の顎をクイと持ち上げ、いたずらっぽく笑ってから唇を重ねました。
「ん……ふ……っ」
驚く星名の口内に、咲希の情熱的な熱が滑り込みます。翻弄され、涙目で縋り付く星名を楽しそうに見つめながら、咲希は扉が開いた後も、名残惜しそうに何度も啄むようなキスを繰り返しました。
静かなる略奪と情愛:青柳冬弥の場合
「……困ったな。星名にこのような破廉恥な真似を強いるとは、この部屋の主は相当な悪趣味だ」
冬弥は真剣な顔で壁を調べますが、扉はびくともしません。星名は冬弥の背中を見つめながら、意を決して彼の服の裾を掴みました。
「……冬弥くん。……私、……冬弥くんなら、……いいよ」
「星名……。だが、これは君の意思ではない。無理をさせるわけには……」
「……無理じゃない。……お願い。……彰人には、……内緒にしててね」
冬弥は短く息を呑み、膝をついて星名と目線を合わせました。大きな手が星名の頬を包み込み、ゆっくりと、慈しむような、けれど逃がさないという強い意志を宿した接吻が交わされました。星名は冬弥の清潔な香りと熱に包まれ、その腕の中で力なく震え続けました。